コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

理解不能の悲しい結末

2013年05月07日 | 来し方 行く末
大それたタイトルだけど

大したことありましぇん…

ウチの姉弟の話でございます




典型的月給取りの専業主婦であった母

ある日 上の子供が就職

母にとって 初めての社会人育成…

ところが…

姉の就職先は 「出版業界」!!!

それも 当時バリバリ全開の

いまでも その名前を知らん50代以上はいない

と言って 過言ではない雑誌の編集に勤めてしまった…

知る人ぞ知る 出版業界…

朝から仕事しているヤツなんかいない…

仕事は早くて昼過ぎから始まって

遅ければ 朝帰りがアタリマエ~!

当然 締め切り間際は 泊まり込み~!

タクシーチケットを バンバン使って帰ってきて

月給は ビックリする額が入ってきてた




そんな 非常識な会社なんてない!

絶対 遊び呆けてるに違いない!

そう信じて疑わない母は

「ハタチやそこらの嫁入り前の娘に 

     そんな仕事させる会社なんか辞めなさい!」

と 姉を追いつめておりました…

ファッション好きが「ヴォーグ」の編集に入ったようなモノなので

辞めるわけがない…



当然の帰結として

金も持ってるから 家出・・・

別に住みますよね

もう 立派に社会人なんだから…




それ以来 母娘は 同居することはないまま

今に至るわけで ございます




コレは 当然 ワタシの時も同じでありまして

ワタシはハタチ前に田舎大学の学生として別居しておりましたが

就職で帰京し 2年ほど月給取りをしました

そこを辞めて 今の稼業へ転身したのち結婚

そして 満を持して 自営業として独立する

という

月給取りの嫁には 完全理解不能の環境変化

姉の時よりも 

逆に抵抗すらも不能だったようでしたね

コチラも聞く耳 持たなかったし

きっと 今も わけワカラン状態と思います

寿限無 とかいて 「じゅげむ」 と読む

その意は

目出度いこと 限りなし



現実を突きつけての親離れ

ワタシら 姉弟揃って 親不孝限無 だな~









コメント
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