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飛行機のエアバッグ

2013-01-26 11:59:44 | Essay
 登場したら早速乗ってみたいと、心待ちにしていたボーイングB787。トラブル続きのため、運行を中止してしまった・・。安全の為なら仕方ないだろう。

 堕ちたときの損害の大きさを考えても、飛行機は安全と切り離して考えることは出来ないが、昨年、海外に行く機会があり、JALのプレミアムエコノミーに乗った時のこと。
エコノミークラスの座席をほんのちょっと広くして、食事がすこし良くなるくらいのクラスなのだが、
一番驚いたのがシートベルトにエアバッグが組み込まれていたことだった。



 以前、飯塚訓氏の「墜落遺体」という本を読んだことがある。
著者はJAL123便日航機墜落事故で群馬県警の身元確認作業責任者だった方。
多数の検死を行った筆者は、腰のシートベルトが起因と思われる下腹部からの切断、内蔵の損傷を多く目にしたという。
御巣鷹山の事故でも、墜落当初は生存者もさらにいたと言われているし、シートベルトにエアバッグを組み込むことで、
生存の確率も上がると思われる。
すべてのシートベルトがエアバッグ付きになる日も、そう遠くはないのかもしれない。

 いろいろ調べていたら、航空機用エアバッグの動作の様子を収めた動画もあった。
Amsafe - How Seatbelt Airbags Work


 むかしから子供ゴコロに夢想していたのだが、墜落時に個々の座席をまるごとコクーン状のカプセル風に包み込んで、
衝撃を和らげるような機構は開発出来ないものなのだろうか。
Gやら衝撃の強さを考えると、あまり意味が無いのか?物理が苦手だった僕にはよくわからない。
とにかく空の安全を願う次第である。

 参考までにプレミアムエコノミーの機内食↓


 正直、エコノミーと比較してもあまりコストパフォーマンスが良いとは言えない、プレミアムエコノミー。
座席も少し広いそうだが、体感ではそれほど変わらない。
大きな利点としては、サクララウンジが使えるくらい。
そんな中、ひっそりとシートベルトの安全性は搭乗クラスで別れている事を知ったのであった。

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