世界の中心で、哀をさけぶ

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スターリングラード

2005-07-31 23:37:47 | Essay
スターリングラード―運命の攻囲戦 1942‐1943

朝日新聞社

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 凍てつく1942年の冬の東部戦線。
ドイツ・ソ連の前線の惨状を淡々と描いた本。

ひたすら史実が描かれているのだが、不思議と本に引き込まれていく。
いつの間にか、じめじめした酷暑の東京から、全ての生き物が凍てつく、極寒のスターリングラードに心は飛ぶ。
餓えに苦しみ、骨と皮になっていくドイツ兵。
怒りに燃えるソ連軍の残虐行為。
久々に読んだノンフィクションだった。
平和で安全な世界で読む戦争の本。思いは複雑だ。


**関連書籍**

こっちは小説。
デイビッド・L・ロビンズ作 「鼠たちの戦争」
ソ連の狙撃兵、ザイツェフ、ドイツの一兵卒ニッキなど何人もの視点で、
過酷なスターリングラード攻防戦を描いた小説。
映画「スターリングラード」もノベライズになっているが、
あの本もこれを元に書かれていると思う。

トマス・ハリスに近い感じの文を書く作家。
淡々とした文ながら、印象深い。





マニュアル車

2005-07-31 20:46:23 | Essay
アイルランド行きにそなえて、鮫洲に行って国際免許証を取ってきた。
心配の種は現地のレンタカー。
日本と違い、マニュアル車の比率が高いらしくAT車が無い場合もあるらしい。
教習所を出て3年。免許こそマニュアルで取ったものの、それ以来マニュアル車にのっていない。運転できるのだろうか?
クラッチの使い方なんてすでに忘れてしまった気がする。

おまけに、海外のレンタカーは25歳未満だと余計なチャージがかかるらしい。
滞在予定の次の週には25になるのに・・・・。
おまけしてもらえないかな。。

 仕事は先週で峠を越えた。今週は出勤こそするものの、のんびりした日々が続く予定。
ジム・読書・まったり飲み。
この3点セットでゆるゆる過ごそうと思う。

久々更新

2005-07-23 01:54:46 | Essay
 いかんせん、忙しすぎた。
まだまだ、仕事のピークまっただ中。
ただ、夏休みを待つのみ。

ずっと行きたいと思っていた、アイルランド。
航空券を買ったが、高い・・・。
お盆の時期=いちばん航空券が高い時期の一つだったのか・・。
はあ。宿泊分の予算も航空券だけで無くなってしまった。
学生なら、一番安い時期をねらっていけるが、お金がない。
社会人はお金はあるが、時間がない。
うまくいかないものである。

 久々にのった金曜日の京浜東北線の終電。
山手線との接続が遅れ、駅に20分ほど停車。
車内は地獄絵図のよう
うつらうつらしながら、つり革をつかみ損ね、
背面飛びと見まがわんばかりに後傾し、ひっくりかえる寸前のおじさん。
耐えきれずにホームにおり、べったりと座り込む人たち。

金曜の夏の夜。
日本は、なんだかんだいっても平和だ。

羊たち

2005-07-03 22:39:14 | Essay
 昨夜、「ハンニバル」
今夜、「レッド・ドラゴン」と立て続けに、トマス・ハリス原作の映画を観た。

小説「羊たちの沈黙」に始まり、この三部作のトマス・ハリスの原作は、すばらしい。
突き放すように言い切る文体なのに、含みがあるというか、余韻が残る印象深い文を書く。

映画もなかなか楽しめた。