こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

立憲フェスを経て

2018-10-01 15:33:52 | #立憲ボイス
9月30日、立憲民主党の初となる党大会「立憲フェス」が開催されました。
党大会自体は、ある程度政党が大きくなければ成り立たないものですし、パートナーズが1500名集まったという規模感も
今後の党運営にとってはプラスに働くのだと思っています。
フェスで枝野代表は、「野党第一党である私がポスト安倍だ。今すぐ政権交代には内実が伴っていないが、
必ず伴った状況をつくり政権を担う」と力強いスピーチをしたようです。

私個人としては、このスピーチは大歓迎。
現時点で、日本のあるべき姿を作ってくれるのは枝野代表だと思っているので、その代表が枝野総理への想いを
語ってくれたのはある意味でホッとしました。
というのも、やはり臨時国会の戦い方や選挙体制、政策提起などを見てみても、本当に立憲民主党が政権を担う気があるのか。
その覚悟がまったく見えなかったからです。

昨年末の衆院選時には確かにあった立憲への支持。それが今は失われつつあります。
支持率はおおむね、15%から6,7%へ下降。枝野代表の内閣不信任案演説のあと微増しましたが、再び下降。
地方選などでは擁立・推薦した候補が次々当選を決めていますが、現実の支持率は下降の一途をたどっていました。

立憲民主党は、当時の社会党化しているー。
支持率が低いくせに、熱狂的な支持者はなぜあんなに堂々とネットで息巻いているのかー。

先月から始めたtwitterで、私は積極的に立憲に対しての想いをツイートしているのですが、
#立憲ボイスに寄せられた、反立憲の方からのコメントを見ると、上記のような意見がまま見られます。

当時の社会党化しているー。という批判は私は当たらないと思っていますが、
支持者はそう思っていても、反立憲の方や無党派の方からそう思われてしまっては、それは事実となりえます。
つまり、万年野党。何でも反対。政権担当能力なし、という痛烈なバッシングです。
実際は政府提出法案に対し、きちんと対案も出していますので、何でも反対の誹りはあたりません。
「もっとこうした方が良いよ」と案を出しているわけですから、与党はその審議に応じるべきでしょう。
しかし、数を背景にそれは叶いません。その事態を作ったのも野党ですから、これは真摯に受け止めるべきです。

後者の、支持率が低いくせに、熱狂的な支持者はなぜあんなに堂々とネットで息巻いているのかー。という批判。
これは最初、支持者ってそういうものでしょ?と不思議に思って受け流していたのですが、
Twitterをやっているうちに、言い方は悪いですが、その意味が気持ち悪いくらいによく分かりました。
ある種、立憲の議員の皆さんをアイドル化して、お祭り騒ぎで内輪で盛り上がり、イデオロギーによる主張を繰り返す風潮が、
どうも一部の熱狂的な支持者の間で見られます。
これは反立憲の方は嫌悪感を抱くでしょう。「安倍首相万歳」の方々を見ていて私たちが嫌悪感を抱くのと同じように。
しかもそれが政権を取る前の、弱小野党の時からこうなのですから、政権を仮に獲った時、どうなるか想像がつきません。

ただ単に、熱狂的な支持者の盛り上がりが気持ち悪いと感情的な事を言っているわけではありません。
それがネックとなり、例えば支持政党であっても、「間違った事をすればきちんと追及し責任を取らせる」
「具体的な政策提言を行い、その具体化を政党に求め、あるべき日本社会の形成のために政党を使う」という本来の目的が
損なわれてしまう危険性が大いにあるから問題だ、と言っています。

私も、先月は「立憲フェス」に絡みたいと思い、地元である滋賀県の立憲支持者のコミュニティにtwitter上ですが
顔を出すようになりました。その際に感じた違和感は、まさに反立憲の方が抱いた嫌悪感とほぼ同じものだったように思います。
政治の話は、政治から興味のない人からするとどうでもいい事だし、団体や集会を見ると気持ち悪がられて避けられる可能性が高いです。
それを払拭しようと、たとえばお笑いを混ぜたり、歌をうたったり、パフォーマンスをしたり、議員をアイドル化したり、
様々な取り組みで無党派・一般国民にすり寄っていこうとしているのですが、それは熱狂的支持者のただの傲慢です。
そんなことを国民は求めていないし、「立憲って支持率低いのに、勝手にお祭り騒ぎしていて気持ち悪い」となるわけです。

語るべきは政策です。そして実行。そして選挙に勝つこと、なのです。

ここの決意が立憲には欠け、ある意味で社会党化し、万年野党としての地位を得て安心しているのかと思い初めていました。
それならば、支持する理由はなくなるわけです。そして、ここが立憲の支持率が低下した最大の理由なわけです。
そういう批判を受けてか知らずか、枝野代表は「政権への想い」を立憲フェスで高らかに宣言した。これは大きいと思います。
草の根とは何なのか、地域に本当に根差しているのか、政権を取るために足りないものは何なのか。
立憲の議員は真摯に自分を見つめなおすべき時期にあります。
そして、熱狂的な支持者はイデオロギーではなく、お祭り騒ぎして盛り上がっている場合でもなく、政策を語るべきです。
あなた方が立憲に求めているものは何ですか?ただ単に「安倍政権・反対!」ですか?
そんなシュプレヒコールは立憲の支持率を下げるだけです。早々に退散してください。
立憲民主党が政権を取るために必要なのは、政策です。

語るべきは政策。そして実行。
お祭り騒ぎは立憲フェスを機に、ぜひ止めて、本当の政治を語りましょう。


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