「アシェットデセールの世界⑪」カカオとバナナの温かいエクレール~短歌と写真で綴る世界文化紀行
私はアシェットデセールが大好きです。デザートのことかな、と予測ができてもデセールの特徴について分からない方も多いでしょう。今回はデセールの意味や種類について説明し、デセールの例をご紹介します。まずはデセールの意味についてご説明します。「デセール」とはフランス語でデザートのことをいいます。「dessert」は英語で食後のデザート(お菓子などの食べ物全般)のことを指しますが、フランス語では「デセール」と読み、同じくデザートという意味です。フランス料理ではデザートを提供する前にテーブルの上を1度きれいにし、デザート用のカトラリーが用意されその準備が整ってから初めてデザートが提供されます。「食事を片づけること」をフランス語ではデセール(dessert)と言い、これがデザートを意味するデセールの語源と言われています。なおアシェットは皿盛りを意味します。
口語短歌
「カカオとバナナの温かいエクレール」のデザート
「厨房のまかないデザート食べ方を 見事に昇華アイスの表現」
焼きたてのシュー生地に冷たいクリームを搾って食べる、そんな厨房のパティシエしか食べることのできない1番美味しい食べ方をデザートに昇華させました。トンカ豆やカルダモン、タイムの香りと共に、シングルオリジンのフルーティーなカカオとキャラメリゼしたバナナ、カカオパルプのアイスの組みあわせです。
製作者
「ショコラトリーアンドバーロンポワンバイヒロフミタナカマル)田中丸 博文氏
熊本県の和菓子屋に生まれ、洋菓子の道を志す。エコール辻東京に在学中、フレンチレストランで住み込みのアルバイトをはじめ、一流のおもてなしやバーの世界を知る。都内洋菓子店で修業後、<タントマリー><パティスリーQBG>を経て渡仏。<MORIYOSHIDA>や1ツ星のレストランで経験を積み、帰国後<パティスリーQBG>のシェフショコラティエに就任。2022年中野坂上にて自店<ROND-POINT>を開業。蜂蜜、ハーブ、スパイスなど植物の使い方、バーテンダーやバリスタの知識、テクニックなどを使い素材の香りを活かした菓子作りを得意とする。
参照
https://delishkitchen.tv/articles/996
https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/france_02_50