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ミラノのドゥオーモ大聖堂は聖母マリアに捧げられた世界最大級のゴシック建築です。総面積は1万1700㎡(全長157m、幅92m、高さ108m)もあり、ゴシック建築の大聖堂としては、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさです。建築は1386年、完成したのは、ナポレオン最盛期の1813年の事でした。実に500年近くの歳月が費やされています。2004年から2008年にかけては、長年のダメージや変色を修繕する大改修工事も行われ、現在の美しい姿を取り戻しました。現在のドゥオーモでは、大聖堂の内部見学はもちろん、テラスに登って彫刻や景観を楽しむ事ができます。
ドゥオーモ大聖堂とは
口語短歌
「天を突く 大聖堂は ミラノ市に ゴシック建築 粋を集めて」
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ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)の西側にあるファサードは、ドゥオーモ広場に面して堂々と聳え立っています。ドゥオーモを正面に左手側に見えるのは「ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガレリア」です。こちらも見事な建造物です。ドゥオーモのファサード建設は、聖堂内部の装飾も手掛けた建築家「ペッレグリーノ・ティバルディ」の指揮の下で16世紀末に開始されます。しかし、彼が造る事ができたのはファサード下部のみでした。その後、数回にわたる設計案変更や中断を経て、最終的には建築家「カルロ・アマーティ」と「ジュゼッペ・ザノイア」が1813年に完成させました。
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ファサードの建築材料である美しい白大理石は、マッジョーレ胡近くのカンドリヤ採掘場で採れたものが使用されています。当時は水路を通って大聖堂近くの港まで運ばれました。
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カンドリヤの大理石は特有の美しい白色を表現できる反面、非常にデリケートな素材です。大気によって灰色に変色しやすく、劣化が進行すると粉々に壊れてしまいます。そのため、ドゥオーモの起源と共に発足した管理委員会によって継続的な管理と修復が行われています。数世紀に渡るドゥオーモの建設プロジェクトには、多くの芸術家たちの技術の粋が結集されています。壁や柱は、歴代の名だたる彫刻家たちが手がけた詳細な彫刻群で埋め尽くされています。
「大聖堂内の見どころ」
口語短歌
「巨大な ミラノドゥオーモ 身廊は ラテン十字で 驚異の高さ」
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ミラノのドゥオーモは、5つに分かれる身廊、翼廊、後陣から成るラテン十字型の大聖堂です。一度に最大4万人を収容する事ができるそうです。大聖堂の5つの身廊は、1年の週数と同じ52本の柱で隔てられ、天井はゴシック建築特有の交差リブヴォールトと尖頭アーチ(先端が尖ってるアーチ)で支えられています。
「ステンドグラス」
ドゥオーモの側廊や後陣の大窓は色鮮やかなステンドグラスで飾られ、旧約聖書や新約聖書、聖母マリアのエピソードなどが描かれています。本大聖堂のステンドグラスは、製作年にバラつきがあるのが特徴で、古いものだと15世紀〜16世紀まで遡ります。この時代のものは予め着色したガラスペーストをパズルの様に組み立てて製作されています。
口語短歌
「息を飲む 色鮮やかな 色彩は ステンドグラス 聖書を描く」
この大聖堂で最も美しいステンドグラスは後陣(再奥部)の大窓を飾る3枚です。写真では一番左側のステンドグラスが隠れてしまっております。この3枚のステンドグラスは、元々15世紀につくられたものを新たに19世紀に作り直したものです。製作は、ステンドグラス作家のベルティーニと彼の息子らが手掛けました。まずは「新約聖書」の物語が描かれている後陣右側のステンドグラスからご覧ください。
全体
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続いて中央の「黙示録」が描かれたステンドグラスです。上の一部にだけ15世紀のオリジナルが残っているそうです。恐らく左上6枚の水色ぽっくなっている部分だと思います。
全体
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部分拡大
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この後陣中央のステンドグラスの上部には「正義の太陽」と呼ばれるステンドグラスも飾られています。この太陽はミラノの領主「ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ」 家のシンボルでもあります。
写真
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最後は左側「旧約聖書」を描いたステンドグラスもご覧ください。
全体
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部分拡大
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参照
https://amazing-trip.xyz/t-blog/cathedral/
https://amazing-trip.xyz/t-blog/duomomilano-highlights/
「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「セントセシリア」2021年10月7日撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/60/f4278af1b53a85aba10d9de6769f31ec.jpg)