美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

2019修学旅行日記〜美術館鑑賞特集の2日目について〜

2019-04-27 22:00:09 | 日記
4月21日(日)〜24(水)、東京方面への修学旅行でした。
今回は班ごとの自主見学で「美術・建築」カテゴリーを担当し、横浜美術館と六本木ヒルズ森美術館へ行かせてもらいました。
4月22日(月)。休館日の美術館が多かったので、生徒たちが選んだのは、横浜美術館、森美術館、21_21デザインサイト。
午前は6人の生徒と横浜美術館へ。

https://yokohama.art.museum/special/2019/MeetTheCollection/
企画展の解説はもちろん、それ以外にも美術館とは?美術館で働くこと・働く人などを色々教えて頂き、ここまで丁寧に対応していただけるとは思っていなかった生徒たちはみんな恐縮しつつも大満足。

教科書で見た作品、学生の頃に本で見た作品、現代活躍する作家たちの作品などなど沢山解説付きで見せて頂き、美術教師も大満足でした。
「予定変更して、もっとここに居ることできますか?」と聞いてくる生徒も出るほどだったので、ほんと来て良かったなという感じでした。
担当して下さった学芸員さんも、最初にお会いしてからお別れまで全てにおいて非常に丁寧で、最後は駅の改札まで案内してくださったので、もう感謝しかありません。本当にありがとうございました。

午後は六本木ヒルズ森美術館へ。

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2019/
こちらは「飛び出す学校ツアー」というスクールプログラムに20人の生徒と参加。

現代美術に生で触れる機会が少ない弘前の生徒たちにとって、楽しい企画展でした。
美術教師としては嬉しい機会となりました。
現代美術は中学生にとっては理解が難しいものですが、イヤホンを付けて学芸員の方の案内・解説を聞きながらの鑑賞だったので、本当に分かりやすい!
午前の横浜に引き続き大満足でした。

21_21へは時間が合わず行けませんでした…。残念。

さて、両方の美術館の学芸員さんが共通して触れていたのが「弘前の現代美術館」について。
来年春オープン予定なので、美術の授業でも少し宣伝してましたし、美術室にもパンフレットのようなものを掲示してました。
「美術関係者の中では今注目されてるんですよ。」と話して下さってましたので、なんだか嬉しかったです。とともに、生徒たちに宣伝しておいて良かったーとホッとしました。…生徒がキョトンとしてるようだと、ちょっと気まずいですからね。

いやー、楽しかったです。

しかしどうなんでしょう?自主見学というほぼ1日都会に放ちっぱなしになる企画。横浜の美術館の方には事前の電話で「無謀では?」と心配されましたし、生徒たちは慣れない環境での活動で疲弊し、鑑賞途中でダウンしてしまったりと、プログラムに課題は残ります。
旅行社の方に聴くと、青森県内の中学校では自主見学を実施している学校がほとんどのようです。
不測の事態が起こってしまうと、対応が非常に苦しい企画ですから、全国的にはみんかどうしてるのかなー?と疑問に思ったりしました。

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