週末の休日を楽しみに生きている今日この頃。
最近は足が遠のいていた美術館に行ってきました。
さすがにこれは見逃すわけにはいかない。
兵庫県立美術館
森村泰昌なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術
2011年1月18日[火]~4月10日[日]
東京から巡回して、最後に回ってきたのが兵庫県立美術館。
森村さんは大阪出身の超有名作家ですが、
関西で展覧会はすごく久しぶりな気がします。
作品は内容から4種類に分類し、
それぞれのモチーフの写真と映像作品の組み合わせというもの。
興味を引いたのは「三島由紀夫」と「ヒットラー」の映像作品。
三島由紀夫をモチーフにした映像作品では、
海外アートシーンによって日本の美術が脅威にさらされていることを、
声高々に「立ち上がれ」と演説しています。
2006年に制作されたとはいえ、
現在の問題を適確にとらえていて、
このままでいいのかと自ら奮起される気持ちになり、非常に魅力的でした。
また、ヒットラーの作品は
喜劇王チャーリー・チャップリンの「独裁者」をモチーフにしたもの。
偽ヒットラーに扮した森村さんが入れ替わり立ち代わり、笑わせてくれます。
森村さんの映像作品で特徴的と感じたのは、
オチをつける作品であるということ。
美術系の映像作品は、
ドキュメンタリー的だったり、
心象風景のような画を延々繰り返すというものが多いのですが、
森村作品はちゃんとオチをつけて終わってくれます。
まるで落語を見ているようで、
心地よく次の部屋に進めます。
森村さんに関西の匂いを感じた瞬間でした。
***
小休止
***
土曜日の昼に訪れたのですが、お客はまばら。
おかげで映像作品を独り占めできました。
また、兵庫県での展示では小企画として、
「その他」のチカラ。-森村泰昌の小宇宙- (※3月13日[日]まで)
を常設展示室で同時開催しています。
こちらは森村さんの熱心な関西の収集家O氏の作品と
美術館の所有している作品を合わせて約80点を展示しています。
かなり昔の森村作品が拝見できますので、
貴重な経験になると思います。
最近は足が遠のいていた美術館に行ってきました。
さすがにこれは見逃すわけにはいかない。
兵庫県立美術館
森村泰昌なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術
2011年1月18日[火]~4月10日[日]
東京から巡回して、最後に回ってきたのが兵庫県立美術館。
森村さんは大阪出身の超有名作家ですが、
関西で展覧会はすごく久しぶりな気がします。
作品は内容から4種類に分類し、
それぞれのモチーフの写真と映像作品の組み合わせというもの。
興味を引いたのは「三島由紀夫」と「ヒットラー」の映像作品。
三島由紀夫をモチーフにした映像作品では、
海外アートシーンによって日本の美術が脅威にさらされていることを、
声高々に「立ち上がれ」と演説しています。
2006年に制作されたとはいえ、
現在の問題を適確にとらえていて、
このままでいいのかと自ら奮起される気持ちになり、非常に魅力的でした。
また、ヒットラーの作品は
喜劇王チャーリー・チャップリンの「独裁者」をモチーフにしたもの。
偽ヒットラーに扮した森村さんが入れ替わり立ち代わり、笑わせてくれます。
森村さんの映像作品で特徴的と感じたのは、
オチをつける作品であるということ。
美術系の映像作品は、
ドキュメンタリー的だったり、
心象風景のような画を延々繰り返すというものが多いのですが、
森村作品はちゃんとオチをつけて終わってくれます。
まるで落語を見ているようで、
心地よく次の部屋に進めます。
森村さんに関西の匂いを感じた瞬間でした。
***
小休止
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土曜日の昼に訪れたのですが、お客はまばら。
おかげで映像作品を独り占めできました。
また、兵庫県での展示では小企画として、
「その他」のチカラ。-森村泰昌の小宇宙- (※3月13日[日]まで)
を常設展示室で同時開催しています。
こちらは森村さんの熱心な関西の収集家O氏の作品と
美術館の所有している作品を合わせて約80点を展示しています。
かなり昔の森村作品が拝見できますので、
貴重な経験になると思います。