昨年の続きです。
どれだけ更新していなかったか・・、冷や汗ものです--;
いずれも関西を代表する企画ギャラリーらしい力の入った展覧会でした。
MORI YU GALLERY
玉ノ井哲哉「「夢を見ない午後…」
2009年11月28日[土]~12月26日[土]



スイーツのパーツが組み合わされたオブジェと、それが登場するイメージフォトの作品展。
昨今人気のあるスイーツモチーフアクセサリーしかり、乙女チックしかり、
非常に時代に密着した作品だと思います。
柔らかく甘さを想像させるオブジェはチェーンソーや鈍器になり、
額縁の中に物語となって登場します。
今の若者の言葉を借りれば「カオス」「シュール」と言わしめるでしょうが、
その言葉の実感が伴わない表現にどれほどの価値を見いだせるのでしょうか。
それが定着し重みを感じるまでには、苦みが少し足りなかったのかもしれません。
ギャラリーノマル
大西 伸明展 -Chain-
2009年12月19日[土]~2010年1月23日[土]



画面一杯のバナナが変色していきます。




真っ黒に変色したバナナのなかに、変化しないものが紛れています。
ディスプレイに映された2次元の映像からは、その本物と偽物が見分けがつきません。
目の錯覚ではなくて、今見えているモノには判断要素があらかじめ用意されていない。
その中で、私達はしたり顔で日常生活を送っているということそのものが、
既にコンセプチュアルだと感じさせます。
studio J
Akikazu Iwamoto Exhibitions
2009年12月2日[水]~12月26日[土]




人間の体を持ったキャラクターが画面全体に奔走している絵画。
色や構図からは作家の絵画に対するイメージが惜しみなく注がれています。
作家曰く、今回頻繁に登場するキャラクターはおそらく自画像であるとのことでしたが、
なるほど一見その飄々とした人柄がキャラクターのイメージに重なるようでした。
しかし、「作品の描き方を毎回忘れてしまう」と話すその言葉の端々には、
苦悩して制作を続けている様も感じられました。
自由奔放に見えて、その生き方を必死に模索し続けているように、
作家も観客もそのキャラクターになぞらえて、
必死さを取り戻せと言わんばかりです。
MORI YU GALLERY
〒606-8357
京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19
http://www.moriyu-gallery.com/v3/index.php
ギャラリーノマル
〒536-0022
大阪市城東区永田3-5-22
http://www2.nomart.co.jp/index.html
studio J
〒550-0013
大阪市西区新町3-14-8
http://studio-j.ciao.jp/
※ご紹介した作品画像は、当ブログに掲載すべく撮影させていただきました。
個人管理のブログにも関わらず、
快諾していただいた各ギャラリー様のご厚意に、心より感謝致します。
どれだけ更新していなかったか・・、冷や汗ものです--;
いずれも関西を代表する企画ギャラリーらしい力の入った展覧会でした。
MORI YU GALLERY
玉ノ井哲哉「「夢を見ない午後…」
2009年11月28日[土]~12月26日[土]



スイーツのパーツが組み合わされたオブジェと、それが登場するイメージフォトの作品展。
昨今人気のあるスイーツモチーフアクセサリーしかり、乙女チックしかり、
非常に時代に密着した作品だと思います。
柔らかく甘さを想像させるオブジェはチェーンソーや鈍器になり、
額縁の中に物語となって登場します。
今の若者の言葉を借りれば「カオス」「シュール」と言わしめるでしょうが、
その言葉の実感が伴わない表現にどれほどの価値を見いだせるのでしょうか。
それが定着し重みを感じるまでには、苦みが少し足りなかったのかもしれません。
ギャラリーノマル
大西 伸明展 -Chain-
2009年12月19日[土]~2010年1月23日[土]



画面一杯のバナナが変色していきます。




真っ黒に変色したバナナのなかに、変化しないものが紛れています。
ディスプレイに映された2次元の映像からは、その本物と偽物が見分けがつきません。
目の錯覚ではなくて、今見えているモノには判断要素があらかじめ用意されていない。
その中で、私達はしたり顔で日常生活を送っているということそのものが、
既にコンセプチュアルだと感じさせます。
studio J
Akikazu Iwamoto Exhibitions
2009年12月2日[水]~12月26日[土]




人間の体を持ったキャラクターが画面全体に奔走している絵画。
色や構図からは作家の絵画に対するイメージが惜しみなく注がれています。
作家曰く、今回頻繁に登場するキャラクターはおそらく自画像であるとのことでしたが、
なるほど一見その飄々とした人柄がキャラクターのイメージに重なるようでした。
しかし、「作品の描き方を毎回忘れてしまう」と話すその言葉の端々には、
苦悩して制作を続けている様も感じられました。
自由奔放に見えて、その生き方を必死に模索し続けているように、
作家も観客もそのキャラクターになぞらえて、
必死さを取り戻せと言わんばかりです。
MORI YU GALLERY
〒606-8357
京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19
http://www.moriyu-gallery.com/v3/index.php
ギャラリーノマル
〒536-0022
大阪市城東区永田3-5-22
http://www2.nomart.co.jp/index.html
studio J
〒550-0013
大阪市西区新町3-14-8
http://studio-j.ciao.jp/
※ご紹介した作品画像は、当ブログに掲載すべく撮影させていただきました。
個人管理のブログにも関わらず、
快諾していただいた各ギャラリー様のご厚意に、心より感謝致します。