基本は汎用旋盤にあり

―電磁弁部品・ステンレス精密切削加工を得意とする株式会社ミヤギ―
こんばんは。
神奈川県小田原市の電磁弁部品加工を得意とする株式会社ミヤギ 営業の武田です。

あるテレビ番組で砲丸の玉を汎用旋盤で製作する会社の紹介を見ました。７５歳であるにも関わらず、未だに現役で毎日汎用旋盤と向かい合っているそうです。

砲丸の玉の製作で一番重要なことは『重心』だそうです。ＮＣ旋盤では形は作れても微妙な調整は出来ず、やはり汎用旋盤でないと製作出来ないとのことでした。

驚いたのはワークを見つめながらの加工ではなく、目を閉じて加工しながら音だけで判断して製作されることです。
『１０年やれば誰でも出来るようになる、体と機械が一体化する』と仰ってました。まさに職人です。

便利な世の中になっていく反面で機械操作ばかりに取り組み、どこか感覚的なモノ作りが忘れ去られているのではないかと思います。

手に伝わってくる感覚・切粉の厚みや切粉の出方・加工時の臭いや主軸回転数と切り込みと送りのバランス等、汎用旋盤だからこそ感じ取れる感覚があると思います。

ＮＣ旋盤の教育訓練のみでなく、基本である汎用旋盤の教育訓練も取り入れていきたいと思いました。
今後とも電磁弁部品加工のミヤギを宜しくお願い致します。


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