日本、アジアを見てみよう

ニュースなどを取り上げて解説とか自分の考え意見を書こうと思います

日本と中国 情報統制の問題

2005-11-07 00:01:29 | 中国
 4月に激しい反日デモがあった中国で、10代の若者は日本にどんな印象を持っているのか。現地の高校生向け英字新聞が実施した調査の結果を見て、思わずのけぞってしまった
▼厳しいというより、意外な結果だ。何とトップは「好戦的」。2番目の「近代的」は理解できるが、これに「侵略的」「信頼できない」などが続く。まるで時代が何十年も逆戻りしたかのような感覚だ
▼彼らが最も影響されるというのは本やメディア。この編集姿勢に問題があるのではないか。中国では日本への関心が強いものの、報道されるのは歴史問題や科学技術であり、わが国の平和主義、対外援助などはほとんど取り上げられることがない
▼先日、中国を訪れた際、北京の日本大使館で紹介されたのは日本国憲法の中国語版だった。戦争放棄や政教分離などの理念を市民やメディアに理解してもらう取り組みで、政府開発援助(ODA)の実績表も作成した。情けないことだが、こんなことを一から説明して誤解を解き、反日感情の緩和につなげていくしかない
▼中国側にしても反日感情の改善はある意味で緊急課題。過激な反日デモ、サッカー試合で日本選手への激しいブーイングが起こったことで国際社会から白い目で見られた。3年後には北京五輪が控えてもい北斗星
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ドイツとポーランドというのは比較的外交関係、国民感情なども戦後から穏やかな状態がつづいています。しかしながら日本と、中国の関係と言うのは年を経るごとに経済において相互依存を強めながらも外交関係が悪化してると思うのは私だけではないでしょう。「政冷経熱」これはまさしく今の状況を端的に示しています。
なぜ、ポーランドとドイツにできて日本中国はそれが依然できないのか?その一因としてこの
記事にもあるように中国の人たちは極めて偏った情報を知らない、と言う点です。なぜ伝わらないのか?それは中国共産党による一定のフィルターがかけられているからです。
今回は割愛しますが金盾プロジェクトなどがそれにあたります。

好戦的と中国の方々は言っている、日本において確かに一部過激な発言も見られるでしょう、でも過激な発言と言うのは何処の国にも極右、極左いるように何処の国にでもあることなのです。これだけ国際社会が主権国家間の依存関係によって成立している今、本気で日本は好戦的で軍国主義の道を進んでると真に受けている国民、国家というのはかなり珍しいように思えます。

「民主化されていない国との和解は出来ない」とある教授は言っていました、残念ながら私は
その通りのように思えます。このギクシャクした関係、全面的に日本側を肯定するつもりはありませんが、中国の主張を日本が受け入れたとしても中国が中国である限り、問題の本質の解決は出来ないでしょう。

2 コメント

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TBありがとうございます (愛煙家)
2005-11-07 02:56:03
>「民主化されていない国との和解は出来ない」



私もそう思います。が、かといって中国が民主化したら仲良くなれる、とも思えません。

そもそもあれだけの人口で「民主主義」が可能なのか・・・。

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TBありがとうございます (go2c)
2005-11-07 23:27:31
私自身は中国の事に詳しい訳ではないのですが、何が「中国」なり「中国人」の公式・代表的な考えなのかというのがとてもわかりにくい国ですね。

まあ、日本も他国から見ればそうなのかもしれませんが・・・

日中関係でいうと、相手方に理解されよう、という努力がお互いに欠けているような感じがします。
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