自閉症児〝かいと〟's母のぴろぴろ観察日記。

2002年生まれのかいと君は知的障害を伴う自閉っ子。
そんな彼の毎日を観察日記で残します。

ボクだって晴れのち雹

2023年10月31日 | 母のつぶやき

  前回地元のCSチケットが取れたと浮かれてたけれど、水面下生活をしてたうちに払い戻し事案になり、気付けば日シリには行かれず、キッザNアでのタレントインターン番組を見て「かいと小6時代」を思い出してガチ泣きし(過去記事の中でも未だ人気記事だけども、CSの思い出と事前準備からガチ大変だった苦労が一気に思い出された…)、そしてかいとは何度目かの坊主アタマへ。
  平凡に感じて1日とて同じ日はないなぁと今更ながら思う今日この頃。


  勧告兄さんはあれから変わらずいつも通り出社し、公休日を使って関連会社の見学に行ったり通勤練習をしたり


  「ふっふーーー、オレもうすぐ、有休~~~~(●´ω`●)」


  浮かれまくってロケンローな日々。こんなのに有休やるんなら、いま1か月で1日休みがあるかないかなかいと母に休日を(ノД`)・゜・。と浮かれてる横で思うかいと母(休みが無いのは自業自得だけど)。
  会社見学日にわざわざ坊主頭になりに行って


  「新しい仕事場へのご挨拶だから、気合入れなくちゃね!(^^)!」


  一定世代以上は坊主頭にしたと聞くと「・・・罰ゲーム?何か悪いことしたん??怒られた???」と思うけれど(かいと母含めてオトナ3人ほどかいとに聞いた)、かいと世代だと「気合いだー!」らしい。
  通勤混雑も大したことなく、朝も今よりちょっぴり遅く、仕事内容はほぼ一緒という、自閉症青年に優しい会社と言うことで期待していたかいと母。
  今とは通勤方向が逆なので、それがちょっと気掛かりだったけどそれでも働けるのなら文句なんて(´-ω-`)としおらしくしていたら、昨夕事件は現場で起こった!!!








  「お母さんスミマセン、先方の会社からさっき電話がありましてですね・・・


  今回の採用は見送らせて欲しいとの申し入れでした。。。



  この後も「もとの人数が少ないんで指導で付ける人がいない」とか理由をあと3つくらい聞いたけれどまったく何一つ残っていない!!!
  「不採用」の言葉しか引っかからず、あとは全部ちゅる~んと滑り落ちていく感じ。。。




 うっわーー、また年金の件で役所いかんといけん、健保の扶養に戻さんといけん、定期の払い戻しはまぁいいとして・・・


  ずっとフリーターで家におられるの、すっごいイヤなんじゃけどっ( ;∀;)

  「次の仕事どうしよー?」よりもまず目の前の、まず来週からのことが何より気掛かりだったかいと母orz(-_-)
  何の根拠もないのにそのままスライド就労出来ると信じ切ってたかいと母に・・・アーーンパーーーーーーーンチ(-_-)


  アンパンチどころか色々考えすぎて燃え尽きた灰の如く真っ白になりボー――っと佇んでいたけれど、まずはかいとに伝えねばならないこの事実。
  彼の頭の中では


  「職場見学→通勤連取→あとは実習を1週間程度やる→恐らく面接っぽいの受けてみる→晴れてお仕事へ!(^^)!」


  くらいの流れが出来てたんだと思うけど、それがまさかブチっと断ち切られた事実をかいと母から告げられ・・・・




  「・・・え!?オレ無職になるん!?このオレが無職???」

  それは毎日観察しているかいと母も驚くほどの狼狽っぷり。併せて「・・・ばぁちゃん(かいと母の実母)とおんなじ無職にオレがなるなんて(-_-;)」。
  イヤまて、80のばーさんが無職は至ってフツーじゃろ。。。さすがにそこまで言うてあげんさんなや・・・ヾ(-_-;)

  事実を受け入れることが非常に屈辱らしく・・・珍しく目に涙を溜めてまぁまぁ軽めの暴言を繰り返すかいとさん。
  自閉なのにあんまり引きずらず割と切り替えが早いタイプなんだけど(だから母が付けたあだ名はMr.メゲナーイ&キニシナーイ)、この件に関しては家で約1時間も引き摺った。。。
  普段からカラスよりもカラスの行水なかいとが、15分も湯船につかりブツブツブツブツブツ・・・聞き取れない声でむしゃくしゃを掃き出していたほど(たぶん新記録だと思う)。


  「もう!早くハローワーク行きたい!!!」
  「せっかく職場見学や通勤練習までしたのに・・・くっそぉーーー!!!」

  
  かいと母が魔法使いだとしても僧侶だとしても守り人だとしても・・・何ならスラミチになったとしても・・・残念ながらこればっかりはどうしてやることも出来んのだよ(;´・ω・)
  いつ抜けられるか分からないトンネルをのんびりかダッシュか不明だけど、ケセラセラで歩かないといけないのだよ。。。


  かいと母もマジで病みそうになり、何なら自閉のかいとよりもジクジク引き摺って夕ご飯食べる気失せて、カップ焼きそば流し込むように食べたけど・・・


  「ま、人生そうそうない、オモローな経験か・・・ヽ(^。^)ノ」

  かいと母自身、退職して役所駆け回ったとかハロワ行ったとかいう経験が無いので、ある意味これが初体験(^^♪
  そう考えりゃ経験は無駄にならんよねー、経験させてくれてありがとー!障害者年金申請より随分マシーーー(≧▽≦)←相当あの経験は根深い。。。
 
  なんて思ったらずいぶん気が楽になりましたとさ。
  このご時世なんで1年かかるかもとか数か月でイケるかもとかいろんな意見があったけども、何よりかいと母のココロを更に導いて下さったのは・・・




  支援センター職員さん方の超素早いフォローテクニック(ノД`)・゜・。



  卒業生リストを生かして空きがありそうな職場をピックアップして照会かけてくれたり、有休以降の居場所が確保できるようにとB型作業所の通所あっせんを水面下で直ぐ動いて下さってたり、かいとにもすぐ連絡を直接取ってセンターへとりあえず話を聞きに来るよう手配して下さったり・・・ラジバンダリ。

  卒業してからが大変だと何十回も既に思ったし痛感したけど、さらにこの度ココロに刺さりまくった。。。絶対封印されることなんかないよね?と思うほど突き刺さった。。。





  相談機関、チェキラッチョ。

  正直学校じゃもうダメ。聞いてみようかと一瞬思ったけど、よく考えたら支援学校の先生は卒業させて進路を確認するまでが仕事だから、それ以上聞かれてもね・・・と気づいてそっと受話器を置いたかいと母。
  話を聞いて貰うために身近な人・・・とも思ったけど、イヤイヤイヤイヤ・・・あの人たちに喋ったからって何が解決する??導いてくれる??ヒントをくれる???何なら聞くだけ聞いて壊れたスピーカーになるのがオチじゃん・・・と思い出してこれもそっと却下。
  じゃぁ役所??福祉課??ハロワ??・・・考えるだけ思い浮かべてみたけど、だから何??と一人ツッコミで即終了orz
  支援センターもある意味公的機関みたいなものだけど、卒業したし定着支援でも手厚くしてもらっとるのに申し訳ないなーと思う機関が一番素早く且つ手厚く動いて下さった事実(T_T)
  かいとが珍しく家で荒れた話も職員さんに雑談レベルでしたつもりが

  「それ、すっごいありがたい情報です!聞いといてよかったです!!
   彼の中でも就労に対する意識と上手くいかないことに対する悔しさが芽生えたんですね。今度会って話するときもそういう感情が湧いたことを前提にこちらも話をします!!」


  ・・・そう、かいと母は褒めて貰えることにより成長スピードがぐんと上がり、しっぽ振ってニコニコと頑張るGレトリバータイプなのだ(´艸`*)
  職員さんもかいと同様、かいと母の扱い方をよく心得ていらっしゃる(ベベベン)!!!





  電車見て楽しく帰ってきたかいとに対して一気に荒天模様にさせてしまったかいと母だけど・・・とりあえず歩く道がうっすら見えてきそうなので・・・年末旅行に行けるようがんばろ・・・
  そして「困ったときに相談できる支援機関を知っておくこと」はココロの安定と解決に向けて、ホントに知っておくのが大事なこと!!
  かいと母との約束だよ!!相談相手間違えるとヤバイけど、しゃべりすぎもマズイ時あるけど・・・卒業したらホントにこういう機関が大事なんだからね!!!

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