自閉症児〝かいと〟's母のぴろぴろ観察日記。

2002年生まれのかいと君は知的障害を伴う自閉っ子。
そんな彼の毎日を観察日記で残します。

松原町で逢いましょう。

2023年12月13日 | 母のつぶやき
  一人っ子で普段障がい者と接することも無いからかいとが「知的自閉の見本」であり「標本体」であり「基本形」だと思っているかいと母。
  ただ世の中にはいろーーー・・・んなお考えをお持ちの方がいらっしゃるように、知的自閉の形も人それぞれ。思込みって怖いな~と思うけど、世を知ってくるとかいとみたいなアンポンタン野郎でも「オモロー」に見えてくるから摩訶不思議(^^;

  固定観念にとらわれず、知っていかなきゃなーと思う今日この頃。


  支援センターから「1月から定着支援を受けられることになったので相談員さんと打ち合わせをしてほしい」というミッションを受けたかいと母。
  何のことか正直サッパリ分かってなかったけど、とにかく相談員さんに電話してアポ取って、かいと交えて話をすればいいということを理解したので子供のおつかいと化した次第。
  久しぶりすぎて相談員さんが付いていたことすらも記憶から外れていたほどだったけど、必死にメモしたことを一字一句棒読みで伝えたところ


  「あ~分かりました~( ̄ー ̄)bいつ頃にしましょうかねぇ」


  かいと母はよく分かってないけれど、相談員さんには伝わったらしい(;´・ω・)



  実はかいとは自宅に自分目当てのお客さんが来られることを極端に嫌っており(おそらく今もだと思う)、今回も自宅でも面談は難しいだろうと既に踏んでいた母は支援センターをお借りしての面談の許可を予め取り付けておくというウルトラBを決行していた。以前も相談員さんとの面談は母抜きでセンターをお借りしたことがあったから、甘えさせてもらおうと(^^;

  ただそうなると予定が1日しか合わなかったため、かいと母が突如思い付きで提案したのが・・・


  ご存じの通り、相変わらず駅で毎日電車見て一息勝手について帰ってきてるんですね。
  で・・・乱暴な代替案なんですけど・・・駅での面談とかっていうのも可能なものですか・・・?

  「うーーーーん・・・ご本人(かいと)が良ければこちらは全然構いませんよ(^-^)」←ちょっと声が上ずって聞こえたのは気のせいじゃなかったと思う。

  いやその・・・あくまでも緊急案なんで!!選択肢1つよりは複数の方が上手くいくことをかいととの経験で身に染みたんで、なるべくセンターでの面談になるよう言ってみますが、あくまでも保険ってヤツで(かいと母もカミカミ)。。。


  センターでの面談を前提としながらも日時の関係でダメだった時の保険を持っておきたかったかいと母。
  帰ってきたかいとに事情を説明して2択を示してみたところ・・・



  「あぁ、オレセンターでも全然いいよ。そのあとバスケットの練習あるし。」

   オッケー( ̄ー ̄)bじゃぁそれで返事しとくねーーーと気が変わらないうちに話を終えようとしたところ


  「あ、ちょっと待って!!!オレ、やっぱり駅がいい!!駅の方が落ち着いて話が出来る!!!」

   駅か~~・・・駅だったらさー、あそこの改札出たとこにベンチとかあったよね?あとコーヒーとか飲めるお店とかも幾つかあるし。
   なんていうお店だったっけな・・・かいと、分かる??


  「え???
  お店じゃなくて、ホームで話したいんだけど?

  ・・・イヤイヤイヤイヤ、こっちもリアルガチに「え???」って返すわΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

  「だってね、オレはホームで話する方が落ち着くんだよ!!
   相談員さんにもね、オレがどれだけ電車がすきなのか、話をしながら見て欲しいんだよ!!」




  黙れ、超迷惑野郎!!!

  話す大人の方が落ち着かんわ(-_-;)
  わらわら人が多い夕方のラッシュホームで、あんたのお困りごととか今の様子とか今後の目標とかガチ目な話なんぞ出来るかいっ(´-ω-`)
  あんたの鉄ヲタ話なんか別に聞いても一銭の得にもなりません!!!(被害者の会会長でありガチ迷惑経験者)

  「いいんだよ!電車見ながら話すのがサイコーなんだから!!」








  ・・・堂々巡りが面倒臭かったので母が白旗揚げましたorz

  ホンマにええんじゃね??暗いし寒いんよ??(・・・かいとのほうがよく知ってる)
  ちゃんと相談員さんの質問に答えられるんじゃね??グダグダ文句とか言わんのんじゃね???

  ・・・誓約書書かせときゃよかった・・・けど・・・どうせごねるときはごねるし無効なんだろうな・・・(諦めの目)


  まさかの保険が活かされることになろうとは(ー公ー;;




  今朝相談員さんに事の顛末と日程候補を連絡したところ


  「うーーーん、前代未聞な話ではあるんですが、上の者も凄いねーって笑って許可してくれました(^-^)
   かいと君が良ければこちらはなるべく希望を通すんで、それでいいですよ!」


  笑いが取れたんならまぁいいか・・・って話でもないや(;´・ω・)
   一応ね!一応どころか最大限説得したんです!!!
   センターでの面談を強く推したし、喫茶店みたいなとことかバスが見える外のベンチとかめっちゃ提案して方向返還の舵を思いっきり切ったんですけど・・・ダメだったんですぅ(ノД`)・゜・。


  「そこがかいと君の譲れない拘りだし、電車の話が聞けるのも楽しみですよー(^-^)
   本人が安心して話せる場所が一番ですから、ホントにお気になさらずご希望通りで行きましょう!」


  ・・・相談員さん、いつか気遣い疲れの過労死しますよヾ(-_-;)
  「やかましぃーーー(-_-メ)」って背負い投げして貰って全然構わんのに。。。



  場所借りの申し入れをしていたセンターにも返事入れとかんとな~と思って電話したところ、担当者さんが不在のため伝言依頼。
  かくかくしかじかで面談日程が決まったんですけど・・・それが・・・まさかの駅構内ホームとなりまして

  「(笑いをかみ殺している含み笑い)・・・かいと君らしい選択ですね・・・凄いです・・・(まだかみ殺してる)」


  やった!!また笑いが取れたけ、これでこのネタもすべらない話認定( *´艸`)





  共通して言って貰えたのは「かいとらしい判断」「前代未聞」「でも本人が良いんならそれでよし」。
  
  ・・・全力で毎日付き合わされるかいと母にもちっとは寄り添ってほしい(´Д⊂ヽ
  かいと母にこそ「支援計画書」なる手厚い支援(介護?)が必要なんじゃないかと最近思うわ・・・そんなかいととかいと母の合言葉・・・「相談支援員さんと松原町で逢いましょう」。

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