農家と消費者をつなぐ農業関係者のブログ

食への不信が高まる昨今、農家の一番近くにいるJA職員が、消費者と生産者の距離を少しずつ縮めていく・・・予定です。

なぜ、農薬を使わなければならないのか?その4

2006年09月11日 | 消費者の方へ
 農薬とは、一体どのような物でしょう?

農薬とは、病気や害虫から作物を守るために使用する薬剤のことです。
つまり、人間で言えば、風邪をひいたときの風邪薬のようなものです。

 農薬は、『農薬取締法』で規制されています。
これは、農薬は登録を受けることや、その登録について、使用基準や、残留基準を定めることと規定されています。
 通常、農家で使用されている農薬は、登録されているもので通常の使用をしている限り、安全であると言えます。
 また、使用回数の決まりや、何日間の残効(いつまで効くのか)があり、その日数が立てばその効果は失われます。

 農家の方で、すすんで農薬を使用したいと思っている方は一人も居ないでしょう。
当然ことながら、農薬代というコストもかかりますし、農薬の散布液を作る際に、粉を直接吸い込む可能性もあり、良いこととは言えません。

 しかしながら、先に述べたように、消費者は、キレイな野菜を求めているのが現状です。
 そのような状況の中、農薬無しでは、キレイな野菜を生産することは、難しいです。

 
 消費者から悪しきイメージの農薬、消費者から求められるのはキレイな野菜。
農薬無しでは、消費者の要望に応えることができない農家は、決してすすんで農薬を使用したいと思ってはいないことを、知ってほしいと思います。

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