藍ちゃん、ガンバレ！

アイちゃんと、裕次郎も元気に日々を過ごしている。我が家では医者とは無縁の一年間であった。娘のきょう子が、アイちゃんの名付け親で、女子ゴルフの「宮里藍」選手の大ファンでの命名である。その宮里藍チャンが残念なことに、今年は驚くほど不振なシーズンであった。本人のコメントによると、不振の原因は「怪我もあったし(初勝利への)焦りもあった。小さなことが積み重なり気が付いたらパニックになっていた」。2007年米ツアー成績でも、25回出場して予選落ちが7回もあった。プロデビューしてからの、宮里選手からは予想出来ない成績であった。振り返ると不調のキッカケは6月、左ひざを痛めたことにあるようだ。それまで、日課だったランニングを休止。7月のHSBC女子世界マッチプレーで決勝に進むなど当初は変化がなかったが、8月にドライバーショットが曲がり始めた。「下半身」主導だったはずのスイングに乱れが生じた。トレーニングは効果が出るまでに3ケ月はかかると云う。焦りと自信を無くし、力感を失ったティーショトはまともに飛ばずに予選落ちの連続。11月、三重県で開催されたミズノ.クラシックで、コーチでもある父の優さんからチェックを受けたが効果はなく、同氏も「自分を信頼して、自信を持って振れば曲がらないのに、撫でるように振っている」と指摘していた。最終戦のADT選手権では、自身の感覚に頼ると決め、強豪32選手の中で9位と健闘した。藍ちゃんは来シーズンに向けて「フィーリング重視で自身を取り戻す方が近道」と結論出したようだ。立派なのは「今回は焦りが続き、気が付いたらパニック。今、すごく良い経験をしている。今回は、父に頼るだけでは解決出来ることではなかった」大きなスランプが、日本を代表する宮里藍から、世界での女子プロ宮里藍に飛躍する体験になるだろう。【宮里選手に脱帽】藍ちゃんは未だ23才、プロゴルファーとして大きな夢を抱き、世界の舞台米国ツアーへ参戦した。年齢は若いが、宮里家は10年前の父優氏の村長選挙の落選。その後父優氏は、プロゴルフコーチの資格を取得。兄弟3人が揃ってゴルフの道を歩み、全員がブロの選手である。それには素質も大事だが、その努力は誰にも出来るものではなく、凄まじい努力の賜物である。父親の落選が、家族の運命と子供達の人生を変え、試練の中から努力と挑戦が生み出されたようだ。藍ちゃんの、努力と真剣勝負は、今後も多くの人に感動を与えてくれるだろう。※注アイちゃん(2才)裕次郎(15才)ヨークシャーテリア 我が家の孫です。