気まぐれ日記とA5

Audi A5SportBackをはじめとする、輸入車の魅力や、クルマの愉しさをお伝えしていきます。

そのタイヤ、長持ちしますか?

2021-01-20 23:45:03 | タイヤ

A5納車時に付いていたタイヤは、

ダンロップの スポーツマックスGTでした。

 

AO承認タイヤで、どうやら新車装着タイヤのよう。

 

6年落ちのひび割れボロボロ、

残溝は3ミリ程度で車検は通るものの、

タイヤとしてはとても安心できるものではありませんでした。

 

タイヤは命に直結するので、納車日に合わせてあらかじめ自分で手配し、

納車翌日に交換。

 

 

私が購入したのは、話題のミシュラン パイロットスポーツ4です。

ちなみにRFTでもなんでもない、普通のタイヤです。

 

そこそこグリップしてくれて、そこそこ快適で、安心できるタイヤです。

 

BMW・メルセデス・AUDI乗りの方々って、

こういう性格のタイヤをお探しだと思います。

 

1、メーカーやブランドとして、安心できるタイヤ。

2、乗り心地が良く、突き上げ感がマイルドで、ロードノイズが気にならないタイヤ。

3、滑りにくいタイヤ。雨天やカーブでしっかり路面を捉えてくれるもの。

 

この手のタイヤがメーカー標準装着タイヤとなります。

種類も非常に豊富で、各メーカーからいっぱいありますよね。

 

ブリヂストン・・・POTENZA RE050/ S001/ S007/ TURANZA ER300

YOKOHAMA・・・ADVAN sport V105

ピレリ・・・P ZERO/CintuRato P7

コンチネンタル・・・スポーツコンタクト2、3、5、6

ミシュラン・・・パイロットスポーツ4/ プライマシー3

etc....(ダンロップ、ハンコック、グッドイヤー等)

*文字色同士が大体同じスペックのタイヤです。

 

ドイツ御三家にお乗りの方の、新車装着タイヤは大体こんな感じだと思います。

 

この中から、ご自身の新車装着タイヤを基準に、

同じようなタイヤを選べば問題ありません。

 

写真はF10についていたP ZERO RFT★

 

ちなみに、同じモデルでも年式によって装着タイヤが異なる場合がありますし、

同じ車格(シリーズ)のクルマでも違うタイヤが付いてたりします。

 

しかし、タイヤに求められる性能って、上記1~3だけでは無いですよね。

 

4、寿命の長いタイヤ。

 

 

1~3は、メーカー標準装着タイヤを購入すれば全く問題ないと思います。

4については、検討する必要があります。

 

BMWの新車装着タイヤがランフラットタイヤの方で、こんな意見を聞いたことがあります。

 

「まだ2万キロいってないのにタイヤ丸坊主」

 

アンダー150馬力クラスのお車で、それは減りすぎじゃないかと。

 

タイヤ交換するも、また2万キロも持たずにタイヤ交換となってしまっては、

いくらなんでもコスパが悪すぎます。

 

駆けぬける歓びと言いつつ、、、

アクセル踏む度、ブレーキ踏む度、ハンドルを切る度にタイヤが・・・タイヤが・・・って、

楽しめなくなりそうですよね。

 

しかし、タイヤの寿命なんて、実際はメーカーのカタログや、

ユーザーレビューくらいしか頼りになりません。

 

同一商品でも、ある方は3万キロ持った、ある方は全然持たなかった等、

意見がバラバラです。

 

乗り方踏み方や空気圧の管理に凄く左右されます。

 

MB E300 coupe ミシュラン プライマシー3 RFT MOE★

 

タイヤは性能が高いほど、寿命が短くなります。

タイヤとしての性能とはなにか・・・は置いといて。

一般的な静粛性やグリップ力の話です。

 

そんな性能の高いタイヤでタイヤを寿命が長いタイヤを、

どうやって選べばいいのか。

 

 

TREADWEARってご存知でしょうか。

 

タイヤのラベリングの脇っちょに書いてある文字です。

タイヤの側面って、タイヤのサイズや、銘柄が書いてありますよね。

でも実際はそれだけではなく、訳分からん英語がいっぱい書いてあります。

 

その中でも、TREADWEARだけは別枠です。

 

これは、UTQG表示という規格のもので、

TREADWEAR、TRACTION、TEMPERATUREの3つがセットになって記載されています。

 

UTQGとは、アメリカにて定められた規格のタイヤの性能のことで、

TREADWEARは対摩耗指数です。

 

私がよく目にするタイヤの指数では、180~350くらいの数値が10刻みで書いてありますが、

例えば100と200を比較した場合、2倍の耐摩耗性があると言えます。

 

一般的に、現行の御三家新車装着タイヤですと、

スポーツ志向、コンフォート志向問わず、

TREADWEARは240前後です。

 

私が選んだミシュラン パイロットスポーツ4ですが・・・

 

 

TREADWEAR 320と記載されています。

 

この手のスポーツ志向のタイヤで320はかなり数値が高く、

耐摩耗性に優れたタイヤと言うことが分かります。

同シリーズの高性能版、パイロットスポーツ4Sでは300となっているようです。(4の方が約10%長持ち)

 

例えば、先ほどのBMWの例だとポテンザRE050RFTのようですが、

私が調べた結果、TREADWEARは140と、非常に低い数値です。

S001 RFTだと280だそうです。この場合、2倍長持ちと言えますね。

 

以上のように、TREADWEARから見るタイヤ選びをすると、

お財布にもやさしく環境に配慮した長持ちするタイヤを探す事が可能です。

 

私はP ZEROを検討しておりましたが、最終的な決定打はコレでした。

(P ZEROは300で、摩耗限界地まで5000kmくらいの差があるらしい)

 

 

タイヤ交換の際は、参考にしてみてください。

 

TREADWEAR参考サイト:https://www.safercar.gov/Vehicle-Shoppers/Tires-Rating