気になる好きな☆

映画・演劇・ドラマなど

映画『王の涙 -イ・サンの決断-』

2014-11-12 15:07:22 | ヒョンビン 映画












俳優ヒョンビンが軍除隊後、復帰作として『逆鱗』を選んだ過程を語った。

2日、ソウル広津区(クァンジンク)紫陽洞(ジャヤンドン)のロッテシネマ建大入口店で映画『逆鱗』の制作報告会が開かれた。イ・ジェギュ監督、俳優ヒョンビン、チョン・ジェヨン、チョ・ジョンソク、ハン・ジミン、パク・ソンウン、チョン・ウンチェが出席した。

『逆鱗』は、トップスターヒョンビンの軍除隊後の復帰作であり、初めての時代劇挑戦作である。彼の出演のきっかけを尋ねる質問に「除隊してから中華圏のファンミーティング中に『逆鱗』のシナリオを見た」とし「韓国ではない他地で見た」と口を開いた。続けて「宿泊ホテルで本を見たとき、とても大きな魅力を感じた」とし「正祖という役でその本を見たのに、チョン・ジェヨンやチョ・ジョンソクの役がうらやましいほど魅力的だった」と付け加えたヒョンビンは「韓国に帰って来て、監督に会って話を聞いて、やってみようということになった」と語った。

『逆鱗』は、朝鮮時代の正祖即位1年、王の暗殺を巡って、王を殺そうとする者と救おうとする者、生きなければならない者の交錯した運命を描く。丁酉逆変をモチーフに、歴史の中に隠された行き詰る24時間を綴った。

ハン・ジミンは宮廷内最高の野心家貞純王妃を演じた。清純でたおやかなイメージの代名詞である彼女が権力の中心にある悪女を演じて期待を集めている。

彼女は「一度ぐらいは悪役演技をしたかったが、今回イ・ジェギュ監督が機会をくれた」とし、「一度ぐらい監督と作品をしてみたい欲もあった」と話した。続けて、「キャラクターが皆魅力的だったが、どうしても私がやってみたかった悪役なので、がんばった」と付け加えた。
続けて、「一緒に作品をするということだけでも光栄だった」と振り返った。また、「悪い人物であるという考えではなく、シーンの中で感情を考えようと、監督と話をした」とも説明した。

ヒョンビンは正祖を、チョン・ジェヨンは、王の書架を管理する 尚冊(サンチェク)カプスを演じた。チョ・ジョンソクは、殺人兵器として育てられた殺手(サルス)、パク・ソンウンは禁衛営(クムウィヨン、朝鮮時代の中央軍)隊長ホン・グクヨンに扮した。チョ・ジェヒョンが秘密組織の主人クァンベクを、チョン・ウンチェが王の衣服を管理する洗踏房(セダプバン)の宮中女官ウォルヘを演じる。恵慶宮(ヘギョングン)洪氏(ホンシ)をキム・ソンリョンが、貞純王妃をハン・ジミンが演じた。



















「逆鱗」チョ・テヒ扮装室長、繊細な技術で生まれ変わるヒョンビンの新たな顔

Posted on 2014/05/03




大作の時代劇映画には必ず同じ名前が登場する。チョ・テヒ扮装室長だ。

19歳の時、ドキュメンタリー番組を通じて時代劇の専門メイクアップアーティストを初めて目にし、その人の手によって新たに生まれ変わる俳優の顔に魅了された。その頃はまだメイクは女性だけの物くらいに考えていた時期であった。チョ・テヒ室長は「おじさんたちが扮装を施している姿が不思議だった」と当時を振り返った。突然湧いた好奇心が彼の人生を変えた。最終的に自らその現場に飛び込むことを決心した。

始まりはイム・グォンテク監督の映画「春香伝」だった。そこで彼は自分の未来を見つけたのかもしれない。当時60歳を越えていたホン・ドンウン先生が拡大鏡をかけて時代劇のメイクをしている姿を見て、匠の精神を感じた。その瞬間から彼は映画の現場から離れられなくなった。

時代劇のメイクを専門的に学んでみたいという意欲を胸にテレビ局に入社したが、すぐに映画の現場に戻った。映画「雲を抜けた月のように」「平壌城 Battlefield Heroes」「神弓 KAMIYUMI」「風と共に去りぬ」「王になった男」、そして韓国で30日公開の映画「逆鱗」まで、名前を聞いただけでも映画の規模が想像できる大作時代劇映画で、彼は俳優たちの顔に自分の人生そのものになった夢を重ねた。

現在イ・ジュンイク監督の映画「思悼(サド)」の作業で忙しい日々を送っている彼と江南(カンナム)のスタジオでお会いしたいとお願いした。忙しい中でもイ・ジュンイク監督の撮影現場はエネルギーに満ち溢れ、楽しく仕事をしているという彼の表情からは、自分の仕事に対する情熱がにじみ出ていた。

―フィルモグラフィーのほとんどが時代劇だ。

チョ・テヒ:僕の初めての映画はイム・グォンテク監督の「春香伝」(1999年)だった。10日間ほど実習を行った。以後、ドラマ「明成皇后」(2001年)と「太陽人 イ・ジェマ ~韓国医学の父~」(2002年)、そして俳優キム・ヘスが演じた「張禧嬪-チャンヒビン」(2003年)の扮装チームにも参加した。その後テレビ局を退社し、映画「雲を抜けた月のように」(2010年)、「平壌城 Battlefield Heroes」(2011年)、「神弓 KAMIYUMI」(2011年)、「風と共に去りぬ」(2012年)、そして「王になった男」(2012年)を経て「逆鱗」(2014年)に至る。まだ撮影に入ってないイ・ジュンイク監督の「思悼」にも参加する。

―ずっと時代劇の仕事を続けてきた。それだけ時代劇に魅力を感じているのだと思うが、特別なきっかけがあったのか。

チョ・テヒ:「春香伝」の時、僕はスタッフの中で最年少だった。初めて参加した作品で、エキストラの扮装を担当していた。主演俳優はチョ・スンウさんだったが、撮影しているうちに同い年だったこともあり、彼の方から「友達になりましょう」と言ってくださった。本当に気さくな人柄の俳優だ。当時僕の目にはイム・グォンテク監督の存在が不思議に映った。でも、何よりもその時扮装を担当していたホン・ドンウン先生の印象が強く残っている。年齢が70代半ばだったにも関わらず、拡大鏡をかけメイクを施している姿を見て巨匠だと思った。仕事に対するプライドも強い方だった。扮装一筋で生きてきた方の深い精神が脳裏に焼きついた。

―その後、テレビ局に入社したのか。

チョ・テヒ:映画「猟奇的な彼女」にしばらく参加して、その後KBSに入社した。時代劇の衣装メイク技術を学びたかったが、映画界で限界を感じてテレビ局に移った。その時参加した作品数は1年に多くて1、2本しかなかった。入社して色んなことを学んだが、一度映画界で仕事をしたからなのか、結局映画界に戻りたくなり、最終的にテレビ局を退社した。その後80もの映画会社に作成した履歴書を渡したが、どこからも連絡は来なかった。やはり、映画界はやや保守的で下積みから始めなければならないところだった。

―それでも最終的には映画界に戻って自分の地位を固めた。

チョ・テヒ:映画界で時代劇を専門的に行っている人があまりいなかったからだ。特に髭をつける技術。メイン監督がいらっしゃり、僕はアシスタントという形で採用され、仕事を始めた。


―保守的な映画界で地位を固めるまで苦労したと思う。

チョ・テヒ:何よりも人脈が重要であり、非常に狭い世界だ。特に、映画の演出部門では最年少だとしても皆、監督志望者だ。皆映画学科を卒業し、数年間自分の作品を撮った経験のある人たちで、何年か後には自分の作品でデビューすることができる人たちだ。制作部署も同じで、その現場での人脈が重要だ。もし真面目に仕事していなかったらあっという間に噂が広がる。

―業界で扮装を担当する人たちに対する待遇はどうなのか。

チョ・テヒ:メインになるまでは大変だ。でも上位5%はたくさんの恩恵を享受することもできる。自分が使いたいと思う高価な材料を使うことができるような利点がある。今この業界で一番活発に活動されている方の中には70年生まれが多い。その地位まで達すると経済的な部分も解決できるみたいだ。

―初めて扮装メイクに魅力を感じ、自分の仕事にしようと考え始めたのはいつ頃なのか。

チョ・テヒ:19歳の頃だった。テレビで時代劇の扮装をするところを見た時、おじさんたちがメイクを担当していた。それが不思議だった。美容分野ではすでに男性も活躍していたが、扮装メイクの分野まで男性が活躍しているとは思わなかった。悩んだ末、実際に学ぶことを決意した。最初に感じたことは技術的なことも重要だが、やはり扮装は他人の顔に触れる作業だから人との関係、つまり俳優との関係が重要だと気付いた。



―これまでパク・ヘイル、イ・ビョンホン、ヒョンビンなどトップスターの時代劇扮装を担当した。

チョ・テヒ:パク・ヘイル、イ・ビョンホン、チャ・テヒョン、ヒョンビン、みんな初めて時代劇に挑戦した時だった。

―初めての時代劇で、俳優たちが感じる不安も大きかったと思うが。

チョ・テヒ:ほぼ20年ぶりに髭をつけるとあって、みんな期待半分、不安半分の気持ちだったようだ。そういう俳優たちとは十分に話し合う。たくさんスケッチをして見せたり、いろいろ試してみる。撮影に入ると修正が難しいので、テストする過程で十分にチェックしなければならない。ほとんどの俳優たちは最初の一ヶ月くらいは時代劇の扮装に馴染めないが、徐々に慣れてくる。慣れてくるとまるで自分の髭のように感じるようになる。慣れるまで平均して一ヶ月ほどかかるみたいだ。

―髭にも色んなデザインがあると思う。

チョ・テヒ:その通りだ。「王になった男」も「逆鱗」の正祖(チョンジョ)も、その俳優の顔の形に合わせた髪型や髭をスケッチして見せ、サンプルは30個以上作った。そんな風にしてたくさんの見本の中から選ぶ形式でやっている。

―さらに時代劇の場合は時代考証も考慮しなければならない。

チョ・テヒ:そうだ。新羅、高句麗、百済の三国時代が一番派手だ。装身具の大きさもとても大きく、衣装も華やかだ。朝鮮時代に入るとそれは弱まる。特に英祖(ヨンジョ)の時代はカチェ(朝鮮時代に女性の髪を豊富に見せるために被ったかつら)禁止令が出て、チョンモリという後ろに束ねた髪型が生まれ、女性たちのかんざしが発達し始める。朝鮮時代の中でも髪型は変わる。初期は豪華だが、だんだん質素な髪形に変わる。

―時代考証と同時に創造性も発揮しなければならないが、どの程度のレベルまで維持するのか。

チョ・テヒ:チェックをしてくださる教授の方々がいらっしゃる。以前は厳しく指摘されたが、最近は創造性もある程度認めてくださる。今回の「逆鱗」ではチョ・ジェヒョンさんの扮装でオリジナリティーを発揮した。簡単なヒントだが、避けるべきものを加えた。大胆に想像力を働かせた。

―アクセサリーもすべて関与しているのか。

チョ・テヒ:そうだ。今回の作品でもかんざしのために彫刻の専門家と遺物を復元する専門家はもちろん、工芸品を作っている方たちを訪ねてたくさん話し合った。その方たちと話し合った上でかんざしを製作する。かんざし一つ作るのにも手間がかかっている。

―中国や日本でも時代劇物が多いが、韓国とはまた違うようだ。

チョ・テヒ:それぞれ違う。中国の場合、人材が豊富でエキストラ1000人が出演するとしたら、扮装メイク担当者も30~40人採用される。ところが、韓国は8人の扮装担当者がすべてをカバーしなければならない。また、中国はかつらがとても発達している。日本のかつらも日本だけのスタイルで進化している。日本の大きなかつら製造会社を訪ねてみたら、30人程度の職員がかつらを作り、テストしていた。韓国はそれほどではない。でも髭に関しては確実に韓国のレベルが高い。日本で扮装メイクをしている方が一筋の髭を一本一本付けるのを不思議そうに見ていた。

―日本との交流が多いようだ。

チョ・テヒ:「のだめカンタービレ」の扮装を担当した方と継続的に交流している。また、「道~白磁の人~」という日韓合作映画に参加したことがあり、その後も日本の方と交流がある。当時、日本のある俳優が僕が作業した付け髭を見てとても感心していた。やはり、韓国の手際は最高レベルだと思う。

―時代劇の扮装は時間がかかるだけに、俳優にとっても大変な作業で忍耐を要すると思う。

チョ・テヒ:そうだ。髭を付けて髪を結うことは本当に大変な作業だ。自分にテストしてみたら苦しかった、ハハ。昔は一度に付けれる髭があったが、今はあまり使っていない。リアルさを出すために1本ずつ付けるので、さらに俳優の負担が大きくなった。昔よりは素材が肌に優しいものに変わったが、それでもまげを結うと依然としてたくさん髪が抜けたり、額に跡が残る。だから、もう少し肌に優しい素材に変えようと努力している。

―「王になった男」のメイクが話題になったのは、主演女優ハン・ヒョジュさんのメイクがとてもナチュラルだったからだ。ほぼすっぴんに近かった。ナチュラルに見せる方がより難しいと思うが。

チョ・テヒ:そうだ。最近の観客は濃いメイクだと違和感を感じるので、ナチュラルに見せようと努力しているが、それが非常に難しい。特に時代劇はメイクをナチュラルにすると不利な点が多い。現代物のような感じを与える可能性があるからだ。


―「逆鱗」の場合はどうなのか?今回も自然なメイクなのか?

チョ・テヒ:「王になった男」ほどではないが、それでもナチュラルな方だ。俳優のほとんどが素顔に近い。でも、「王になった男」の作業をしている当時、実はこの部分についてとても悩んだ。最初は僕も半信半疑だった。女優がアイラインを引かず、まつげもつけなかったら体の具合が悪いように見えるかもしれないという懸念もあった。だが、従来のメイクに対する疲労感のせいか、新鮮できれいに見えるという意見が多かった。「逆鱗」の場合は「王になった男」ほどではないが、やはりナチュラルな雰囲気を強調した。基本的に最近の女優は皆きれいなので、素顔のまま映っても清楚に見える。観客が違和感ない程度のトーンを維持する必要があると思う。

―これまで多くのトップスターと一緒に作業してきた。彼らと人間的に近く作業しただけに、彼らのことをよく知るようになったと思う。彼らとのエピソードを聞かせてほしい。

チョ・テヒ:今まで作業が大変だった俳優はいなかった。皆僕を信じて任せてくれるので、ストレスを受けることもなかった。作品が終わっても連絡するほど仲良くなる。パク・ヘイルさんとは最近も連絡している。「神弓 KAMIYUMI」の時に初めて付け髭を付けて最初ぎこちないようだったが、後で馴染んで気に入っていたのが記憶に残る。

イ・ビョンホンさんは俳優として10年以上見てきた僕にとって依然として芸能人のような存在だった。昔から好きだった俳優だからさらにそうだった。イ・ビョンホンさんの顔は角張っていてとても男らしい。一緒に「王になった男」の作業をした時、従来の王といえば定型化されたデザインの髭や髪形をしていたが、今回は大胆にあごや頬まで髭を付けてみようと試みた。最初は王の品格に相応しくないと心配した方もいたが、本物の髭のように自然に付けたら大丈夫だった。今後の作品の扮装にもリアリティを生かしたい。あ、イ・ビョンホンさんからハリウッドの扮装システムについても話を聞いた。アメリカの扮装システムについて知りたいと話したら、イ・ヒョンホンさんが「G.I.ジョー」の扮装車を写真で撮って見せてくれた。非常に大きなサイズで口が開くほど驚いた。写真で見るだけでもとても羨ましかった。韓国の扮装システムも早く発展してほしい。

リュ・スンリョンさんは多くの作品で一緒に作業して本当に仲良くなった。気さくで優しい感じのお兄さんだ。

童顔であるチャ・テヒョンさんは「風と共に去りぬ」の会議の時、あまり真面目に見えないキャラクターにしたいと話した。それで、どう扮装したら真面目に見えないだろうと悩んだ。長い髪とまげの2つのコンセプトで悩み、テストして似合う方に比重を置こうと思った。そして、まげのほうが似合ったので、映画序盤の20%は長い髪にして残りの80%はまげにした。観客がチャ・テヒョンといえば思い浮かべるイメージから外れないように可愛く付けた。


ハン・ヒョジュさんは先ほど話したように、できるだけ化粧を薄くした。ハン・ヒョジュさんは大胆だなと思うほど喜んでOKしてくれた。髪型のコンセプトも色んな意見を出したら、「一度やってみましょう」「あんなふうにもやってみましょう」と言った。実は「王になった男」で王妃のメイクは最初からできるだけ薄くすると話していたが、監督からもっと薄くしてほしいと注文された。だが、それさえもハン・ヒョジュさんは大丈夫と言った。その代わり、ヒョジュさんの場合はかんざしを独特なものにした。従来の時代劇で使われたことのあるかんざしはできるだけ使わなかった。時代劇の盲点の一つが、以前映画で使ったかんざしを違う映画で再び使うことだ。僕はそれが嫌いで、90%以上は新たに製作した。「王になった男」の時はイ・ビョンホンさんの龍の形をしたかんざしを作るために韓国の有名な彫刻家のところを全部回った。みんな非常に忙しい方で、映画作業についてはよく知らなくて興味もない方が多い。でも、幸いにもある方が話を受け入れてくれて1kgを超える龍のかんざしを製作してくれた。そして、それを軽くするために、再び軽い材質で作れる方を探し回った。そしたら、今度は金の色が出なかった。それで、再びカラーリングしてくれる方を探しすごく苦労した。それでも、完成物を見ると胸がいっぱいになる。俳優たちもポスターにきれいに写ったし、映画でもそのかんざしの比重が高く取り上げられているのを見て嬉しかった。

「逆鱗」のヒョンビンさんは礼儀と謙遜が身についた正しい青年だ。顔のラインがとても細くて、昔の王特有の重厚な感じよりは洗練された感じにしようと思った。かんざしの長さも最大化させた。かっこよさを強調するためだった。もし、テレビだったらフレームに入らなかっただろうが、映画では大きくても全部映る。今回もかんざしやアクセサリーの90%をすべて自分でデザインして、時間がかなりかかった。特に今回は、韓服のアクセサリーのために手縫いで作業をしてくれるおばあさんを訪ねた。独特のパターンを作る方だ。高齢の方で、面倒くさいから断ると言うおばあさんに一生懸命頼んで製作してもらった。たまに、連絡が繋がらない時もあって本当に焦った。それでも、とても素敵に作ってくれた。たまに文句もぶつぶつ言われたけど。ハハ。このように、毎回各分野の専門家と意見を共有して作業している。この作業は決して一人ではできない。例えば、まげを一つ作るとしても、自分でデザインをしても後は共同作業である。

「逆鱗」のハン・ジミンさんはまるで天使のような方だ。女優なのにこんなに気さくな性格なんだと思った。ヒョジュさんとジミンさんは本当に気さくな女優だ。

―最後に、扮装で最も重要なことは何だと思うのか?

チョ・テヒ:技術は2番目だ。1番目はやはり人の心構えだ。僕の場合、特別なことがない限り、作品に入る前に出演俳優が演じた作品をすべて探して見る。そして、これまでやった扮装をパートごとに分けて、電話で好きだった部分と嫌いだった部分を徹底的に調査する。また、日常的な部分までも事前に調べて撮影現場に行く。これにより、約2時間の扮装時間でお互いのことをよく理解できるようになる。でも最近、扮装の仕事をする後輩を見ていると、90%以上が途中で辞める。撮影現場は冬は非常に寒く、夏はとても暑い。自分が思った華やかな作業ではない現実に直面し、わずか1~2ヶ月で辞めてしまう。あ、不思議なのが女性の後輩はそれでも耐えるのに、男性の後輩はなかなか耐え切れない。本当に残念だ。だから、最近は映画の撮影現場に男性スタッフがあまりいない。僕の記憶では、室長級の男性扮装スタッフは3人か4人ぐらいだ。一度挑戦しようと決めたら簡単に辞めずに粘り強く頑張ってほしい。少なくとも2~3年は学ぶという心構えで取り組んでほしい。
元記事配信日時 : 2014年04月24日06時44分 記者 : ペ・ソニョン、写真 : ク・ヘジョン、ロッテエンターテインメント、翻訳 : ナ・ウンジョン




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。