きさらさら日記

日々のいろいろ雑記帳 by:kisarasara

祝島日記その4【入船】

2008年09月01日 23時53分55秒 | 祝島
まずは最初に伊美の船が打ち上げられたという
三浦湾に神様船がやってくる。
高台から撮影。




お迎えする櫂伝馬と漁船たち。


その櫂伝馬には、約20人の漕ぎ手と
サイヘイとケンガイと呼ばれる
舞い手が乗っている。
朝からメイク。





やってきた神様の船は
三浦での神事の後、集落のある港のほうへ回り、
お迎えの漁船、櫂伝馬と1列になって
ぐるぐると大きく3周まわる、
入船神事のハイライト。

笹栗さんとわたしは
1周目を防波堤で
2周目を高台で
3周目を港の目の前の旅館の2階で
それぞれ撮影するため
なんだか分刻みスケジュール!

高台から。
船がぐるり輪になってるの、
見えるかな。


港に入る櫂伝馬


迎える人々。。。。
2周目くらいからぽつりぽつりと降ってきて
かなりの雨に。




雨とともに神様が島に上陸。
待ってました!とばかりに迎え入れる
群衆が印象深い入船でした。

そろそろ書き疲れてきたので
つづきはまた!

祝島日記その3【神舞とは】

2008年09月01日 23時04分49秒 | 祝島
4年に一度、オリンピックの年にやってくる神舞(かんまい)。

その昔、大分の伊美の人たちが
京都の石清水八幡宮から、
分霊を乗せて帰る途中、
嵐にあって祝島にうち上げられ
そこに暮していた人たちに助けられたそうな。

島の人たちは厳しい自然環境の中
生活に苦しんでいたのを
それをきっかけに農耕が始まり
暮しがよくなっていったそうな。

そのお礼に年に一度
伊美別宮社(石清水八幡宮の別宮)へ
「おたねもどし」といって
島でできた作物を奉納するそうな。

そうして交流が始まり、
4年に1度は伊美別宮社から
宮司さん、里楽師さんが島へやってきて
お祭りをおこなう、というわけ。

神舞の年、島の人たちは半年以上前から
準備に取りかかり、神舞が始まるまでが祭り、
始まったら島に帰ってくる親戚たちのもてなしに
徹する、と。

その“島の人たちの祭り”である準備風景を撮るため、
あやちゃんたちは1週間前から島に来ていたのでした。
準備についてはここをぜひ見てね。

で、お祭りの1日目は「入船神事」
その名のとおり、
神様が船でやってくる。
島の3隻の漁船が
伊美まで神様を迎えに行き、
島では櫂伝馬や漁船たちがそれをお迎えする。

あやちゃん、大久保さんは海の上チーム。
普段は2人の撮影隊、
今回は特別に大久保さんの所属する
KBC映像の笹栗社長が自らカメラをまわしてくださることに!

そんなわけで
笹栗さんとわたしが陸上チーム。
高台から船がくる様子などを撮影するため、
軽トラで島をちょこまか行ったり来たり。
わたくしはもっぱら運転手ということで。

祝島日記その2【停電】

2008年09月01日 22時19分07秒 | 祝島
書き始めると調子に乗ってくるのに
なかなか始められないのはどうしてかな。
わるいクセじゃ。

んなわけで続き。

島での宿泊は民宿ではなく、
空いているお家を貸していただいて自炊の合宿状態。
15日は次の日に備え
撮影場所の下見などして
早めに休もう。。。

と思っていたらなんと!
島じゅうが停電になっちゃった
いつもより格段に人口が増えて
電気の使いすぎかしら?
ちいとも復旧しないので
暗闇の中でヘッドライトの灯りで
打ち合わせして、あとは
カメラのバッテリー充電ができず
焦る、が、どうしようもないのでそのまんま。
深夜3時すぎ、復旧したようで
起きたら充電完了しててひと安心。

祝島日記その1【島到着!】

2008年09月01日 18時02分23秒 | 祝島
8月の15日から1週間、祝島に行ってきました。
事務局をやっている映画「祝の島」のロケ手伝いのため。
広島空港からバスで広島駅、
そこから山陽本線で柳井港の駅。
そんで祝島行きの船へ乗るわけです。

最近は新幹線で行くよりも
飛行機の1泊つきパックとかのほうが安かったりするのよね~
でも大荷物で飛行機のるのは
預けて受け取ってがけっこうめんどくさいなあ。
安さには代えられんけど。

今回は4年に1度の神舞(かんまい)というお祭りのため、
普段530人の人口の島に
里帰りもふくめ3000人(と、どっかのテレビ局で言ってた)
の人たちがつめかけ、
島の人たちも大忙し、
商店への商品の入荷が数日ないと聞いていたので
食いしんぼぞろいのロケ隊(総勢7名)のたべものを確保するため
広島駅で買い物いろいろ。
豚肉1kg、鶏肉1kg、ひき肉500g
ソーセージ、納豆、なすびにきゅうり…
とにかくもろもろ氷とともにダンボールに詰め、
ごろごろカートで引きながら。


柳井港からの船は、
島に行く人たちで満員電車のよう。
いつもは10人ちょっと乗ってるかな~?
くらいの船なのに。
船に立ち乗りするのは初めてでした。
船の中では久しぶりの再会がすでにそこここであるようで
「○○さんちの○○ちゃん?」
「久しぶりやねえ!」
なんて会話が飛び交っており。
私はといえば
監督のあやちゃんがたまたま会って
スカウトしたポレポレ坐のお客さん、
K姉弟と合流。
K姉がお客さんとして
ポレポレ坐にチベットの展示を見にきたとき
たまたま店に来ていたあやちゃんに、
島の話、熱弁ふるわれ、
なんかおもろそう、と、
弟くんを連れて
ぶらり手伝いにきてくれた
ありがたい人たち!
すばらしいフットワークに拍手。

島の船着き場はお迎えの人でいっぱい。
もちろん私たちも先に到着しているあやちゃんたちに
お迎えにきてもらっていたわけなのですが、
そうだった、
「船が着くとこ撮影するから
カメラに写るから手とか振らないように。」
と言われてたんだった。
なので他人のフリ、他人のフリ。
して素通り。


しばらくして
監督のあやちゃん、
カメラマン大久保さん、
大久保さんの上司の笹栗さん
プロデューサー本橋さんと合流。
これで今回のロケ隊が全員揃い。

翌16日は早くもお祭りの始まり、
入船神事の日。

つづく!