きさらさら日記

日々のいろいろ雑記帳 by:kisarasara

4.26オールナイト

2009年04月19日 23時36分44秒 | ポレポレ
去年から始まった
ポレポレ東中野でのオールナイト企画。
チェルノブイリ原発事故の日に併せて
原発にまつわるいろいろな映画を上映する。

チェルノブイリ事故は記憶にない、
という世代でも
原発ってどうなの?
と思っている人って
けっこういるんじゃないかと思うんだけど
そういう人にはぜひ来てもらいたい。

「祝の島」のラッシュ上映がある事はもちろんだけど
いろいろな側面から
暮らし方や、原発について
考える機会になるだろうな、
という今年のラインナップです。



開催日:4月25日(土)
23:00開場 / 23:15開映 (5:40終映予定)
前売:1,800円/当日:2,300円


『祝の島』監督解説付ラッシュ上映
(約50分予定)
監督:纐纈あや
27年前から原子力発電所の建設計画が持ち上がり、
反対を表明し続けている山口県祝島の人々の営みに寄り添い、
現在撮影中の『祝の島』監督解説付ラッシュ上映。


『ドキュメント‘89脱原発元年』
(1989年/105分/16mm) 
監督:小池征人
長年重厚なドキュメンタリーを制作し、
『人間の街』『いのちの作法』などで知られる
小池征人による、原発の存在意義・
原子力の意味を問い続ける貴重な作品。



『へばの』
(2008/81分/DV-CAM) 
監督・脚本:木村文洋
青森県六ヶ所村の恋人たちを描き、
核燃料再処理工場で働く主人公の被曝によって
揺れ動く人間模様を描いた痛烈な怪作。


『ナージャの村』
(1997年/118分/35mm) 
監督:本橋成一
ベラルーシ共和国ゴメリ州ドゥヂチ村。
チェルノブイリ原発事故で汚染された小さな村。
皮肉にも、放射能に汚染された村は、
原子力の恩恵を受けない生活を続ける村だ。
政府からの立ち退き要請で、村は地図から消えてしまった。
村の3ケ所の入口はゲートで遮断され、
外部の人間は許可証がないと入れない。
それでも故郷を離れず、汚染された村に残る6家族がいる。
ユートピアのように美しい村。四季が移ろう。
麦やじゃがいもを育て、きのこを採り、詩を口ずさむ。
美しく厳しい自然とともに、
大地に根ざして明るくたくましく生きる彼らの暮らしは、
豊かさとは何かということを私たちに教えてくれる。
本橋成一が、写真家ならではの美しい映像で綴る、
いのちの大地の物語。

公開中の映画「バオバブの記憶」のこと

2009年03月28日 12時08分20秒 | ポレポレ
あったかくなったかと思ったら
また寒くてびっくりですね。
カゼひいてませんか?

「バオバブの記憶」という
いま上映中のドキュメンタリー映画の製作に関わりました。

アフリカ、セネガルのバオバブの木と少年の物語。
1000年生きるといわれるバオバブの木。
人はその木の葉や実を食べ、それで病気を治し、
樹皮や種の油を生活に使い、生きてきた。
人々の暮らしのよりどころとなってきたバオバブは、
精霊が宿る木と信じられ、人の手で切られることなく生きている。
舞台は近代化がすぐそこまで来ているダカール近郊のトゥーバトゥール村。
まだたくさんのバオバブと、大家族の暮らしがあり、
子どもたちは牛追いや農作業を手伝い、
弟や妹の面倒を見ながら学校へ通う。
馬を乗りこなすこともできるし。
でも携帯電話も、テレビもある。
そんな村の暮らしの記録。

監督の本橋成一は、写真家として炭鉱をはじめ、
サーカス、上野駅、築地魚河岸、大衆芸能、等々、
市井の人たちの暮らしの営みを撮り続け、
映画監督としてもチェルノブイリ原発事故で汚染された村に
変わらず住み続ける人々の記録「アレクセイと泉」などの作品を生み出してきました。

豊か、とはどういうことか、を
作品に撮り続けてきた監督のたどり着いたひとつの形。
それがこの映画です。

ポレポレ東中野

渋谷シアター・イメージフォーラム
で上映中です。


まったく、私自身、
こんなにも映画に関わることになるとは
思ってもみないことでした。
映画というのは動く人数も多いし、
動くお金も大きいし、
バクチのような世界で、
怖いなぁ思うこと多々ですが、
いいな、と心から思える作品の
そばに居ることができることを
うれしく思っています。

何度も何度も同じ映画を見ていると
映画は、人に見られて次々かたちが変わるもの。
と思うときがあります。
見た人のその時の気持ちや状況。
見る人がひとり増え、
1コマ1コマフィルムが2つの目にうつった時間を経て
不思議に変化していく、と思うのです。

千年の時を人と一緒に生きてきた
バオバブの木と同じように
千年先の人がもし、この映画を見た時には
どんなカタチになっているのだろうと
考えたりします。

といっても千年先まで上映中ではなく
東京では4月いっぱいの予定です。
大画面で見て欲しい映像!
おまちしています。

口琴びよよ~んナイトVOL.2

2008年10月03日 15時19分16秒 | ポレポレ
ポレポレで2回目になる口琴のイベントが
もうすぐです~。
わたしはこの楽器ずーっと気になっていて
自分でやってみたりもしてきましたが。

10代後半の頃、東京に出てくるといえば
口琴を買うため、
中野ブロードウェイの「タコシェ」に来ていたりして。
あそこをわざわざ目指してきていたなんて
今考えるとちょっとぎょっとするけども。
そんだけヤミツキになる音ということで。



10月11日(土)18:30open/19:00start
宇宙人もびっくり!? 直川礼緒の『口琴びよよ~んナイトVol.2』

チケット 3,500円(ワンドリンク付)
申込先 03-3227-1405(ポレポレタイムス社)
    event@polepoletimes.jp


日本口琴協会代表、直川礼緒さんナビゲートの
『口琴』に迫る夜第2弾 。
今回は『口琴進化論編』。
特殊口琴アウラ、電気口琴などの演奏に加え、
口琴が登場する映画や音楽など、紹介します。
飛び入りゲストあり!? 乞うご期待。


【口琴とは…】
ユーラシアを中心に伝統楽器として
世界中に広く分布している小さな楽器。
その歴史は古く、モンゴルでは紀元前3~1世紀のものが、
日本では平安時代の鉄製のものが出土している。
口にあてて弁をはじくと「びよ~~~ん」という
なんともクセになる音。
竹、木、椰子、骨、鉄などでできているものがある。
知られているところでは
「ど根性ガエル」で鳴っている、なさけないあの音。


【直川礼緒プロフィール】
音楽家、日本口琴協会代表。
各国の口琴フェスティバル、
民族音楽シンポジウム等に参加。
演奏活動の他、
口琴奏者の招聘公演の企画・制作を手がける。
都民カレッジ、朝日カルチャーセンター、
和光大学オープンカレッジなどで、
口琴、倍音音楽講座を担当。

初日

2008年07月01日 12時44分28秒 | ポレポレ
はじまりました。中野真典展。
昨日も書きましたが、
ありえないほどの点数。
油彩、水彩、線画、モビールもあったり、
覗きからくりの立体(なんて言ったらいいのか。。。)もあったり~
ぎゅうぎゅう詰めの “中野真典ワールド” が広がっております。



とにかく、とにかく見て欲しいわ。
すごいから。
20日までです。


写真講座

2008年06月11日 12時02分23秒 | ポレポレ
ポレポレ坐で昨年から続いている
日本写真芸術専門学校の
公開講座が今年もはじまります。
一般の方も聴講可。

第1回目のゲストは中野正貴さん。
写真学校の企画だけあって豪華ゲストです。



日本写真芸術専門学校公開講座

『プロフェッショナルに聞く“写真のはなし”』
■第1回中野正貴(写真家)×鳥原学(写真研究者)トークショー
■日時:6月21日(土)12:30開場/13:00~14:30
■参加費:1回につき500円 *高校生は無料(学生証の提示)
■予約・お問い合わせ:日本写真芸術専門学校 03-3770-5586まで
(聴講を希望される方は事前に電話にてご予約下さい)

【中野 正貴さんプロフィール】
1955年 8月2日福岡県生まれ。56年より東京在住。
1979年 武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業。
写真家・秋元茂氏に師事。
1980年フリーランスフォトグラファ-として独立。以来、数々の雑誌表紙
撮影や広告撮影で活躍。鋭い感性と巧みな空間把握に定評がある。暖かみ
を帯びた色調は、独自の空間を表出する。変貌し続ける人口過密都市「東
京」の無人の「瞬間」を追い求め、8×10の大型カメラで10年余の歳月をか
け撮影した写真集『TOKYO NOBODY』はベストセラーとなった。
2001年 写真集『TOKYO NOBODY』により日本写真協会賞新人賞受賞。
2005年 写真集『東京窓景』により第30回木村伊兵衛写真賞を受賞。
ホームページ http://www.artunlimited.co.jp/nakano/index.html 


今後の公開講座の予定
第2回: 9月13日(土)13:00~14:30 石塚 元太良(写真家)
第3回:10月18日(土)13:00~14:30 島本 脩二 (編集者)
第4回:11月 8日(土)18:30~20:00 調整中
第5回:12月 6日(土)13:00~14:30 調整中

チベットを知るための夏

2008年06月04日 16時11分19秒 | ポレポレ
ポレポレ坐のこの夏の展覧会が決まりました。
チベットの子どもたちが亡命先で描いた絵や
ドキュメンタリー映画の上映、盛りだくさんの予定です。
知らぬは罪、という言葉がありますが
折しもオリンピックシーズンの真っ最中、
一緒にチベットに思いを馳せましょう。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
受難と祈りー 、チベットを知るための夏 
        満月ばあさんと子供たち

前期:2008年7月22日(火)~8月10日(日)
後期:2008年8月19日(火)~8月24日(日)
営業時間:火曜~土曜11:30~23:00/日曜11:30~18:00/月曜定休

☆チベットの文化、歴史、宗教の資料展示
☆亡命政権の子どもたちの描いた絵画展
☆チベットを撮った写真展
☆ドキュメンタリー映画上映会
☆チベット音楽演奏会
☆「亡命者の証言集」刊行
☆関連書物、グッズの販売

くわしいスケジュールなどは公式ホームページを
http://tibet-free-tibet.com/

お神楽を見る会

2008年05月01日 16時20分59秒 | ポレポレ
今度ポレポレで
お神楽映像を見る会なのです。

お神楽って、あんまり見る機会ないけど
気になるものだった私には
楽しみな催しで
当日は講師の三上さんに
アホな質問をぶつける係。
をやる予定。

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本橋成一写真展 藝能東西~アジア編~ 記念講座
三上敏視のお神楽VJナイト

“お神楽ってなぁに?”

獅子舞くらいは見たことあるけど、
そもそもお神楽ってなに?
ちょっと気になっているけど
見る機会もあんまりないな~。
そんなアナタに!
あの小沢昭一が(写真家本橋成一も)
かつて放浪芸を追う中で訪れた、
高知の本川神楽のビデオ映像を皮切りに
その他全国各地の選りすぐりの映像を
用いてお送りするお神楽初級編。

2008.5.30 FRI 18:30 open/19:00 start 
於:ポレポレ坐 ¥1,000 (+ワンオーダー)
申込:ポレポレタイムス社 Tel.03-3227-140
Email polepole_event@yahoo.co.jp

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【三上敏視プロフィール】
音楽家。全国各地の里神楽を見て歩き、
日本の音楽、芸能のルーツとしてその多彩さと深さに衝撃を受け、
01年9月に別冊太陽『お神楽』としてまとめる。
04年5月にアルバム、MICABOX feat. Ayako Takato『ひねもす』をリリース。
06年6月にロンドンで開催された
「City of London Festival」で単独ライブを行う。
04年7月NHK国際放送「Weekend Japanology」の「神楽」特集、
07年3月、NHK-FMの日本音めぐり「心のリズム、日本の太鼓」に
神楽解説者として出演。
細野晴臣&東京シャイネスメンバー。
多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。

ポレポレの展示

2008年03月05日 13時24分28秒 | ポレポレ
ポレポレのスペースで
乾千恵さんの作品展「7つのピアソラ/月 人 石」が始まった。

月曜に梱包を全部開けて
あれこれ考えながら作品を飾るのは楽しかったな。

初日の晩は28日にピアソラのライブやって下さる
みなみな様が千恵さんを囲んで。




ワタシはこの壁面がお気に入り。