大阪行きの目的は

通天閣ではなく。
知り合いの展示を見に行くことだったのでした。
ポレポレ坐でも７月に展示する予定の
中野真典さんという方の。
とってもいい絵なので
お楽しみに。
なんか張切って３００点くらい持ってくるらしく
どうなることやら！　楽しみなのです。

通天閣のてっぺんで若いスピッツが歌ってた。

日曜の夜行バスで大阪へ行ってきた。
大阪駅前に6:30着。
わかっちゃいるけど、こんな時間に着いてどおせいっちゅうねん！
通勤の人々を眺めながら
のんびり朝ご飯を食べ。
目的地のギャラリーは11時からだし、
この4時間ちょっとの過ごし方をガイドブックに頼ることに。

んで、通天閣。
超話題のくいだおれ人形を見にゆくのと
どっちにしようか悩んだけど
まあ心斎橋辺りは行く機会も多いしね～。
一生にいっぺんくらい登ってみたいな通天閣。と。

新今宮の駅を降りてぷらぷら歩き。
この辺りもずいぶん近代化？されたと聞くけれど
それでもよそから来た私から見ると
日雇い（風）のおっちゃんたちがうろうろしてたり
串カツ屋さんが（朝だから空いてないけど）いっぱいあったり
う～んなんかディープ大阪…！
ってかんじ。
通天閣はなんか鉄骨とか古いためか、
周りの風景から浮いてて
なんかそこだけ合成の風景みたい。

600円払ってエレベーターに乗って最上階へ。
朝っぱらからツアーバスが横付けになっていて
そこそこ混んでいる。
付近に高い建物がないので、たいした高さじゃないけど見晴らしいい。
うわさのビリケンさんに初めてお目にかかり。
足の裏をこちょこちょしてお願いごとをするのだけど
こちょこちょされすぎてえぐれていた。
ビリケンさんは人気者キャラクターと
仏像の両の要素のあるおもしろい存在だなあ。
仏像見たときみたいな
ありがた～い気持ちになるわけでもなく
でもミッキーみたいなキャラクターとは違う
「ありがたさ」も持ち合わせ。

展望室のおみやげやには
ビリケンキーホルダー
ビリケンおまもり
ビリケンストラップ
ビリケン根付け
そしてビリケンピアスまで。
つい購入。

通天閣のすぐそばにはなんかトタンの
長屋みたいな屋根の連なりが見え、
そして天王寺動物園のキリンやらシマウマやらフラミンゴやらも見え。
５歳くらいの時、父ちゃんに天王寺動物園に連れてってもらって
門の前でしばらく待ってるように、と
ひとり取り残されたことがあったのを思い出した。
田舎の子だった私は
都会の真ん中に置き去りにされたような気持ちになったものだけれども
さらわれなくってよかったなあ～　　なんちゃって。

売店ではスピッツのまだ売れる前（ロビンソン以前）の
曲がしきりにかかっていてうれしかった。
若いムネさまのフレッシュな声は
昭和なキッチュな雰囲気がよく似合う。

夜、泊めてもらった親戚のうちで
通天閣登ってきた、と報告したらば
おばちゃんは「登ったことないわ～おばちゃんあんなとこよう行かんわ～。なんかヘンな人いっぱいおるし～」
おっちゃんは「高校生ぐらいのときに観光につきあって登ってから行ってないわ～」

通天閣もと暗し？