きさらさら日記

日々のいろいろ雑記帳 by:kisarasara

祝島日記その6【あだ名】

2008年09月08日 23時36分25秒 | 祝島
島の人たちが
みんな仲良しだな~
と思うのには、
あだ名効果がけっこうあるんでないかな、と思う
島の人たちには
ロケ隊が行く時に
お家を借りることから
船に乗せてもらったり、
いろんなもの貸してもらったり、
言い尽くせないほど全てにおいてお世話になっている。
のだけれど、
そのみんながあだ名で呼び合っている。

ひさちゃん
のぶちゃん
としぼう
よしぼう
のりちゃん
よっちゃん・・・・

これがなんともよくて。
きっとこどもの時から
おなじように呼び合ってきたんだろうな。

集まって飲んでると
こどもの時から
それぞれの役割がや関係性が
変わってないんじゃないかと思って、
いや、変わってたとしても、
それがずっと地続きな感じがあって
なんかおかしい。
おっちゃんの集団が
少年の集団に見えてくるんだよ。

ふしぎよ。

んで、わたしも、ちゃっかりあだ名で呼ばせてもらってる。
だって、ここだけの話、あだ名ばっかで呼び合うから
本名が!・・・ちょっぴりあやしいってぇわけよ。


↓飲み会風景。
 神舞で大分から来た里楽師さんたちも混じってわいわい。
 島の家にはレーザーディスクのカラオケの機械が完備されとるのです。
 曲数かなり充実。演歌ばっかりだけど。

祝島日記その5【島の人たち】

2008年09月08日 15時46分46秒 | 祝島
7月と8月、あわせて10日くらいしか
島に滞在していない私だけれど、
人口530人の島ではあっという間に顔見知りが増える。

海沿いの軽トラがすれ違えるくらいの道を歩いていると、
あっちにもこっちにも知ってる顔。

だいたい島の若手と言われる人は50代、60代で
その人たちの動向がわかると
島でおもになにが動いているかわかる。

神舞に関わることはもちろん
島での生活の端々までに、知ってる顔がある。

商店の商品を船で街から運んでくるのは、あの人。
みんなが出したゴミを運んで行くのは、あの人。
停電の夜、たぶん夜中に奔走していたのは、あの人。
今日の消防の当番は、あの人とあの人。

だんだんわかってくると
買い物をする時も、ゴミを出す時も、
なんだか背筋が伸びる。
その先にいる人の顔が見えるから。

東京にいるとそんなことはないな。
お隣さんの顔もわかんないもん。
ゴミ持って行ってくれる人なんて全く知らない。

たった10日の私がこんなんなのだから
ずっと島で暮している人たちは
どれだけのつながりを感じてるんだろう。
島は大きい家で、その家族が530人いる。
そんな感じ。

「自治体」っていうものに
自分が所属していると思ったことはないけど
祝島に行ってはじめて
「自治体」という言葉の意味が分かった。

きれいごとじゃなく自然に
みんなが力を出し合って
あるものを分けっこしあって
暮している。

そこにはなんともいえない
ひとの輪があって、
私はそんな関係に
すごいあこがれちゃう。な。