きさらさら日記

日々のいろいろ雑記帳 by:kisarasara

4月26日 「祝の島」お披露目

2010年04月19日 03時36分45秒 | 祝島
ひとつひとつ、ものごとは積み上げられてゆく
ということを改めて噛みしめる日々が続いている。

当初秋公開を目指していた「祝の島」が、
あと1週間で完成しようとしている。

ほんとうに、ほんとーーーーに、ギリギリだけれど、
なんとか漕ぎ着けそうだ。

撮影の日々も、編集の日々も、
今の仕上げ作業に及んでも、
どれひとつとってもスキップするように一足飛びには運んでこなかった。

どれもずっしりとした実感を伴った
重みのある作業だった。
これからもきっとそうだろう。

持つ限りのエネルギーを
この映画に注ぐことができる今の状況を
とてもありがたいと思っている。

生まれようとしている作品は
初めて挑戦したお料理のようで
どんなものが入っているか、
どんな風に火を加えたか、
どんな風に盛りつけてどんなトッピングをしたか、
そのすべてを知っているけど、
どんな味がするのかはまだ知らない。

映画を一番最初にかけるのは、
4月26日、
チェルノブイリ原発事故から24年目になる日。

是非見にいらしてください。
きっとできたてほやほやのアツアツです。




*日時:2010年4月26日(月)18:30開場/19:00開演
*会場:なかのZERO 小ホール(定員550名)
* チケット:1,500円 チケットぴあにて4月3日より発売 
  Pコード:556-393
*トークショー:下村健一<市民メディアアドバイザー>×森達也<映画監督/作家>(予定)纐纈あや<「祝の島」監督>

ブログがふたつになっちゃって

2010年02月01日 21時30分27秒 | 祝島
なんだか混乱しているよ~

製作スタッフとして参加している
山口県祝島のドキュメンタリー映画
映画「祝の島」(ほうりのしま)についてのことは
↓こちらに書いているので
http://blog.goo.ne.jp/hourinoshima
よかったら両方見てやってください。
mixiからの外部リンクは変わらずこっちにしておきますが~


(祝島のこねこ)


右往左往の帰り道

2009年07月10日 16時32分35秒 | 祝島
7日の晩に島から東京へ戻り。
お魚をいっぱいもらったので、
東中野へ一度寄ろうと思って
東京駅から中央線に乗り、
御茶ノ水で総武線に乗り換えたら
その電車が信号機トラブルかなんかで
水道橋で止まって
「新宿方面の方は御茶ノ水に戻って中央線に乗ってください」
と言われ。

しょうがないから引き返して
新宿までついたけど
新宿からの総武線も止まっていて
駅員さんに「東中野へはどうしたらいいでしょう」と聞いたら
大江戸線ですね

えっちらおっちら大江戸線を目指したら
うっかり新宿西口駅に着いちゃって
こんどは都庁前で乗り換えなくてはならず

東中野に着いた時には1時間以上経っていましたわ。。。
やれ、やれ~。

ひどい雨

2009年07月01日 09時38分03秒 | 祝島
祝島行きの定期船に乗り込んだ。
かなりの雨で、港で合流のはずのもう一人は電車の遅れのために間に合わず。
また、お天気任せのロケの始まりだ~!

東京発22時

2009年06月30日 22時24分37秒 | 祝島
また、この日がやってきた。
東京発22時のサンライズ出雲にのりこむと、頭の中の東京スイッチが切れる。
次々とやってくる情報から切り放されて、しん、となる。
周りには、西の言葉がちらほら。
この一晩のワープにも、すっかり慣れた。
そんなわけで、すっかり無沙汰のブログに反省しつつ、一路、祝島。

手焼け

2009年05月09日 13時15分55秒 | 祝島
5月の祝島の日射しはとっても強くて!
顔やら首やらの日焼け対策はがんばってるんだけど
困るのは手焼け。

日焼け止め塗っているんだけど
落ちやすいらしいのと
ずっと外に出てる場所なので
どーしても焼けちゃう。
今回帰ってみたら
手首から先だけ黒くなって。。。。
やだー

次回からは手甲でもしようかな。
忍者みたいに。

あしたから居ないよう&【祝島の大事なこと】

2008年09月10日 19時32分40秒 | 祝島
まちミューが始まるので
明日から東京を離れます。

来てくれる人は向こうでお会いしましょ。
台風来るらしいけど、それもまたよきかな。


祝島のこと
気にしてくれている方は
この隙に(?)
下記読んでみてね。



■映画「祝の島」監督のあやちんブログhttp://holynoshima.blog60.fc2.com/

■祝島ホームページhttp://www.iwaishima.jp/


それから大事なこと。

ブログではまだ触れていなかったけれど
祝島は上関原子力発電所の
予定地のすぐそばの島です。
知ってる方もいるかもしれませんが
26年前から島の人たちは
反対し続けています。

いちばん大きな理由は
原発をつくることによって
海を埋め立てたり
水温が変わることで
島の人たちがいちばん大切にしている
漁場でもある
海が死んでしまうから。

漁ができなくなったら
いま島で暮している人たちも
島を出ざるを得ないことになるでしょう。

そうしたらあの人たちの
すごく気持ちのいい笑顔や
つながりあって生きている構図は
どこへいっちゃうのよ。


抗議行動の映像を見ると
いつもは優しい顔をした
島のおっちゃんやおばちゃんたちが、
信じられないくらい
おんなじ人とは思えないくらい
こわい顔をしているんだよ。

それを見ると私は
いてもたってもいられない気持ちになる。

あの人たちが、あんな顔するのは、やだ。


祝島日記その6【あだ名】

2008年09月08日 23時36分25秒 | 祝島
島の人たちが
みんな仲良しだな~
と思うのには、
あだ名効果がけっこうあるんでないかな、と思う
島の人たちには
ロケ隊が行く時に
お家を借りることから
船に乗せてもらったり、
いろんなもの貸してもらったり、
言い尽くせないほど全てにおいてお世話になっている。
のだけれど、
そのみんながあだ名で呼び合っている。

ひさちゃん
のぶちゃん
としぼう
よしぼう
のりちゃん
よっちゃん・・・・

これがなんともよくて。
きっとこどもの時から
おなじように呼び合ってきたんだろうな。

集まって飲んでると
こどもの時から
それぞれの役割がや関係性が
変わってないんじゃないかと思って、
いや、変わってたとしても、
それがずっと地続きな感じがあって
なんかおかしい。
おっちゃんの集団が
少年の集団に見えてくるんだよ。

ふしぎよ。

んで、わたしも、ちゃっかりあだ名で呼ばせてもらってる。
だって、ここだけの話、あだ名ばっかで呼び合うから
本名が!・・・ちょっぴりあやしいってぇわけよ。


↓飲み会風景。
 神舞で大分から来た里楽師さんたちも混じってわいわい。
 島の家にはレーザーディスクのカラオケの機械が完備されとるのです。
 曲数かなり充実。演歌ばっかりだけど。

祝島日記その5【島の人たち】

2008年09月08日 15時46分46秒 | 祝島
7月と8月、あわせて10日くらいしか
島に滞在していない私だけれど、
人口530人の島ではあっという間に顔見知りが増える。

海沿いの軽トラがすれ違えるくらいの道を歩いていると、
あっちにもこっちにも知ってる顔。

だいたい島の若手と言われる人は50代、60代で
その人たちの動向がわかると
島でおもになにが動いているかわかる。

神舞に関わることはもちろん
島での生活の端々までに、知ってる顔がある。

商店の商品を船で街から運んでくるのは、あの人。
みんなが出したゴミを運んで行くのは、あの人。
停電の夜、たぶん夜中に奔走していたのは、あの人。
今日の消防の当番は、あの人とあの人。

だんだんわかってくると
買い物をする時も、ゴミを出す時も、
なんだか背筋が伸びる。
その先にいる人の顔が見えるから。

東京にいるとそんなことはないな。
お隣さんの顔もわかんないもん。
ゴミ持って行ってくれる人なんて全く知らない。

たった10日の私がこんなんなのだから
ずっと島で暮している人たちは
どれだけのつながりを感じてるんだろう。
島は大きい家で、その家族が530人いる。
そんな感じ。

「自治体」っていうものに
自分が所属していると思ったことはないけど
祝島に行ってはじめて
「自治体」という言葉の意味が分かった。

きれいごとじゃなく自然に
みんなが力を出し合って
あるものを分けっこしあって
暮している。

そこにはなんともいえない
ひとの輪があって、
私はそんな関係に
すごいあこがれちゃう。な。



祝島日記その4【入船】

2008年09月01日 23時53分55秒 | 祝島
まずは最初に伊美の船が打ち上げられたという
三浦湾に神様船がやってくる。
高台から撮影。




お迎えする櫂伝馬と漁船たち。


その櫂伝馬には、約20人の漕ぎ手と
サイヘイとケンガイと呼ばれる
舞い手が乗っている。
朝からメイク。





やってきた神様の船は
三浦での神事の後、集落のある港のほうへ回り、
お迎えの漁船、櫂伝馬と1列になって
ぐるぐると大きく3周まわる、
入船神事のハイライト。

笹栗さんとわたしは
1周目を防波堤で
2周目を高台で
3周目を港の目の前の旅館の2階で
それぞれ撮影するため
なんだか分刻みスケジュール!

高台から。
船がぐるり輪になってるの、
見えるかな。


港に入る櫂伝馬


迎える人々。。。。
2周目くらいからぽつりぽつりと降ってきて
かなりの雨に。




雨とともに神様が島に上陸。
待ってました!とばかりに迎え入れる
群衆が印象深い入船でした。

そろそろ書き疲れてきたので
つづきはまた!