< 2日目続き >
登山口の名頃駐車場に辿り着くと白い犬が尻尾を振りながら近づいてきた。讃岐富士さんや紫雲さんのホームページで話題にのぼるシロだった。いつかシロの案内のもと桃太郎気分で三嶺へ登りたかった。まずはシロを接待しておかねばと思った。ザックを開けて食べ物を捜していると、待ちきれない様子で頬っぺたをペロペロ舐められた。相手が犬でなかったら特別な感情を抱いてしまいそうだ。
まずはパンを口先へ持っていった。レーズンパンは嫌いらしい。首をそむけて食べようとしない。ちょっと迷ったが稲荷ずしをやった。今度は舌先でつっつくのだが、これも口に入れようとしない。油揚げからごはんだけを取り出してやるとやっと食べ始めた。その後、まんざらでもなかったのか油揚げもきれいに平らげた。
ところが食べた後、柱にしょんべんを引っ掛けてさっさと他所へ行ってしまった。食べ物をやったのに全く愛想なしだ。人間にも、媚を売りお願い事をした後で舌出しする者がいる。シロは人間のような厭らしさは全くないのであるが、人間の扱いが慣れた犬であると感じた。シロにはわかっていたのかもしれない。稲荷ずしの賞味期限が切れていたことを。
シロ完食
シロの縄張り
車道を2km歩いて奥祖谷かずら橋の車に辿り着いた。
またまた観察されていた
帰り道に竜宮公園の吊り橋から
シロにも会いたい。私は犬大好きなのでどんな反応されるかの楽しみ。嫌われたらきっとショックだろう。
賢い犬程人を見るというから「お前は1人で行けるからついって行ってやらない」と言われそうだ。