八甲田山(2)

2017年03月26日 | 登山

樹氷を見られてそれなりに感激したが、青空とペアで見たいと欲が出た。
青森市にもう一泊し、翌朝ロープウェイの始発時刻に合わせて戻ってきた。
だが上空をすっぽり覆う雲が移動する気配はなかった。
天気予報を確認すると、昨日同様、今日もずっと晴れ予報なのである。

城ヶ倉大橋を見て、酸ヶ湯にも行ってみた。
雪壁は4mほどあっただろうか。大きな温泉宿である。
奥には混浴風呂があったが、PH1.9 だったので退散した。

10時にロープウェイ乗り場に戻り、50分間並んで乗れた。
ロープウェイの中で100m先の人間に話すような大声はやめて欲しい。
中国とは鎖国にしていい。

山頂駅は薄靄のかかった状態だったが、昨日より断然視界良好だった。
井戸岳、大岳の方向は逆光だったので、先に赤倉岳まで往復することにした。
中腹辺りまでくると完全に晴れ渡った。

風は昨日よりも強く、パタパタと風に煽られたサングラスのピンが折れた。
ニット帽を深めに被り、片目ずつ開けて雪眼にならないようにしたが、
それでも下山中には網膜の血管が目の前に浮かび上がった。
なぜか血管が黄緑色で、脳が作り出した虚像なのだろう。

赤倉岳から雪田に戻った頃には再び薄雲が湧き上がってきた。
雲海なら嬉しいのだが、景色をぼかす靄のような雲だったのが残念である。
あと1時間だけ待って欲しかった。









  岩木山


  中央が櫛ヶ峰


  大岳


  大岳ZOOM




 



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