真・超絶!!きりん返し

俺は何度でも立ち上がるッッッ!!

東京開眼(後編) 秘技!阿修羅崩し!!

2004-11-10 20:53:55 | 東京開眼(完結)
==前回のあらすじ==
性欲のピークを迎えた小生たち3人。夜間監視業務を放り出し、夜の町へと繰り出していった。
目指すは欲望渦巻くピンク街、5000円ポッキリ「B店」。
はしゃぐクリオネR君とMビル君。しかし、小生だけは乗り切れなかった。格安風俗店には何かある。
はたして鬼が出るか蛇がでるか、我々は無事に性感、もとい生還できるのか!?




弊社所在地から駅をはさんだその場所こそピンク街であり、我々の目指す「B店」はある。
が、あまりにたくさんありすぎて、どこにあるのかわからない。まさに、木を隠すなら森の中といった様相を呈しているのだが、そこは小生自慢のチンポレーダーが過敏に反応するのである。これさえあれば米軍自慢のトマホークよりも正確にピンポイントで目指す風俗店を探すことができる。この程度のカモフラージュなど、小生には無いに等しいのであり、造作も無いことなのである。

雑居ビルが乱立するその場所の一角のこれまた雑居ビルのお手本ともいえるような怪しげな雰囲気を醸し出しつつ、風俗店「B」は我々を待ち受けていた。
まず、その建物からして正直怪しさ120%なんであるが、ゆえに5000円なのであろうと思うことにした。そのビル全体が風俗ビルの体であり、上から下までバッチリ風俗店一色に染まりあがっているのだが、我々の目指す「B店」は2階であった。
エレベータで2階まで行き、扉が開いた瞬間、小生が今まで感じていた不安・恐れ・動悸・息切れはより強い物となった。
店員の歯がないのである。
その歯ナシの店員の口が重々しく開いた。

「すいません、ご案内できるのは1名様だけなんですよ」

なんだと!?ここまできてそんな仕打ちは無いじゃないか。憤る我々3バカ。しかし、

「ですので、お二人様は4階のお店にご案内させていただきますので・・・」

ならばいいのだよ、歯ナシ君。ということは、誰か一人がココに残ることになるのだが・・・

「ほんなら、俺残んで。きりんちゃんとクリオネ君4階いきぃな。」

鶴の一声であった。神の声でもあった。歯ナシの店員もそうだが、そもそも店の内装が汚いところに少々嫌悪感があったのだが、Mビル君が残るというのだからそうしよう。4階のほうが可能性があるかもしれないと、自分だけいい思いをしようという小生はクリオネを引き連れ4階にいくことにした。
離れ離れになる小生とMビル。思えばこの時点で小生は選択を誤っていたのかもしれない。

そんなことはつゆ知らず4階へと向かうエレベーター。扉があいたその場所も、2階の店舗と変わらない雰囲気であった。別に4階だからどうということはなかったのである。ちょっと考えればすぐにわかることである。店員の雰囲気もさっきと大して変わらないのである。少し期待した自分が愚かであったと少し反省した23歳であった。

問題はここである。料金の支払いである。ほんとに5000円ポッキリか!?といまだ疑いの晴れない小生であった。おもむろに店員の見せた料金表をくまなく調べる小生。
あった、ありましたよ、入場料2000円。ほらね、ポッキリなんてもんじゃなかったよ。やっぱりね、わかってましたよ。まぁ、入場料足したところで7000円なんだからたいした額じゃないですか。取り立てて騒ぐ必要もないと思い、さっさと7000円を払い、待合室へ案内される小生とクリオネ。

そう、わかる方なら気づいたかもしれないが小生、指名してないのである。写真指名せず3畳程度の待合室に待たされているのである。そう、写真指名がなかったのである。このあと小生のシャイニングフィンガーと舌技にキャインキャイン言わされるお姉ちゃんのことは、「さとみ」であるということしかわからないのである。3畳の待合室に待たされる小生とクリオネは、雨にぬれる子犬のように震えていたとかいないとか。



「さとみちゃんご指名のお客様!」

よばれた、小生だ。クリオネと軽くアイコンタクトをし、「先に行ってるぜ!」と信号を送った。クリオネのその静かなたたずまいは狂おしいほど愛くるしいのだが、今はこの後のお姉ちゃんのことで頭いっぱいパインなのである。
なれた口調の店員の説明が一段落つくと、とうとうご対面である。はたして鬼が出るか蛇がでるか、風俗店でもっとも緊張する場面である。

「カーテンくぐりましたら女の子がまっておりますので」

店員に言われるがままカーテンをくぐると、そこに立っていたのはは鬼でもなく蛇でもなく、







カルロス=バルデラマの頭をしたドワーフ族だった・・・。
→知らない人はコチラ




==次回予告==

思いもよらぬダラダラ展開に2部構成で終わるつもりが終わらなくなってしまって収拾がつかなくなってきた小生。
こんな風に引き伸ばしてしまって、3部で見事に落とすことができるのかという不安が小生を襲う!!

「HA~HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」

店内に響く小生の笑い声の意味は!?

次回 超絶!!きりん返し  第8返し

カルロスの正体

お楽しみに
コメント (2)
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