朝、外へ出た時のひんやりした空気が心地よく感じます。
春ですね。東京は八重桜が咲き始めました。
私どもの父達は、義父は桜の咲くころ、父は八重桜の咲く頃、
数年の時を経て千の風になりました。
もう１０年以上経ちましたが、この季節には特に強く思い出します。
父は、典型的なサラリーマンで、家の事は母任せでした。
義父は、職人肌の江戸っ子でした。二人とも孫達を可愛がり、
今でも孫達の思い出の中に生きているようです。
娘が３歳の時に義父は亡くなったのですが、娘はおじいちゃんに可愛がられた事を良く覚えています。
私も、自分の歳を考えると恥ずかしいですが、父の体の割に大きな手と、煙草の匂いを思い出します。
今でも、風になり、光になり、側にいてくれるのでしょうね。
今朝、お店に来るまでにそんな想いをめぐらせながら
歩いてきました。
さて、今日の工房は、御注文の制作をしています。
私は、出来上がったグラスを箱詰め、包装しなくてはなりません。そして国立劇場に発送します。
東京の桜はそろそろ終わりでしょうか。
昨日、用事で九段に行きました。
あまり期待しないでいったのですが、田安門の周辺の桜は
まだ美しく咲いていました。
お堀に散る花びらが綺麗でした。
昔、昔、学生時代に毎日通っていた所ですが、
桜の記憶はあまり無く不思議に思っていたのですが、
考えてみれば春休みで、新学期が始まる頃には
散っていたのですね。
一週間、姪の世話や新年度の準備でバタバタしていました。
これからは、御注文の品に集中しなければなりません。
修学旅行の生徒さんの体験学習も始まります。
そうしているうちに、天神様の藤も咲き始めるでしょう。
亀戸もこれからが一番人出の多い時期になります。
美しい藤と、伝統工芸の町、亀戸に是非お出でくださいね。
藤の切子のグラスもご用意しております。
花曇の一日ですね。
昨日は、少し早仕舞いをして、久しぶりに浅草に行きました。
姪を連れて、主人と３人で行きました。
子供達はそれぞれ予定があり行かれませんでしたが、
小さい子供を連れての外出でした。
浅草はお花見もあり、混んでいました。
東武線から墨田公園の桜が美しく見えました。
焼きたてのお煎餅を食べ、あんずあめを買い、
メンコと独楽を買ってもらい、姪は大喜びです。
私も、芋羊羹を買って大喜びです。
食事をして帰ろうと考えていたのですが、
姪のTVが見たいの一言で、家で食事となりました。
家の子供達が小さかった頃のようで、懐かしく、楽しい時間でした。
さて、今日の工房は御注文の徳利等を制作しております。
春休みを利用してのご遠方からのお客様も、
先週あたりから多く御来店です。
