安曇野市の犀川で憩うコハクチョウ(2018年2月23日)
安曇野の犀川に白鳥が来るようになって30年あまり、多い年では1000羽(今年は840羽とか)、一度見に行きたいと思いつつそのままになっていましたが、鳥好きの友人が東京から見えて、念願を果たす事ができました。
まず、篠ノ井線の明科(あかしな)駅から徒歩15分あまり、御宝田に行きました。ここには、この日198羽という表示がありました。地元の白鳥の会の方々が毎日数えているのですね。見渡した所、コハクチョウばかりだと友人が言っていました。私はオオハクチョウを見たことがありません。
御宝田は背景に北アルプスの山並みがあって素敵な所なのに、この煙突と煙にはがっかりです。それも、背後に純白の常念岳が控えているというのに!
犀川の水は清らかで、安曇野がワサビの栽培が盛んなのも納得です。家に帰って地理を調べましたら、上流には梓川があり、松本市で奈良井川と合流して犀川となり、長野市で千曲川に合流するということでした。白鳥たちものんびりと穏やかに過ごしているようです。
この数日前に、ローカルテレビ局のニュースで、安曇野の白鳥たちの北帰行が始まったと報じられていました。この写真の白鳥は、北に旅立つ練習をしているのだとか・・(友人の話です)。飛び立つのは、朝や夕方らしいので、いつか近くに泊まって、白鳥たちの旅立ちを見たいものです。テレビの報道に由れば、北帰は4月初めまで続くそうです。
少し上流の白鳥湖と呼ばれるダム湖を目指して犀川の土手を歩くこと約1時間、近くまで行きましたが、白鳥があまり見えませんでしたし、対岸に渡るのも遠そうで、結局行かずじまいでした。そこは白鳥たちが夜を過ごす場所だということです。国道19号に出て、さらに20分位歩き、やっと田沢駅(明科駅の隣の駅)にたどり着きました。
安曇野に白鳥が訪れるようになった物語は、「スワンが来るころ帰るころ」(神津良子著、郷土出版社、2003年)に詳しく書かれています。
今回は冬景色でしたが、新緑の頃にでも、また安曇野を訪れたいと思いました、