藤田美術館入り口に近い生垣の間に設えてある枝折戸は
お茶室「光雪庵」に通じています
このお茶室で茶会をしたりおよばれも何回もありますが
お茶会の時 枝折戸はいつも開けられています
「枝折戸」は露地の中門や木戸門に用いられる最も簡素な戸で
「柴折戸」とも書きます
丸竹を曲げて枠框として割竹を両面から菱目に組んで
蕨縄(わらびなわ)で結いつけた戸に掘立て丸太柱に吊ってます
茶の湯では外露地と内露地との結界として設けられる仕切り戸
「蕨縄」とは蕨(わらび)の根から澱粉をとった後の繊維をなって作った縄
色がこく丈夫で水にも強いそうです
腰掛待合で待っている客に亭主が迎え入れる開閉形式の露地門
枝折門の外側から撮った敷地内にある茶室「光雪庵」
藤田美術館は大阪空襲の戦火を免れた蔵を改造して美術館としている
入り口を入った所にある灯篭
紀州高野山の光台院にあった多宝塔
藤田美術館は春秋二季の展観 臨時展も開催されます
徳川家康から水戸家祖頼房に与えられ同家に襲蔵されたが
近代は藤田家に入ったわが国に数点しかない
国宝 大名物の「曜変天目茶碗」は何回観ても素晴らしい!
機会があったら覗いてみては如何でしょう
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