
平成22年も残り少なくなってまいりました
13日は事始め・・・そろそろお正月の準備をする日
大掃除を済ませたら床の掛け軸も
お正月に相応しいお軸に替えましょう
今まで掛けていたお軸も柔らかい「羽箒(はぼうき)」で
軽くほこりをはらってから仕舞いましょう
掛け軸の仕舞い方
① 「矢羽津」を手の届く所に用意しておく
② 両手で下の軸先を持ち均等な力具合で巻き上げます
③ 手の届くところまで巻いたら左手で軸を支えながら
用意していた矢羽津で釘から畳の上に下ろします

④ 再び軸先の両端を持って風帯の付け根まで巻きます
⑤ 左手で軸を支え持ち風帯を折り目通りにたたむ
向かって左側の風帯が下になるように



⑥ 巻緒の当たる部分に当紙をして巻緒を手前に巻く

⑦ 巻緒を持ち軸の巻き方と同じ方向に3周する

⑧ 掛け緒の右下に巻緒を半折りにして通す

⑨ 通した巻緒の輪を掛け緒の左側へ
⑩ 掛け緒の左より通す

⑪ 左右の巻緒の長さを調節して仕舞う準備が完了です

掛け軸は湿気が大敵ですから桐箱に納めます




長期保存する時は防虫剤も入れます
再び掛ける時は巻緒の先を引くとスルリと解けます
掛け軸は年中掛け放っしにせず 春夏秋冬とお正月位は
水墨画でも墨蹟でも自作の画や書道でも
気楽に掛け替えて楽しみましょう
お軸にも休息を与える意味でも・・掛け放っしは止めましょう

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