台風災害に考える
- 10月16日未明の台風26号は千葉市にも災害と不安を残しました。(写真は26日未明の西千葉駅近くの写真です。)
- 満潮時に豪雨が降ったので、稲毛区にある草野水路が堤防ぎりぎりにまで水面が上がり、一部は堤防を越えてしまいました。スピーカーによる防災放送は、雨の音と密閉された部屋のため聞こえず、役に立たなかったと聞いております。
- 携帯電話の地域災害メールや安心安全メールの携帯電話がひっきりなしにかかってきましたが、真夜中で豪雨でもあり、また一部の避難場所が草野水路脇であったので、ほとんどの人が避難しなかったと聞いています。若い人は雨の中自動車を動かし、高台に急きょ移動したとも聞いております。
- 高齢者や障害者はうろたえ、結局は避難しなかった方が多かったとも聞いています。伊豆大島の例もあり、いかに災害時の対処が難しいかが、今回浮き彫りになりました。また災害時の連絡方法のあり方も大きな課題を残しました。
- 私共は安全・安心メールが頻繁に鳴るので、スマホやパソコンのTwitterを開いて「草野水路」を検索し見ておりました。夜というのに頻繁に情報が流れてきていました。
- 水があと3センチで草野水路の橋を超えるとか、この雨の中老人は車椅子で移動は難しいとか、避難場所には危険で行けない。避難場所の情報などの生々しい情報が流れてきていました。
- いかにTwitterやFacebookが、生の市民情報を発信する力がいかに大きいかを身を持って体験しました。
- いろいろな意見もあるでしょうが、ただ行政が決めた避難場所や防災マップをただ掲示するのではなく、大きな意味での地域環境状況を調査をした上で、同時に多数の人に指示することが必要であることもよくわかりました。
- うるさくても、安全・安全メールの充実やSNSの活用など身近なものを大いに総合的に研究し活用することが、大切であることも合わせて感じております。
- 昔の連絡方法や災害スピーカー放送なども、再度見直す必要があるのかもしれません。すでに千葉市では、この点を指摘していましたが、より力を入れてほしいものです。
- 台風27号、28号がやってきます。私たちも人ごとではありません。身を持って心得るべき問題であろうかと思っています。