しゃこたん☆ブログ(ββ)

この物語はフィクションです。嘘っぱちです。登場する人物、団体、施設等各名称は架空のもので実際には存在しません。

セカンダリータービン止まってんじゃねーのかぁ!?

2010年02月19日 | 日記・駄文
教頭がツインターボはみんなセカンダリータービンが着いてると勘違いしてるみたかったので、良い子のみんなにわかりやすく解説しよう!


先ずは車にターボが付いた歴史から簡単に。
日本車の話ね。

昔の車はみんな自然吸気だよね?
ハコスカとかの時代ね。

当時は排ガス規制も緩かったから自然吸気でも馬力を出せたんだ。
しかし、

排ガス規制で日本のスポーツカーは牙を抜かれた状態に!

これじゃ売れん!
と慌てたメーカーは新型エンジンを開発するより、既存のエンジンにターボを付けるって手段を選んだわけ。

これなら新しく開発するより安く、排ガス清浄装置を付けても馬力を上げられる!

ジャパンとか130Zとかあの辺りの車達ね。

ターボは付けるの簡単だし、小排気量でも2ランク上ぐらいの排気量のエンジンと同じくらいパワー出るから、排気量が大きいと税金が高くなる日本の制度にはピッタリのアイテムだったわけ。

だからみんなゴゾってターボ車を発売したの。

けど、可変バルタイとか何も無い時代にとりあえずターボにしたみたいなもんだからみんなドッカンターボだったわけ。
鉄仮面とかサバンナとかあのへんね。

で、偉いひとは考えたわけ。
でけえタービンつけて、下がスカスカになっちゃうんならちっせぇのを下からビンビン回した方がいくね?ってね。

え?
それじゃああんまり馬力出なくないっすか?
任せろ!
そんなことも考えて、2つ着けてみました!
ツインターボの登場です!

ソアラの7Mツインターボとかだな。

200馬力のタービン1個を高回転でなきゃ回せないなら100馬力のタービン2つつけようぜ!ってことだ。

つまり、6気筒なら3つずつ使ってタービンを回そうってことになるからでかいタービンは回らないよね?

だからツインターボってのはシングルではスカスカになっちゃうのを補うための策で、タービン一つに対する排気ガスが少なくなっちゃうからタービンサイズに限りがある。
レスポンスはいいけど高回転では伸びないし、凄いパワーは見込めないんだ。

そこで賢い人はまた頭をひねった。

ちっせぇタービンと、でっけぇタービンを着けて、低回転と高回転で切り換えればどっちもイケイケなんじゃあ?

「シーケンシャルツインターボ」の登場です。

低回転で小さい方のタービンを回して、高回転になって排圧が高くなったらでかいタービンに切り換えて回す。下のトルクも上の伸びもバッチリ!
なんて夢のようなタービンなんでしょう!
この大きい方がセカンダリータービンです。


これはFDとか80スープラなんかに付いてるタービンだね。

だから今日の俺のFDが遅く感じた弟は、高回転まで回してるに大きい方のタービンに切り替わって無いんじゃないかと思ったから、あんな発言をしたんですね。

初期の1JやRB26に付いてるツインターボってのは両方同じ大きさのがついていて、それぞれが独立してるからセカンダリータービンはついてないんだよ。

でもやっぱり、はいぱわーを出すならビッグシングルに限る!

今日は少し 賢くなったかしら?