KINTA STUDIO ブログ

栃木県益子町で、扉、家具、鉄オブジェ、絵、書、陶器、作れるものは何でも制作して生きている。

革のソファー

2015-02-28 08:21:09 | 家具




自宅にゆったりできるソファーが欲しかったのだが、市販のフワ~と沈み込むいかにもゴージャスなソファーは趣味じゃない。そこで曽田君に50センチ角厚み15センチの柔らかすぎないブロックを5つ作ってもらう。鉄で骨格と背もたれをつける。お酒を置く台のベースは古い壊れたMASCOTというミシンを使う。ゆったりと夜を過ごす。

浅草ものづくり工房

2015-02-24 17:53:31 | 日記




浅草の革作家・曽田耕君がコーディネイトした「浅草ものづくり工房」の面々20人が益子、茂木見学。私は造形論を少し話す。益子はKINTA→スターネット→茂木は靴の小林君→革の相馬君コース。家に1度に20人来た風景が新鮮。スターネットのホワイトシェパードのハクも皆んなと話をちゃんと聞いていて優秀だ。

キッチン・スロープ。外清掃

2015-02-21 17:56:25 | 日記






キッチン・スロープの外壁清掃。途中までは8メートルのはしごを貸してくれたカックン、ありがとね。シェフの坂口君、頑張る。しかしその上は庭師の耕ちゃんに10メートルのはしごを借り何とかテッペンまで高圧洗浄だ。本来はプロに頼む場面だが、何とかしたい。高所はダメになった私だが、何故か若い時の感覚が突然よみがえり登れた。完璧とは言えないけど、とてもスッキリする。道具は大切。はしごがなければ何も出来ない。いつも大変な時に益子の友に助けられ感謝の一言に尽きる。

キッチン・スロープ手洗い

2015-02-18 22:06:16 | 店用家具


キッチン・スロープ。フロアーの中に手洗い器を設置。排水の位置と水道の位置は変えるのが大変なので、その制約の中で水道の接続もやる。鉄板をくり抜き立体にして古い粉引鉢と合わせる。鉢の穴あけは石屋さんにサンドブラストしてもらう。真鍮製の蛇口がくると排水のステンレスの銀が浮くので、白くする。さりげなさがモットー。響き合いを見る。

キッチン・スロープへ家具搬入

2015-02-11 07:01:40 | 家具




いよいよキッチン・スロープへテーブルと椅子を搬入。腰が完全復活していない私は指示だけで申し訳ない。窯焚き中のカックン、すぐる、はじめ、のり君ありがとう。1番大きなテーブルは男4人でやっと持てる重さ。その重さはは皆んなの顔を見ればわかります。あはは。だいぶ店らしくなってきたかな。もう少しだ。今日は電気の傘の設置。

濱田さんの登り窯

2015-02-10 21:31:54 | 陶器




40年ぶりに火の入った濱田さんの登り窯。益子の陶芸家およそ60名が入れている。本日から攻めに入る。いろみを出すカックン。それを見る濱田友緒さん。窯も炎も焚く人も美しい。カックンの益子前掛けもかっこいい。

キッチン・スロープ改装

2015-02-09 18:11:33 | 改装


ガラス戸以外の壁に断熱材を入れて、白い塗り壁にしよう。



薪ストーブのベースはもともとペンション使っていた大谷石を使おう。後ろの壁は益子ならではの見目の登り窯の窯変したとても美しい陶板を使わせていただきます。空間全体の強弱、響き合いを見ながら、特別なものは使わず、身近にあるものを創意工夫して変化させようと思っています。



宇都宮で採れた大谷石。益子で採れた登り窯の棚板。いずれもそのままで充分美しい。大谷石は柔らかいのでなめていたら、思い通りになかなか割れない。石はしろうとだから。でも思い通りにならないと思いがけない風景を発見する。割れを修復するだけだ。失敗なんて事はどこにもない。



今日はペンキ屋さん。つやありの茶色の梁をつや消しの白に塗り替える。空間が明るく開放的に軽ろやかに変化する。おおまかの設計図は頭にあるが、ひとつひとつ実行してその都度響き合いを見て次を確信する。オーナーの坂口君と冗談を言いながら進む日々。







レジカウンター制作。切って、貼って、塗って、あぶって、満ちれば完成。





今日は左官屋さん。半割りのログっぽい壁の木を全部はずして白い塗り壁にする。ピタッと綺麗すぎず、激しすぎず、空間に広がりを与えるように左官。とりあえずの鉄のストーブを設置場所に。



何年前だろう、ペンションに山桜の1枚板をふたつ並べたテーブル。気持ちいいほど、5センチ反り下がっていた。お見事。とても自然で美しいが、向こうとこちら2席無くなってしまうので同じ山桜でだいたい平になるように足す。また違う表情になってこれまた面白い。



ビニールクロスの上に木の床材をはリ始める。



柱や階段をパズルのように、にがして板張り。ずいぶん進む。あと2日かかるかな。坂金コンビもだいぶ板についてきた。







きっちり貼れた新品の床板。そのままでは普通であまりに堅苦しいので、カンナとノコギリと金槌で軽く壊し絵。やがて紫外線などで焼ける事も想定して、テーブル、椅子を置く事も想定して、軽めのきなりに着色する。



一撃ぎっくり腰を喰らい、5日ほど休む。階段の手すりを木から鉄と縄に変える。縄巻きはひたすら根気のみ。



セーフティーでスッキリと収まる。つくづく鉄に感謝したい。