KINTA STUDIO ブログ

栃木県益子町で、扉、家具、鉄オブジェ、絵、書、陶器、作れるものは何でも制作して生きている。

鉄と木の棚と椅子

2019-01-26 08:11:22 | 家具
靜岡県駿河区のUMI GALLERYへ。



小物を置くというので出来る限り鉄の骨格も細くする。小鳥がさえずる。



音つながりから、足音を椅子に盛り込む。



黒い什器が多いので風として自然カラーを入れる。





セッテング風景。舞台にあがり、仕事場で見るのと別物で嬉しい。

囲炉裏丸テーブル

2018-11-16 10:23:53 | 家具
愛媛県のI様より、ご注文をいただきました。直径1200。



けやき、栗、山桜、クルミ等の堅木を切り出す。小口をオス・メスに切り、合わせてゆく。



囲炉裏のフタになる四角の部分をパッチした方向と同じにならぬように切り出す。パッチしたビスを丸ノコで切らないように、少しの頭を使う。



円の縁を5ミリほど残し、段差を彫り込む。形がしまり、少しの水はテーブルの下にこぼれない。



囲炉裏の箱の中のまわりに耐熱ボードとステンレス、下部は耐熱ボードと鉄板を張り込む。使用時は山砂を5センチほど入れていただき炭をおこす。



四角のフタのセンターにくるりと回る取っ手を彫り込み設置。



磨きあげて、ナチュラルオイルをふせる。その木の持つ本来の顔が沸き立つ。



鉄脚作り。



鉄脚にポイントでワンちゃんテーマを。肉球や骨を試作してみるが、どうもピッタリ来ないので、ストレートにワンちゃんを切りだしました。



鉄脚の先端をネジ式にして、どんな床でも4点がすいつき、がたつかないようにする。



仲良しワンちゃん。明日、天板と組み合わせて完成です。



囲炉裏フタに丸の割印を押す。





天板と鉄脚セッティング完了しました。ワンちゃんが守り神のよう。これで暖かい美味しい食卓は間違いありません。





産直 Dining 大森商店

2016-08-28 05:40:48 | 家具
栃木県壬生市。吹き抜けの広い空間。店舗のリノベーション。外扉2枚、内扉1枚、テーブル14基、椅子50脚、店内手洗い。入り口床仕上げ、手すり等。



もと消火栓をドアノブに変身させる。







もとあった扉を変身させる。



椅子50脚の材料切り出し。ひたすら溶接職人に徹する日々。









ロクロの上に石切刃を置き、黒つや消しを塗装。4脚の鉄のゆがみを確認して直す。



鉄骨格完了。



クッションと革張りするベースのコンパネをホームセンターで50枚切り出す。





コンパネに空気抜きの穴をあけ、クッションを入れて、体重を載せてタッカーで革張り。



50個中のラストワン。手にはタッカーまめ。切り落とした三角形200枚で何か作品が出来そう。鉄と合わせるのは搬入日の前日に。



骨董屋でいい鉢を見つけるが、木工ボンドでずれてはってあり、外して金接ぎする。排水口は石屋さんにサンドブラストしてもらう。



鉄板を切り出したところ。



鉄部を白く塗装してからエイジングする。



テーブル制作に入る。ケヤキの一枚板。両サイドに反り止めを入れる。





壬生町の名前の決まった「産直Dining大森商店」さんへ。テーブル14基、椅子50脚、手洗器1基,内扉1枚、友人の4トントラックにて一発搬入。最初は一回で運べないかなと思いきや、3人寄れば文殊の知恵でクリアー。





残す所、2枚の玄関扉を現場でリノベと床の左官となる。



店内手洗い設置。



玄関床がいけてないので、はじめ君と左官する。あたりをマスキングして洗い出す。



コンクリ練機。高さがなく一輪車に直接受け取れなかったので、溶接で足を伸ばす。





暑い。


塗り終える。



大森商店と書く。



トイレサインを鉄板からくり抜く。



表玄関扉のリノベーション。表を私がはり、同じサイズの板を裏側にはじめ君にはってもらう。





店内から表扉風景。



内扉。



階段に手すりをつけて完成。



一本杉農園カフェ

2016-03-19 16:59:01 | 家具




明治32年の蔵戸からテーブルを作る。117年前だ。10年ほど前に骨董屋で衝動買いしていたが、ずっと眺めていた蔵戸にようやく焦点が合う。



分解して、再構築してみよう。



裏側からの作業が続く。希望サイズに組変える。まわりの出っ張りも同じ平面にする。



へこんだ取っ手だったところを平面に埋め戻す。



鍵穴だった鉄を外すとそこだけ枯れていなかった。まるで蝶のよう。



1800の900。オイルを伏せるとぐっと深い色になる。骨董物だが古臭くならぬように意識。基本、骨董品には興味はない。独特の臭いが好きじゃない。しかし時代の年輪の香りを消さぬように対話する。



もう1枚の蔵戸にて800の800を2枚制作する。思わぬところに隠し釘があるので、釘を切ってもいい丸ノコをもう1台用意する。





3台ともスッキリとシンプルな鉄脚にしよう。どんな床面でも4つ脚がピッタリフィットするためのネジ式。



3台分。12脚。



スッキリ仕上げる。



カウンターの高さ60センチの椅子6脚完成。座面の革は気に入る色がないのでパン色に染める。





背もたれ付き椅子4脚。座面は山型パンをイメージする。背もたれはフランスパンか豆かな。



雨上がり。大きなテーブルに鉄脚をつけて、すべて完成する。

Table beet

2015-12-31 07:11:48 | 家具
仕事納めに、細部を詰めに、お披露目パーティーへ、柏へ。





表舞台にあげていただき感謝します。3メートルテーブル2台。1メートルテーブル2台をつなげると8メートルテーブルの20人がけとなります。





雷電木のカウンター設置風景。



厨房前のカウンターパッチワーク仕上がり風景。




革のソファー

2015-02-28 08:21:09 | 家具




自宅にゆったりできるソファーが欲しかったのだが、市販のフワ~と沈み込むいかにもゴージャスなソファーは趣味じゃない。そこで曽田君に50センチ角厚み15センチの柔らかすぎないブロックを5つ作ってもらう。鉄で骨格と背もたれをつける。お酒を置く台のベースは古い壊れたMASCOTというミシンを使う。ゆったりと夜を過ごす。

キッチン・スロープへ家具搬入

2015-02-11 07:01:40 | 家具




いよいよキッチン・スロープへテーブルと椅子を搬入。腰が完全復活していない私は指示だけで申し訳ない。窯焚き中のカックン、すぐる、はじめ、のり君ありがとう。1番大きなテーブルは男4人でやっと持てる重さ。その重さはは皆んなの顔を見ればわかります。あはは。だいぶ店らしくなってきたかな。もう少しだ。今日は電気の傘の設置。

見目、土空間の展覧会にむけて

2014-09-11 21:05:12 | 家具

見目、土空間の展覧会にむけて、椅子作り。

木工家の作る綺麗なスタッキングできる軽いものは作れない。

でも座る事を拒否する椅子も作らない。

使い勝手だけを追求しても退屈だし、座れなくては椅子の意味がない。

そのどちらにも入らない椅子を追求中。

一枚板テーブル制作。入り皮が月の形に入っていたので切り取り、埋めよう。

部分的に珍しい市松模様が出ていた。

自分では絶対入れない位置に月がのぼる。面白い。

確かDMにはKINTA「木」と書いてあったはずだが、川村さんとのコラボのために鉄も。

「けやき一枚板三日月テーブル」を見目へ搬入。

鉄脚は高さ調節の利く強度のある4本だけのシンプルなものです。

扉制作。益子の風景をけやきの1枚板に描いています。

もう片面、KINTA君、9月13日からの展覧会に間に合うよね。

土空間へ搬入中。


 

 


季の雲「ときのくも」さんへ向けて

2014-07-17 17:40:43 | 家具

滋賀県のギャラリー季の雲「ときのくも」さんにてKINTA展

2014年10月4日~10月19日まで

その準備を始めています。トレーとケヤキテーブル天板。

 

 コラージュチェアー。

雷電木、けやき、山桜、くるみを切って、貼って、組み合わせる。

 鉄と革合わせの椅子も作ってみよう。まずは黒い革をパッチワークする。

 

 思うがままに、あるがままに足を溶接途中。

 

鉄もパッチワークとなる。


メンテナンス宇都宮

2014-06-17 17:07:56 | 家具

木実さんのお友達でもある宇都宮のSさんとOさんの扉のメンテナンス

Oさんの日本くるみの扉。内側はそうは変わらぬが、外側に潤いを。

Sさんの松の扉にも潤いを。

帰りに久しぶりに目加田酒店へ。この内看板は大丈夫だが、外看板はメンテナンス

が必要なので後日メンテナンスしよう。おいしい焼酎を買う。

木はその環境に合わせ、風雪に耐え、様々な動きを見せる。

曲がったり、乾いたり、反ったり、ヒビが入ったりもする。

そんな自然の味わいと仲良く出来る人だけに優しく微笑む。


薪ストッカー

2013-12-15 16:41:16 | 家具
テーブル天板のオイル乾き待ち。
改築したすぐる君の家に近日中に、薪ストーブが入る。
市販のストッカーはいかんせん小さいものが多い。
薪が積まれても、薪が無くても絵にならないといけない。
となると作る以外、他はない。



奥行き500,横幅650、高さ800



完成。どうしても小鳥をとめたくなるみたいだ。