母は占い師 in California

アメリカ カリフォルニア州で 占い師をしています。
異国の地で ちょっと変わった職業を持つ
三姉妹の母のブログです。

ここにしか咲かない花

2007-07-12 22:46:27 | 占い
こんにちは。
占い師の木下言波です(=⌒▽⌒=)





すっかり話が途中で終わってしまった 義母の訪米。



日本に帰る前日、日本食マーケットに一緒に行って
お米から、日用品まで、しこたま買ってくれた。




離れて暮らしていると、親が会う度に
小さくなって行くのを痛感して辛くなる。




だから、最近は会うのが怖かったり
電話するのが辛かったり、

そして、しばらく話してみると、やっぱり昔のまま変わらなくて
ホッとしたり ・・・





日本を離れた時は、希望しかなくて
先の事なんか考えてなかったけど
自分の子どもを持って やっと 自分達の事よりも、
子どもの夢や幸せを優先して送り出してくれた親の
愛情がどれぐらい大きかったのか、少しだけ分かる気がする。




あれから十数年 可愛い孫にも思うように会えず
老いて行く体に不安もあるやろうに、そんな愚痴は一切聞かせず




すっかりオッサン、オバちゃんになった私たちに



「お米は?」



「味噌は?」



「豆腐も買っときなっ!」



「カキピーも、好きだったろ?」



と、次から次へと買ってくれる 年金暮らしの義母。



これも、一つの親孝行と、素直に甘えながらも、
カートに食品を入れながら、鼻の奥がツンと痛くなって
涙が出そうになるのを必死でこらえた。





空港では、自分の親の時同様
お互い、言いたい事は同じハズやのに
まともに顔を見る事が出来なくて
フニャフニャと、適当に挨拶を交わして
そそくさと別れた。





親元を離れて 親不孝をしてる分
親の前では、弱音は吐かず
いつもいつも強がってる。


幸せで居る事が、せめてもの親孝行と思うから。





でも今は、コブクロの


「ここにしか咲かない花」


がすごく心に浸みる。


“心に くくりつけた荷物 を静かに下ろせる場所”


みんな、いつかその日がやって来る。




生きてる内に、親孝行せんとアカンね。