木のぼり男爵の生涯と意見

いい加減な映画鑑賞術と行き当たりばったりな読書によって導かれる雑多な世界。

《ホビット 思いがけない冒険》

2012-12-21 00:07:13 | 日記


ホビット 思いがけない冒険(2012年)

思いがけない“大”冒険。
いやまさに、大!冒険。

またしても前置きは長いが(必要なのは重々、承知)、後半のアクションが凄い。
思わず年甲斐も無く、大興奮。
相変わらずの映像の壮大な美しさ、ガラドリエルの美しさ。
そして、まさかのドワーフのかっこよさ。
だって、ドワーフよ?!
あのドワーフよ!
(確認の為、もう一回。あのドワーフよ!)
カッコ良さなんて、これっぱかしも期待してませんがな。
やられた~

しかも今回驚いたのは、ゴラムのシーン。
愛嬌有るがな!!
いや、もちろん不気味な愛嬌です。
でも、まさか笑えるほどとは!

そして更なる驚き。
トロールがイイっ。
それも凄く。
セリフが可笑しい。
ハッキリ言って楽しいんですけど、このシーン…

マーティン・フリーマンも得意なタイプの役柄だけあって違和感無し。
ひとりホビット状態ですが、いい雰囲気。
(久しぶりのフロドも嬉しかったなぁ~。)

ガンダルフの存在が映画を引き締めてます。
さすがの存在感だぜぃと感服。
もちろん、魔法使いラダガストもとても良かった。
というか、本物みたいだった…

ゴブリンの洞窟の奥行きとカメラワークの素晴らしさ。
このシーンだけでも観る価値あり、な仕上がり。
アクションが盛りだくさんなのはもちろんの事。
なんせ、楽しい!
アドベンチャーとは、まさにこうあって欲しいと思う展開と映像。
アトラクション並みの興奮。

これだけ詰め込まれて、これだけ出来が良いと、
映画界にはかなりの刺激に。
というか、これを超えるのは大変だよぉぉぉ。

ビルボの成長も盛り込まれ、すでに泣ける。
ドワーフのメリーポピンズ顔負けの食器の片付け方。
原作でもそうなんですかね?

指輪物語は三巻目ぐらいで、恥ずかしながらドロップアウト。
映画バージョンのあの興奮が、原作ではあんまり感じられず。
なかなか続きを読む気が起こらない悲劇。
まぁ、そのうち、ね。。。

ドワーフ13人衆は、さすがに全員の区別はつかないものの。
かなり判別はつきます。
名前覚えるのは、ちょっと無理。。。いや、かなり無理。
これは特殊メイク賞ものでしょう。
ボトルキャップとかで立体化して欲しい気もする。
13人揃えて、飾りたいわぁ。
ボトルキャップじゃなくても、小さめのフィギュアで。
パソコンに腰掛けさせたり、木のフィギュアに引っ掛けたり出来るのが望ましい。

今回は、(交通費をケチった上に、3D料金もケチった為)
要するに近場で、サービス料金で観られる劇場にした結果
小さめなスクリーンで鑑賞。
ホント、ドワーフなめてました。
もっと大きいスクリーンでもう一度観るつもり満々。

全体的にロード~シリーズよりも、陽気度がアップ。
ユーモアが楽しく、ご機嫌な映画。
facebookで公開中のメイキングも、充実の仕上がり。
ゴラミー(ゴラム用タイツ着用)な姿で挨拶するアンディ・サーキスがナイス。
第二班の監督も担当する活躍ぶりが頼もしい。
キャストとスタッフでユーモア合戦か?
こんな楽しいメイキングめったに無いと思うが。
かなりの人数がめまぐるしく登場。
彼らの苦労と陽気さが胸に沁みる。
レゴラス状態のオーランドも登場。
こりゃあ続編への期待も高まるわ。
あとは、ファンタジーの醍醐味ドラゴンが楽しみ。

ホビット 思いがけない冒険(2012年米/ニュージーランド)
監督:ピーター・ジャクソン、原作:J・R・R・トールキン
出演:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ





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