木のぼり男爵の生涯と意見

いい加減な映画鑑賞術と行き当たりばったりな読書によって導かれる雑多な世界。

《テッド》

2013-02-04 00:23:40 | 日記


『テッド』(2012年米)

ちきしょう、面白いぜ。
DVD買って、毎日観てやるぅ!


友達の居ない少年ジョン。
クリスマスの願い事が叶い~の。
テディベアに命が宿り~の。
テッドと親友になり~の。
幸か不幸か、共に成長し~の。


テディベアとミラ・クニスの間で何を迷う?
お前は、あほウか?なジョン。
クマと言えども、なんせガキの頃からの親友。
一つ屋根の下、ずっと一緒に成長してきた仲。
正確には、
成長ではなく年だけとった二人、いや一人と一匹。
5歳児な会話、中学生の思考回路、高校生の行動。
ダメ~な可愛さに溢れるジョン。
ひと言で彼女を笑わせてしまうワザの持ち主。。
ロリーがジョンと一緒に居たい理由はよ~く分かるが。

見た目はフワフワで可愛い不良ぐまテッド。
初めての一人暮らしにスーパーでの仕事。
強気で毒吐きまくりな熊。
この毒グマめ!
あんた大丈夫?ってクマに心配される上司も笑える。
レジ係をダーティーに口説く乱らグマ。
まさに、ダーティー・ベア・ダンシング!
まったく悪びれる様子のないテッドに、
世界がひれ伏すぜ。
いや、少なくとも4、5人はひれ伏すぜ。

とにかく会話が笑える。
たとえクマじゃなかったとしても、笑える。
そして、クマだからこそ笑える部分も。
何よりも、ウォールバーグ、ミラ・クニス、セス・マクファーレンの
相性の良さに驚き。
見事に息が合ってます。

これでもか、とこだわりのおならネタ。
豪華スターでは無く、微妙なスターも次々と登場。
素敵に阿呆らしく、過激にバカバカしい。
テッドのテンション低めな喋り方がこれまたナイス。
日本語訳も上手く決まり、大爆笑の劇場。
テッド熱に浮かされつつ─
えも言われぬ幸福感に包まれ家路につく。


『テッド』(2012年米)R15+
監督・原案・脚本:セス・マクファーレン、脚本:アレック・サルキン、ウェルズリー・ワイルド
出演:マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、ジョエル・マクヘイル、ジョヴァンニ・リビシ
テッドの声:セス・マクファーレン、ナレーション:パトリック・スチュワート
本人役:サム・J・ジョーンズ、ノラ・ジョーンズ、トム・スケリット、ライアン・レイノルズ、テッド・ダンソン