目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「フリーソロ」観る価値あり!!

2019年09月12日 | 映画タイトル は行
夏休みには結局2,3本の映画を映画館で観ましたが
ぜんぜん感想書けてません。


まずは、昨日観たすごい映画のことを書きたくて!

「フリーソロ」(FREE SOLO / 2018年・米)

今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作。
ドキュメンタリー映画を映画館でまで観ることは滅多にないけど
これはとにかく映画館で観てみたかった!


“フリーソロ”とは命綱はおろか一切の安全装置を使用することなく
自分の手と足だけで岩壁を登るもっとも危険なクライミング・スタイルのこと。
アレックス・オノルドは、そんなフリーソロで数々のビッグウォールを
攻略してきたクライミング界の若きスーパースター。
彼の夢は、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえ立つ
クライマーの聖地、エル・キャピタンをフリーソロで制覇すること。
しかし、この世界屈指の断崖絶壁をフリーソロで登りきった者は
未だかつて一人もおらず、誰もがロープなしでは絶対不可能と考えていた

(allcinemaより)

ヨセミテのエル・キャピタンは975mの断崖絶壁
岩の壁です。
そこを!!!命綱なしで登るだと???なんのために???

普通に登山するだけでもカンベンして欲しい私には
全く理解不能なアレックス・・・。
ボルダリングどころじゃないよ!
岩の割れ目に体を挟んだり、
わずかな出っ張りに指先を引っ掛けて、足を踏ん張って登るなんて。

この前人未踏の挑戦に向けて、
ルートの調査、計画、
もちろんロープを使って何度も練習するんだけど
難所でいつも失敗してしまう。
滑落して足をひどく捻挫したりもする。

なのに!!足痛いのに登るんだよ!!
何人もの著名なフリーソロのクライマーが滑落事故で亡くなっている。
私が奥さんや親だったら絶対にやって欲しくない。

映画の中にはアレックスの恋人も出てくる。
そりゃ居てもたってもいられないだろう

監督をはじめ、撮影クルーはみんな一流のクライマーだという。
彼らはいかにアレックスの邪魔にならず、
この挑戦を記録するかに腐心する。
万が一の事態も考える。

地上の固定カメラ、上からロープで吊るして撮影、
ドローン を駆使して、本当にすごい映像を見せてくれる!!
CGじゃないんですよ!
足を滑らせたら終わりですよ!
もう、観てるだけでドキドキして手に汗をかくような映像です。
カメラマンですら、「見ていられない」と目を背けるぐらいの恐怖。

誰でも死と隣り合わせかもしれない。
危険に挑んでいくことで達成感を味わう、というと簡単なことのようだけど
いや、そんな危ないことしなくても!
でも、それがアレックスの求める人生。
私にはどうやっても理解できないけど、
そういう生き方もあるんだろう。

いつ何時も平常心と冷静さを失わず
感情と肉体を完璧にコントロールする彼は超人だ。

クライマックスの、エル・キャピタンをぐんぐん登っていく
姿を見ながら、なぜか涙が出てきた。

私には絶対に観ることのできないであろう風景。
すごいもの見せてもらった!

ぜひ映画館で観て欲しい映画です。

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