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「ラ・ラ・ランド」 映画と音楽を愛する人へ

2017年03月12日 | 映画タイトル や・ら・わ行
観たのはかなり前になってしまった・・・
でも、この映画の感想はゆっくり書きたかったので。
今でも音楽が頭の中に流れてます(笑)
サントラも買ってしまったし。

「ラ・ラ・ランド」(LA LA LAND 2016年/米)

アカデミー賞をはじめとするアメリカの映画賞で
いくつも賞を獲り、アカデミー賞でも
監督賞、主演女優賞など6部門受賞。

余談だけど、主演のエマ・ストーン、
私にはリンジー・ローハンそっくりに見えたー。
大きな目と赤っぽい髪。ハスキーボイス。
今では道を踏み外してしまった(?)リンジーだけど
歌も歌ってて、私は大好きだったんだけどなぁ。
お騒がせセレブとしてしか名前を聞かなくなって残念。

話を戻します。

舞台はLA、ロサンゼルス。
女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、
ジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)が出会い
恋に落ち、それぞれの夢を叶えようとするうちに・・・

ストーリーはそれだけ。
それを彩る音楽や映像が素晴らしく素敵。
オープニングのハイウェイのシーンからぐっときます。

私も、昔のミュージカル映画をたくさん観ているわけではないけど
「雨に唄えば」や「ウェストサイド・ストーリー」や
フレッド・アステアの映画を思いだすような
華麗で生き生きしたダンスシーンに心躍ります。

主演の2人本人が歌い、踊っている、さらに
ライアン・ゴズリングはピアノも弾いているのがスゴイ。
エマ・ストーンのちょっとハスキーな声もイイ。

ロサンゼルスのいろんな場所や風景がたくさん出てきて、
今後ロケ地めぐりが盛んになるだろうなー。
セブとミアが踊る、夕暮れどきの高台からの風景の
なんと美しいこと!これ、CGじゃないんですよ。
グリフィス天文台のシーンも綺麗だったなぁ。

セブは、正統派ジャズを愛し、いつか自分の店を持つのが夢。
でも、方向性の違う音楽をやって売れている友人に誘われて
(ジョン・レジェンドの歌はよかったけどねー(笑))
お金のために自分のポリシーを曲げて、
意に沿わない音楽をやることになる。
それをミアに非難されるのだけど・・・

そして、ミアもオーディションに落ち続け、
夢を諦めかける。

夢が叶うかどうか、あるいは、
夢の諦めどきなんて 誰にもわからない。
もしこの選択が間違っていたら?
あの時ああしていれば・・・
そんな人生の岐路は、大なり小なり誰にでもあって
後悔のない人生を歩んできた人なんて・・・たぶんいない。

だから、この映画は多くの人の胸を打つんだと思う。

なくした夢を懐かしんで。
愛と希望に満ちて輝いていた時を切なく思い出して。

切ないフェチの私にはツボな映画でした!いいもの観た!


この映画、ミュージカル映画が好きな人や
昔の、シンプルなストーリーだけど切ない映画が
好きな人には熱烈に支持される映画だと思う。
私も、時間さえあったら何度も映画館で観たいぐらい。

でも、予備知識なしに評判の高さだけで観る人や
高校生とかの若い人、
突然踊ったり歌ったりするミュージカル映画が苦手な人は
どう感じるのか聞いてみたい気がします。
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2 コメント

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2度見ました。 (のら)
2017-03-12 01:20:01
そしてミアがおばさんのことを歌うシーンから、ラストにかけて何度も涙してしまいました。切ない終わり方ですね。

夕暮れ時は30分ぐらいがきれいだということで、狙って撮影したんでしょうね。とても美しかったです!
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ラストが! (kino)
2017-03-12 09:26:45
私ももう1回観たいなー。子供と旦那にドラえもん見せといて、私はラ・ラ・ランド観ようかな!
あのミアの歌、そしてラスト10分は素晴らしかった!!最後のセブの表情に泣けました。
撮影が本当に神業。映画の神様に愛されてる映画かもですね。
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