「ディック＆ジェーン 復讐は最高！」 いや～ ディックしちゃったよぉ！

ジム・キャリー主演のコメディってくらいの予備知識しかなかったんですが、
局部的にめっちゃウケました（笑）
なにー？監督は、私の大好きな「ギャラクシー・クエスト」の人だったのね。

大企業のサラリーマン、ディックは中の上くらいの、それなりに幸せな暮らし。
そんなある日、昇進話まで舞い込んで大喜び。
しかし、それも束の間、会社は倒産！
ディックは、奥さんのジェーンと可愛い息子を今後どう養っていくのか？！

というお話なんですが、1977年の映画「おかしな泥棒ディック＆ジェーン」の
リメイクだそうです。設定が2000年。
私、世情に疎いのでよく知りませんでしたが、
アメリカの大企業エンロンの破綻・倒産をパロディにしたような
内容だそうで・・・。そのへんを知ってると　もっと笑えると思います。
（知らなくても笑えましたが）

明日はわが身、な　話（？）だけに、笑えない部分もあるかもしれないけど、
そこはまぁコメディですから、大目にみてね。
だって、この展開ありえないでしょー（笑）

ディックの会社の社長がアレック・ボールドウィンです。
あれ？「エリザベスタウン」と同じ！
なんか　かぶるなぁ。
復讐の相手はこの社長なんですが・・・復讐、っていう暗さはなかったです。
最後はスカっと爽やかなエンディング。めでたしめでたし。

ジム・キャリーの、テンション高いドタバタが、
前はあんまり好きじゃなかったんですが
「トゥルーマン・ショー」以降はそれもひっくるめて
けっこう好きな俳優さんの一人です。黙ってれば男前。
今回はドタバタしてますが、それも愛嬌。
どん底まで落ちても、悪人になりきれないとこが彼らしくて良いなぁ。

奥さん役のティア・レオーニも、さらっとしてて可愛くて、
どうしようもない状況でもディックを見放さない名コンビぶりです。
こんなジェーンが一番エライ！
化粧品モニターのバイトで顔がえらいことになってます。
捨て身のギャグだよ、ティア・レオーニ！（でも可愛い）

とこどろころ、ぶはっ！と笑ってしまったところがあったんですが、
映画館は空いててシーンとしてました。さびしー！

映画館で観なくちゃ、ってタイプの映画ではないですが、
観てスッキリなコメディでした。