「トップランナー 大森南朋」

長く日本映画をご覧になっている方には
何を今さら・・・って感じの
大森南朋ブーム（？）なんでしょうねぇ。

私も、「龍馬伝」を観て
屈折しまくりの武市半平太に
興味を抱いたクチですが。
（ビールのCMは大嫌いです）
NHK「トップランナー」に出演していたので
観てみました。

あの腫れぼったい一重マブタがなんとも言えん。
それが”俳優をやっていく上での自分の個性”
だと言ってましたが。

シャイでかなりのテレ屋とお見受けしました。
番組でも突っ込まれてたけど、
カッコイイこと言っては自分で自分に
突っ込んでる（笑）

どんな役を演じるにも、
人間の哀しさを演じたい
と言ってました。

”台本を信頼している”とも。
どんな役柄も、台本がある以上は
そこに充分に描かれているはずだから
それに従えば良いから・・・と。

たくさんの端役を経て現在に至る。
（フィルモグラフィ見てたら、
へー　こんなのに出てたんだ？というものも多数。）

南朋という名前は、南の島で戦死された
お祖父さんにちなんでお父さんが付けたとか。

この人のお父さん、麿赤兒という名前は
昔から知っていたけど、何故か彦摩呂と
混同していた私。なんじゃそりゃ。
前衛舞踏家というと、田中泯＠吉田東洋とは
ある意味、興味深い競演だったのですね。

この人の一番のハマリ役は
どんな役なんだろうね。
私はまだまだ大森南朋のこと
知らないけど、これからも出演作は
増えるのだろうな。

堺雅人が「微笑みの貴公子」（苦笑）なら
大森南朋は「哀しみ顔の貴公子」かもね。
（ま、どっちもいいトシして
貴公子ってガラじゃないですが）