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今日のころころこころ

2022・7・9 タゴールの三日月とHIGASHIYAの夏苞な夜

今夏は初っ端にあんまりにも暑い一週間だったから今はそんなにあぢぢでもないのだけど、それでも日中は地味に暑い。

最寄り駅のツバメはまた子育てを始めたようだ。まだ間に合うということなのね。
見上げた空には、おや、彩雲だ。

彩雲は吉祥という。
でも家に着いてしばらくしたら地震。震度3。川崎と横浜東部だけの局地的だったようだ。
今宵の食後はHIGASHIYAさんの夏苞。


甘夏の果肉をたっぷりと練り込んだ蓮餅を笹の葉っぱで包む。
30分ほど冷やしておいた。

お茶は水出しした深蒸し煎茶。ゆたかみどり。
甘夏の爽やかな風味の蓮根と力強いゆたかみどり。
口福な夏の夜。
今宵は大倉精神文化研究所附属図書館から借りてきたタゴールの三日月。



Rabindranath TagoreのTHE CRESCENT MOONは、いのち幼き子を祝福した散文詩集。
この詩集は、1909年に刊行されたベンガル語の詩集「おさなご(Shishu)」より詩人自ら四十詩篇を選んで英訳した。
詩人は13の時に母を亡くしているのだが、この頃には、更に、妻を次女を次男を父を立て続けに亡くしている。
たおやかな詩であるけど、深い悲しみと痛みが繊細に綴られているのだった。
今宵の空は雲が多い。私のコンデジではどうしても月にピントが合わないのだった。

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