『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/5/7分)

2023-05-12 20:53:53 | 日記

ウルトラマンニュジェネレーションスターズ

第10話「紡がれた可能性」は、先の回と同じく、ウルトラマンエックスの戦いの日々を振り返るものでした。また、今回は、エックスと他のウルトラマンが共闘した、つまり、絆を描いたもの、と言っても過言ではありません。

ゼットンとの戦いで、肉体の自由を奪われるピンチに駆けつけてくれたのが、ウルトラマンマックスでした。エックスとマックスの共闘、何がかかっているってわけでもありませんが、つい、笑ってしまいそうになります。もちろん、戦いに笑いの要素は全くありません。何せ、マックスはゼットンと、スラン星人の罠にはまって傀儡と化したエックスを相手にするんですから。

敵に操られ、ウルトラマン同士で戦う、そんな屈辱から、エックスを救い出したのが、誰でもない、エックスのパートナーであるダイチでした。今、ちょうど、『仮面ライダーギーツ』を視聴しながら、感想を書いているんですが、同じダイチでも、エラい違い。自身もダメージを喰らう方法で、エックスを自由にしたダイチ、やるなぁ。敵が罠に使ったゼットンアーマーの高火力を見事に利用し、ゼットンを撃破するエックス。高速移動が武器ではあるが、卑劣であるが故に、敵を背後から攻撃する、スラン星人のクセをマックスは読み切って、勝利。

グア・スペクターと相対した時、エックスが共闘したのが、ギンガとビクトリーでした。凄まじい戦闘力で圧倒してくるグア・スペクターに、ギンガとビクトリーは絆の力でギンガビクトリーへ変身し、エックスは最強フォームであるエクシードエックスとなる。グア・スペクターが強くても、さすがに、ギンガビクトリーとエクシードエックスが相手じゃ、どうにもなりません。合掌。

上記の戦いよりも、個人的に印象的だったのは、やっぱり、エックス、ティガ、そして、ウルトラマンが共闘した時ですかね。ザイゴーグとの戦いで、エックスは、ウルトラマンとティガの力が宿ったベータスパークアーマーを装着しました。もう、ド派手すぎる。どこを目指してんだ、と思うレベルだけあって、その力は本物でした。しみじみと思いますが、やっぱり、絆の力が遺憾なく発揮される時、その強さは、どんな惡もブッ飛ばせるんですねぇ。

 

王様戦隊キングオージャー

第10話「伝説の守護神」、もう、今までで一番、興奮させてくれるストーリー展開でした。

自身だけじゃなく、側近まで傷を負い、しかも、巨大繭の孵化が近い。その上、この機に乗じて、他国を従属化させようと野心メラメラなラクレスから精神的に追い詰められてしまうヤンマたち。しかし、王であるがゆえに、他国と組む事は出来ない。ヤンマ、カグラギ、リタはそれぞれの側近と共に、イシャバーナを後にし、自国へ戻るしかありません・・・うーん、もどかしい。

一方、デズナラク8世に捕らえられたギラは、三大守護神を呼び出せ、と脅されるも、決して、屈さない。彼にとって、ゴッドカブト、ゴッドスコーピオン、ゴッドホッパーは都合の良い道具ではなく、共に戦う仲間だからだ。窮地に追い込まれながらも、決して、目から光が失われないギラの紛うことなき強さに、デズナラク8世は何かを感じ取っているようでしたね。

王として国を何が何でも守りたい、と望むヤンマたち。そんな彼等へ、側近が一言モノ申す。これは、ギラたちに、本当の忠誠心とは何か、を前回、説かれたからでしょうね。これまで、自分を支えて来てくれた側近が、初めて、素を剥き出しにしてぶつかってきてくれた事で、ヤンマたちの肚は、しっかりと据わったようでした。自分たちの国を守るためには、まず、切り札であるギラを救う、それが絶対だ、と四人は彼の救出に向かい、見事な連携で、デズナラク8世へ軽くはないダメージを刻み込みます。

そして、ついに、第10話にして、五人の王様が戦隊になりました。共に戦う決意を示す文言、「一に王、二に王、三、四が王で、五にも王」、「序列なく、異なる高みを極めし英傑」、「不倶戴天の仲なれど、民のため、今、交わらん」、「孤高を捨て連携し、王冠を戴く戦士となる」、「我ら王様戦隊!」の文言は、実に痺れました。五人の覚悟に呼応し、ゴッドクワガタ、ゴッドトンボ、ゴッドカマキリ、ゴッドハチ、ゴッドパピヨン、ゴッドテントウ、ゴッドクモ、ゴッドアント、ゴッドカブト、ゴッドスコーピオン、ゴッドホッパーが合体し、伝説に残り、奇跡を起こしたレジェンドキングオージャーが光臨。五つの国を蹂躙しようとしていた巨大バグナラグをたちまち、一カ所へ集め、一気に殲滅しちゃいました。とんでもねぇ強さだ。しかし、これで戦いが終わった訳じゃない。悪しき野心を秘めたラクレス、また、バグナラク勢もまだまだ、これから、良からぬ動きを起こしそうだ。

 

仮面ライダーギーツ

34話「慕情Ⅱ:ギーツの矛先」は、これまで以上に胸が奮える新展開でしたね。

何らかの力、まぁ、多分、「創世の女神」に成り得る力が覚醒しつつあるツムリの願いによるものでしょうが、で復活を果たしたギーツ。自分をハメてくれたバッファに思う所はあるものの、やはり、怒りに滾るギーツが銃口を真っ先に向けたのは、これまで、自分の母を、エンターテイメントの為に利用し続けてきた運営の一員たるチラミが変身しているグレア2。チラミがギロリのような戦闘センスを持っていたら、ギーツもマグナムブーストじゃ敵わないけど、今のギーツは怒っている。その為、グレア2をとことんまで攻めたて、勝利まで、あと一歩のところまで迫るほど。残念ながら、トドメはバッファに奪われちゃったが。事情を知っているからこそ、バッファはギーツへ嫌がらせをしたのかな?

ギーツとバッファが一触即発の状況になる中、二人を突如、その場から強制的に移動させたのは、デザイアグランプリの創始者であるスエル。コイツが、ラスボスになるんだろうか? 戦いに水を差され、苛立ちを隠そうともしない二人の怒気を浴びても、まるで動じないスエルがブチかましたのは、デザイアロワイヤルの開催。このゲームに参戦し、IDコアを砕かれた者は二度とライダーに変身できなくなる、つまり、自分の願いを叶える権利を永遠に手に入れる事が出来なくなってしまうのだ。スエルによって、バラ撒かれたボックスは、資格者の元へ。

一方で、景和推しであるケケラは、ヴィジョンドライバーを土産にして、ベロバへ接触し、景和の復活を交渉。続けて、景和の姉である沙羅にも接触。沙羅は当然、カエルの置物でありながら、自分へ語り掛けてきたケララにビックリさせられるが、景和を復活させる、その言葉を信じ、デザイアロワイヤルへの参戦を了承する。一方、弥音も既に、デザイアロワイヤルに参戦する事を決意していた。この世界で、自分が欲しかった本当の愛が手に入らないのは承知しているから、もう、それは望まない。彼女が望むのは、この世界で、自分を応援してくれている者が、自分を綺麗さっぱり忘れ去ること。自分が急に消えれば、ファンは心配する。その懸念を徹底的に払拭するために、自分の記憶を消す事を望むとは、相当な覚悟だな。

ついに始まったデザイアロワイヤル。弥音はナーゴへ、沙羅はハクビに変身し、大智が変身したナッジスパロウに立ち向かう。だが、これまで激闘の日々を送ってきたナーゴはともかくとして、ハクビは素人だし、そもそも、沙羅自身が戦いに向かない性格だ。一気に、劣勢へ追い込まれてしまう。気を失ってしまい、大ピンチになった沙羅を、間一髪で救ったのは、まさかの景和。沙羅は景和を戦いの日々に戻さないために、ケケラの誘いに乗ったのに、ケケラは沙羅のピンチを見せる事で、景和を戦いの場に戻しやがった。一体、何を考えてるんだ、この腹黒蛙は。バッファの登場で、窮地になるタイクーンたちだったが、ギーツが高速移動で、彼等を安全な場所まで運んでくれた。しかし、既に、英寿、景和、弥音が目指すモノは、既に違ってしまった。英寿は母の為にデザイアグランプリを消そうとし、景和と弥音は誰かの為にデザイアグランプリを残そうとする。これから、どんな戦いが繰り広げられるのか・・・個人的には、ラスボスとの戦いで、ギーツ、タイクーン、バッファが共闘して欲しいんだけど、難しそうだなァ。

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今日の出来事(12-5-7)

2023-05-07 19:21:27 | 日記

Comicアンスリウム(2023/5)一言感想

Petunia~after story~ だにまる

仕事に対して前向きにさせてくれる女性と出逢えるってのは、男からすると幸せだろうな。

ONE DAY of student 赤華学院生のキャンパスライフ ごさいじ

うーん、私は好きになれん内容だったなぁ。

おとなしオオカミ その後 エノキドォ

性春を謳歌するのも大事だけど、学業を疎かにしないように。

先輩のウサばらし 大島あき

厳しい先輩のエロい一面を見たら、そりゃ、後輩として頑張らなきゃ、と思うよな。

おねいちゃんといっしょ 真白しらこ

甘えさせてくれる相手がいるってのは、この上なく幸せな事だよな。

ウザかわメイドにご注意を あらと安里

生意気で可愛い後輩が、メイド姿になる、その破壊力はパない。

イイ湯湧いてます かぽ~ん 越山弱衰

あまり、熟女系はドキドキせんけど、越山先生のそれは違うな。

極嬢旅情 あるぷ

何か、この兄ちゃんが、この旅館の若旦那になった姿が見えたわ。

凹凸ラブプレス! 柚十扇

目の前にオッパイがあるのに吸わない、そりゃ、確かに男としてクズい。

約束の交わし方 消火器

会えなかった時間が長すぎて、久しぶりのセックスが燃えるっていいよね。

ウサギな私たち スピリタス太郎

こんなエロ可愛いバニーガールがお誘いしてきてくれたら、そりゃ、ねぇ。

蘭子雀躍 九十九弐級

天然男子の伸びしろに期待してくれるヒロイン、良い子過ぎんか。

押しかけ染谷さんに耐えられない!! アシタ

女生徒に手を出しちまった以上、教師として、ちゃんと職務は全うすべき。

猫乃宮家は5人家族 アサオミ志群

たまには、催眠アプリを悪用したバカが痛い目に遭うラストの作品も読みたいもんだ。

クソガキと俺~その後~ 宮野金太郎

男の「孕ませたい」と女の「孕みたい」が一致したな。

幼なじみ やまこんぶ

坊主男子とギャル系ヒロインが幼なじみで、両片思い状態だったってのがいいな。

ばすととっぷしーくれっと ぷらむ

ツンツンしてたヒロインが、弱点を突かれた時に女の顔になるのイイっ

うちの勇者さまは無口⑧ かいづか

妙な友情が結ばれもんだ。

花見酒乱れ 板場広し

お酒は飲んでも飲まれるな、は社会人として鉄則だぞ。

おしかけサキュバスおねいさん 町田ぽよ

責任感の強い童貞男子と、自由奔放でセックス大好きな淫魔の組み合わせ、嫌いじゃないぜ。

1DKバカンス けーしむ

室内で水着、そのチグハグ感がグッと来るんだよな。

トラジョとウサオ GURIDA

今号で、私的にナンバー1だったのは、この陰キャ男子とヤンキー娘のコレでした。

ぱらいのいあけ~じ その113 クール教信者

この人の再登場が、既に楽しみだ。

ガールズドーン!(59) 山本AHIRU

退学にされないだけ、マシっつーか、温情が過ぎないか、先生方。

 

今週の食事

5月1日(月)

朝食

バケット(リンゴジャム)、レモンティー

昼食

おにぎり(梅紫蘇若布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋松葉、レモンティー

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、玉葱・生姜めんつゆ)、ホワイトオニオンとレタスのサラダ(山葵ドレッシング)、中華スープ(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

5月2日(火)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(紫蘇昆布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋松葉、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め(豚こま、玉葱・酢豚の素)、レンチン野菜(モヤシ、キャベツ、人参、ピーマン・山葵ドレッシング)、味噌汁(切干大根)、烏龍茶

 

5月3日(水)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶(微糖)

昼食

ペヤング(並盛)、ミニアジフライ、ミニイカフライ、キャベツの千切り(山葵ドレッシング)、烏龍茶

間食

串団子(みたらし、粒餡)、烏龍茶

夕食

ごはん(鰹昆布)、肉野菜炒め(鶏皮、椎茸、オクラ、モヤシ・台湾辛味ソース)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

5月4日(木)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶(微糖)

昼食

三色おこわ(梅紫蘇、山菜、赤飯)、ミニ稲荷寿司、烏龍茶

間食

芋松葉、柏餅(漉し餡、草餅)、烏龍茶

夕食

ごはん(鰹昆布)、肉野菜炒め(鶏皮、椎茸、オクラ、モヤシ・肉野菜炒めのたれ)、中華スープ(刻み揚げ)、烏龍茶

 

5月5日(金)

朝食

バケット(リンゴジャム)、紅茶(微糖)

昼食

おにぎり(若布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

ぶっかけ素麺(おろしめんつゆ)、薩摩芋の天麩羅、烏龍茶

 

5月6日(土)

朝食

ちらし寿司、烏龍茶

昼食

たこ焼き、烏龍茶

夕食

ちらし寿司、烏龍茶

 

5月7日(日)

朝食

ちらし寿司、烏龍茶

昼食

ハヤシライス、烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、、蛸、キャベツ、ブナシメジ茸・肉野菜炒めのたれ)、味噌汁(刻み揚げ)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

ぐあぁぁあっ、まさか、この(2)で完結とは!?

個人的には、かなり、胸をキュンキュンさせられてたんだが!!

このレベルに達しているラブコメでも、(2)で終わってしまうとは、やはり、恋愛漫画と言うリングで殴り合い、勝ち続けるのは容易な事じゃないらしい。

いや、でも、ホントに残念でならない。一ファンとして、責任を感じてしまう。

私が、もっと、(1)の感想を書いた時に、魅力を、未読の漫画読みに伝える事が出来ていたら、せめて、(5)くらいまでは出せたんじゃなかろうか。

未だ、小説家としてデビューが出来ていない私ごときの感想が良かろうが悪かろうが、漫画の売り上げには関係ない、と頭じゃ分かっていても、(1)の感想は何が悪かったのか、と生真面目に考えてしまう。

まぁ、反省は後にするとして、この(2)は、私的に、最高であった、それはちゃんと訴えておきたい。

タイトル回収って表現は違うのかも知れないけど、このタイトルをここで活かしてくるか、と唸らされるラストだった。やはり、シンプル・イズ・ザ・ベストか、世の中。

夏目くんの精神的な成長と、金寺さんの気持ちの変化、それをさの先生は繊細かつ絶妙に描いてくれており、応援したいって気持ちにさせてくれた。

こっから、夏目くんと金寺さんのお付き合いは始まるんだが、きっと、色々と起きて、金寺さんは悩み、夏目くんは気付き、そして、二人で思っている事をそれぞれの言葉で伝え合い、互いのスタンスやペースを尊重しながら、幸せに向かっていく、と信じたい。

 

この台詞を引用に選んだのは、これしかない、と強く思ったから。

帯にも書かれているが、ほんと、ベタ。

でも、ベタってのは、多くの人が理屈抜きで、グッと来てしまうからこそ、最強。

このベタを使いこなせてこそ、漫画家は一つ上のステージに行けるんじゃなかろうか。

さの先生の次回作、期待に胸を膨らませ、待ち構えております。

「僕と・・・僕と、僕とつきあってください」

「・・・・・・はい」(by夏目くん、金寺さん)

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三大特撮感想(2023/4/30分)

2023-05-05 19:26:56 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第9話「時空を超えた戦い~イージス光る時~」では、ウルトラマンエックスとウルトラマンゼロが初めて出会った時の戦いについて語られていましたね。

ウルトラマンゼロは、唐突に、己へ語り掛けてきた謎の敵に対する警戒心を強めると同時に、自分以外のウルトラマンは、各々の記録を取り戻し、未来へ転送できているのか、を不安に覚える。そこで、ゼロが連絡を取ったのが、ウルトラマンエックス。ゼロは色々な後輩ウルトラマンと繋がりを持っているけど、まず、彼に連絡を取ったのは、エックスが真面目で、仕事をちゃんとこなすイメージがあるからかな。ゼロのぐいぐい押してくる感じに圧倒されつつも、エックスはそれに不快感を露わにするでもなく、むしろ、懐かしむ様子。

エックスとゼロが出会うきっかけになったのが、ナックル星人・バンデロによる、スパークドールズ強奪事件。人間やウルトラマンにも様々な個性があるから、当然、ナックル星人にも色々といる。このバンデロは、紛うことなく、悪。「アク」じゃなくて「ワル」って読む感じだ。基本スペックが高く、また、戦いのスタイルが、実にヒール的だ。力を持っている強い者が、この世では勝つ、そんなスタンスらしい。そんなバンデロに従っているのが、ブラックキング。レッドキングは、どちらかと言えば、愛嬌がある感じだけど、ブラックキングはバンデロの相棒だけあって、顔付が凶悪。

『ウルトラマン』シリーズには、多くのタッグ星人&怪獣が出てくるけど、バンデロとブラックキングはかなり上位なのではないかな、と思った。個でも、かなり強いけど、連携で攻めると、エックスだけじゃなく、ゼロも苦戦させられていたからな。けど、それは裏を返すと、タッグで挑み、連携させなければ、苦戦はしないで済むってこと。グルマン博士のフォローにより、次元移動の能力を獲得したエックスはゼロのピンチに駆けつけ、ブラックキング・ドリルカスタムと対峙。サイバー怪獣の特性を活かしたアーマーを駆使し、見事に撃破していました。ゼロの方も、バンデロとの対決を華麗に制していましたね。自身が口にしていた、強い者が勝ち、弱い者が負ける、そんな自然の摂理に従う形でしたね。

この第9話では、ゼロとエックスの絆も印象的でしたけど、彼ら以上にインパクトを見る者に与えていたのは、やはり、ルイさんでしょう。戦闘力そのものは低いんですけど、心の方は、かなり強い女性ですよね。帰りたい、怖い、と弱音こそ吐いていましたが、バンデロに対して臆せずに挑み、間違っている、と言い返す度胸も持ち合わせていましたね。そして、ゼロにゾッコンとなり、写真撮影をおねだりできる胆力よ。

 

王様戦隊キングオージャー

第9話「ギラ逃走中」は、側近たちの活躍(?)がメインになっている回でしたね。また、ゴッドホッパーの戦いも見所でした。

前回、ラクレスに敗れてしまったギラ。彼の運が強いからなのか、それとも、ラクレスに何らかの思惑があったからなのか、傷は負えど、命は拾っていました。そんなギラをラクレスには絶対、渡さない、一致団結して守り抜く、と誓うヤンマ、ヒメノ、カグラギ、リタ。しかし、我の強い四人が、そう、すんなりと協力し合う訳がない。腹の中で、相手を出し抜いて、ギラを独占する、と悪だくみ。まぁ、全員、同じ事を考えている辺り、何だかんだで仲が良い。とは言え、自分で動く訳には行かないので、王たちは信用できる側近へ、ギラ確保を命令。

シオカラ、セバスチャン、クロコは王への忠誠心が強いので、あの手この手で、ギラを自国へ連れて行こうとする。しかし、強すぎる忠誠心が空回りしてしまって、どうにも上手く、事が運ばない。そんな三人に振り回され、怪我の影響もあってか、ギラは疲れ気味。一方で、リタの側近ではなく、あえて言うなら、後継者ポジションであるモルフォーニャは仕方なくって感じ。しかし、皮肉なもんで、世の中、やる気がない者が、ちゃっかり、最高の結果を出したりするもの。見事、ギラを確保し、ゴッカンへ連れていく事に成功。リタのモノマネをしているシーンは、思わず、笑っちゃいました。

自分が仕える王たちの為に尽力する側近たちに、ギラは苦言を呈する。「忠誠と依存、孤高と傲慢は紙一重」、実に名言ですね。これは、やはり、ギラには王の血がしっかりと流れているんだな、と実感できるシーンでした。これを言えるのは、ギラ自身が、子供たちを守っているつもりで、実際は、彼等に守られている事を逃亡生活の中で痛感させられたからでしょうね。巨大サナギムとギラが召喚したキングオージャーの戦いに割り込んできたのが、三大守護神の一角たるゴッドホッパー。しかし、ここで、まさか、ホッパーがスコーピオンにホの字である事が明らかになるとは。え、何、ホッパー→スコーピオン→カブトの状況なの!? まぁ、そこはさておき、ギラはホッパーの協力も得られ、サナギムたちを撃破。

一先ずの危機は去ったかと思いきや、ゴッカンにも、デズナラク8世がやってきてしまう。既に、ヤンマ、ヒメノ、カグラギ、リタは、圧倒的な強さを誇るデズナラク8世に敗北してしまっていた。ここで気になるのが、ラクレスがデズナラク8世と戦っていない事。やっぱり、繋がっているのかね。それとも、他の理由があるからなのか。何にせよ、ギラが、この窮地をどう突破するのか、楽しみだ。

 

仮面ライダーギーツ

33話「慕情Ⅰ:バッファ無双」は、そのタイトルの通り、ジャマ神となったバッファの圧倒的な強さに、息を飲んでしまうストーリー展開でしたね。まぁ、最も、驚かされたのは、ラストでしたけども。

前回、ギーツとゲイザーを同時に倒す、そんな知性の高さを感じる作戦を成功させ、見事に、ジャマ神となった道長。「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」を手にした道長は、己の望みが叶えられる世界へ作り替える。その道長から、何としてでも、ヴィジョンドライバーを獲り返して、デザイアグランプリを再開催させたいチラミ。彼は多くの仮面ライダーを、バッファへぶつけようとするが、犠牲を増やすだけだ、とツムリは断固反対する。しかし、頭に血が上っているチラミが、彼女の意見に耳を貸すはずはなく、ナビゲーターなんだから、自分の仕事を全うしろ、と高圧的な態度を取ってくる始末。いるよなぁ、こういうパワハラ上司。

クソみてぇな奴とは言え、上司の命令には逆らえず、チラミはIDコアを配って回るしかない。その中には、弥音のボディガードであり、かつて、仮面ライダーとして戦った経験があるベンとジョンもいた。仮面ライダーの記憶を取り戻したのも束の間、来襲したのがバッファ。弥音を守るべく、仮面ライダーに変身するベンとジョン。まぁ、ライダーとしての姿はなく、バッファに瞬殺されちゃったけど。決して、ベンとジョンが弱い訳じゃなく、バッファが強くなりすぎているんだろうな。次々と、バッファの手にかかり、消滅していくライダーたち。どう考えても、これは、チラミが悪い、全面的に。

一方で、弥音の方にも動きが。ツムリは、彼女にもIDコアを渡していたけれど、バッファは弥音がそれに触る事を止めていた。何だかんだで、彼は甘さを捨てきれていないんでしょうね。弥音を敵として見てないのではなく、むしろ、あんな辛い思いをまた、させたくないんでしょう。そんな道長の慈悲を踏み躙るのが、当然のように、ベロバ。とことん、この婆は性根が腐っている。あれか、若くて可愛い弥音にジェラシーでも抱いているのか。最悪な記憶を思い出してしまい、意気消沈する弥音の元へ戻ってきたキューンは、自分達の生活している時代に来ないか、と誘う。果たして、弥音はこのまま戦う道を選ぶのか、それとも、幸せになれる場所に映る事を選ぶのか。

そして、バッファとジーン、グレア2は激しい戦いを繰り広げる。ジーンは当然として、グレア2も案外、健闘していた。けれど、やはり、バッファは強い。悲嘆に暮れる中、もしも、ギーツがいたら、と考えてしまうツムリ。これまで、ずっと戦い続けてきた英寿であれば、この戦いに於ける正しい答えを、自分に示してくれるんじゃないか、と期待したのである。そんな彼女の切実な願いが、奇跡を起こす。ギーツが復活するってのは予想していたけど、こんなにも早いとは。また、謎の男の発言も気になるトコだ。あれか、創世の女神として、多くの仮面ライダーの願いを叶え続けてきた英寿の母親は、そろそろ限界で、次代が必要なのか。そして、ツムリが新たな創世の女神になってしまう流れか? ほんと、誰がラスボスになるのか、全然、分からなくなってきたな。

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