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唐津市近代図書館のイベント情報

主に展覧会についてお知らせします
(ときどき、他の施設の情報も…)

※2025年3月31日をもって更新終了

明治と唐津藩…「大島小太郎とその時代」展 (3/30まで)

2011年03月05日 | 展覧会
今日から始まった「大島小太郎とその時代」展について、章毎に簡単に紹介していきたいと思います。


Ⅰ プロローグ 明治と唐津藩

 佐賀県北部の都市、唐津は江戸時代、二代目の藩主大久保氏以来、譜代藩として松平、土井、水野といった諸家によって統治されました。文化14年(1817)奥州棚倉から小笠原氏が転封し、最後の藩主となります。
 小笠原家は、明治2年(1869)の藩籍奉還までの五代52年間、唐津藩を治めました。この間、嘉永6年(1853)の黒船来航によって始まる幕末動乱の嵐の中で、譜代藩としての唐津藩も激動の波に揺られました。特に、最後の藩主であった長国の時代は、世子、長行が老中格として徳川政権の中枢にあり、生麦事件の処理、第二次長州戦争の全権といった役割を担ったことから、薩長政権からは厳しい処置がなされました。
こうした幕末期の変動期にもかかわらず、譜代藩の宿命として佐幕派としての位置で、時代を乗り切ることになった藩士達は、英語学校という場を借りて、新時代への幕開けを予感し、かつ、乗り越えていきました。
 この新しい時代を切り開き、近代唐津を支えた人々の軌跡こそが、現代唐津の幕開けであったと考えられます。


この章では、明治5~14年頃の「唐津城絵図」や、唐津藩の絵師だった長谷川雪塘の「唐津城下町図」、18歳の若き高橋是清が英語教師を務めた唐津の英語学校「耐恒寮」(明治4~5年)などについて紹介しています。
この耐恒寮では、大島小太郎のほか、辰野金吾や曾根達蔵、天野為之らが学びました。


本展の会期終盤の3月26日(土)には、旧唐津銀行(辰野金吾設計監修、田中実設計)もリニューアルオープンします。
26日(土)・27日(日)には、いろいろなイベントも予定されているとか。
くわしくは、旧唐津銀行ホームページをご覧くださいね。
http://karatsu-bank.jp/


大島小太郎とその時代展

【とき】
  3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
  午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)

【休館日】
  月曜日

【ところ】
  唐津市近代図書館 美術ホール(1階)

【主催】
  唐津市教育委員会

【問い合わせ】
  文化課:0955-72-9171



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/

【シンポジウム】唐津と早稲田をつなぐ偉人たち (高齢者ふれあい会館りふれ)

2011年03月05日 | 唐津の情報
天野為之記念シンポジウム「唐津と早稲田をつなぐ偉人たち」が、唐津市高齢者ふれあい会館りふれで開催されます。

「早稲田の四尊」のひとりとして早稲田大学の草創期に大学の礎を築き、明治期の日本近代経済学の発展に貢献した郷土の偉人・天野為之の業績を辿るとともに、早稲田大学と唐津の偉人たちとの深い縁を紐解きます。

入場は無料ですが、事前の申し込みが必要とのこと。
くわしくは、「からつ大学交流連携センター」などにお問い合わせください。


【とき】
  3月19日(土)
  午後2時-4時30分
  ※ 受付開始は午後1時30分

【ところ】
  唐津市高齢者会館りふれ(二タ子3丁目)

【内容】
  ①基調講演「早稲田大学と唐津の偉人たち」
  ②シンポジウム「天野為之が遺したこと」

【入場料】
  無料 ※ 事前に申し込みが必要

【定員】
  200人
  電話・FAXまたはEメールで申し込み

【申し込み先】
  からつ大学交流連携センター
   TEL:0955-70-1515
   FAX:0955-70-1516
   E-mail:k-daigaku@po1.people-i.ne.jp

【問い合わせ先】
  からつ大学交流連携センター
   TEL:0955-70-1515
  唐津市企画経営部 早稲田佐賀中学・高校交流推進室
   TEL:0955-72-9115
  唐津早稲田交流推進協議会
   TEL:0955-58-9000

【主催】
  唐津早稲田交流推進協議会

大島小太郎とその時代展 (3/5~30)

2011年03月05日 | 展覧会
「大島小太郎とその時代」展、本日OPENしました!

本展覧会では、唐津銀行の初代頭取として唐津の近代化を支えた先覚者 大島小太郎(1859-1947)の業績を顕彰するとともに、旧大島邸や旧唐津銀行などの歴史遺産を通して、近代唐津の歴史をたどり、現代の唐津へ投げかけるものを考えます。

今回は、「大島小太郎とその時代」を次の6つのテーマで考えてみました。

 Ⅰ プロローグ 明治と唐津藩
 Ⅱ 大島興義、小太郎の時代
 Ⅲ 人物群像の語るもの
 Ⅳ 大島小太郎の仕事
 Ⅴ 今に残る文物-歴史の遺産達
 Ⅵ エピローグ 大島小太郎伝

「うーん、なんだか難しそう…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
歴史的な資料以外にも、寛永年間(1624~1644)に作られたかわいらしいおひなさま(大きさは10㎝前後!)や、華やかなふすま絵、迫力ある鷲(わし)のついたて、花鳥を描いた建具など、見て楽しめるものもいろいろありますよ。
明治以降の唐津の風景もたくさん出てきます。
この機会に、ぜひご来場くださいね。


【とき】
  3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
  午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)

【休館日】
  月曜日

【ところ】
  唐津市近代図書館 美術ホール(1階)

【主催】
  唐津市教育委員会

【問い合わせ】
  文化課:0955-72-9171



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/