今日から始まった「大島小太郎とその時代」展について、章毎に簡単に紹介していきたいと思います。
Ⅰ プロローグ 明治と唐津藩
佐賀県北部の都市、唐津は江戸時代、二代目の藩主大久保氏以来、譜代藩として松平、土井、水野といった諸家によって統治されました。文化14年(1817)奥州棚倉から小笠原氏が転封し、最後の藩主となります。
小笠原家は、明治2年(1869)の藩籍奉還までの五代52年間、唐津藩を治めました。この間、嘉永6年(1853)の黒船来航によって始まる幕末動乱の嵐の中で、譜代藩としての唐津藩も激動の波に揺られました。特に、最後の藩主であった長国の時代は、世子、長行が老中格として徳川政権の中枢にあり、生麦事件の処理、第二次長州戦争の全権といった役割を担ったことから、薩長政権からは厳しい処置がなされました。
こうした幕末期の変動期にもかかわらず、譜代藩の宿命として佐幕派としての位置で、時代を乗り切ることになった藩士達は、英語学校という場を借りて、新時代への幕開けを予感し、かつ、乗り越えていきました。
この新しい時代を切り開き、近代唐津を支えた人々の軌跡こそが、現代唐津の幕開けであったと考えられます。
この章では、明治5~14年頃の「唐津城絵図」や、唐津藩の絵師だった長谷川雪塘の「唐津城下町図」、18歳の若き高橋是清が英語教師を務めた唐津の英語学校「耐恒寮」(明治4~5年)などについて紹介しています。
この耐恒寮では、大島小太郎のほか、辰野金吾や曾根達蔵、天野為之らが学びました。
本展の会期終盤の3月26日(土)には、旧唐津銀行(辰野金吾設計監修、田中実設計)もリニューアルオープンします。
26日(土)・27日(日)には、いろいろなイベントも予定されているとか。
くわしくは、旧唐津銀行ホームページをご覧くださいね。
http://karatsu-bank.jp/
大島小太郎とその時代展
【とき】
3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)
【休館日】
月曜日
【ところ】
唐津市近代図書館 美術ホール(1階)
【主催】
唐津市教育委員会
【問い合わせ】
文化課:0955-72-9171
■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/
Ⅰ プロローグ 明治と唐津藩
佐賀県北部の都市、唐津は江戸時代、二代目の藩主大久保氏以来、譜代藩として松平、土井、水野といった諸家によって統治されました。文化14年(1817)奥州棚倉から小笠原氏が転封し、最後の藩主となります。
小笠原家は、明治2年(1869)の藩籍奉還までの五代52年間、唐津藩を治めました。この間、嘉永6年(1853)の黒船来航によって始まる幕末動乱の嵐の中で、譜代藩としての唐津藩も激動の波に揺られました。特に、最後の藩主であった長国の時代は、世子、長行が老中格として徳川政権の中枢にあり、生麦事件の処理、第二次長州戦争の全権といった役割を担ったことから、薩長政権からは厳しい処置がなされました。
こうした幕末期の変動期にもかかわらず、譜代藩の宿命として佐幕派としての位置で、時代を乗り切ることになった藩士達は、英語学校という場を借りて、新時代への幕開けを予感し、かつ、乗り越えていきました。
この新しい時代を切り開き、近代唐津を支えた人々の軌跡こそが、現代唐津の幕開けであったと考えられます。
この章では、明治5~14年頃の「唐津城絵図」や、唐津藩の絵師だった長谷川雪塘の「唐津城下町図」、18歳の若き高橋是清が英語教師を務めた唐津の英語学校「耐恒寮」(明治4~5年)などについて紹介しています。
この耐恒寮では、大島小太郎のほか、辰野金吾や曾根達蔵、天野為之らが学びました。
本展の会期終盤の3月26日(土)には、旧唐津銀行(辰野金吾設計監修、田中実設計)もリニューアルオープンします。
26日(土)・27日(日)には、いろいろなイベントも予定されているとか。
くわしくは、旧唐津銀行ホームページをご覧くださいね。
http://karatsu-bank.jp/
大島小太郎とその時代展
【とき】
3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)
【休館日】
月曜日
【ところ】
唐津市近代図書館 美術ホール(1階)
【主催】
唐津市教育委員会
【問い合わせ】
文化課:0955-72-9171
■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/