唐津市近代図書館のイベント情報

主に展覧会についてお知らせします
(ときどき、他の施設の情報も…)

【旧唐津銀行】 旧唐津銀行リニューアルオープン (3/26)

2011年03月13日 | 唐津の情報
近代図書館では、現在「大島小太郎とその時代」展を開催していますが、大島小太郎にゆかりの深い「旧唐津銀行」(辰野金吾設計監修・田中実設計)が、3月26日(日)にリニューアルオープンします。
くわしくは、唐津市観光課にお問い合わせください。

↓ 旧唐銀行ホームページ
http://karatsu-bank.jp/


【とき・内容】
  3月26日(土)
  10:00~子供たち100人によるテープカット
  13:00~トーク&ライブコンサート(要申込)

  3月27日(日)
  11:00~1日限りの旧唐カフェ&ライブコンサート
  11:00~唐津の近代化遺産を巡るツアー(有料・要申込)

【ところ】
  旧唐津銀行(唐津市本町)ほか

【申し込み・問い合わせ】
  唐津市観光課
   TEL:0955-72-9127
   FAX:0955-72-9182
   E-mail:kankou@city.karatsu.lg.jp

唐津東高等学校と中学校の美術部・書道部・写真部合同展 (3/13~20)

2011年03月13日 | 展覧会
現在、1階美術ホールで「大島小太郎とその時代」展を開催していますが、4階では今日から唐津東高等学校・中学校の美術部・書道部・写真部の合同展が開催されています。
こちらは、3月20日(日)まで。
最終日は午後3時で終了します。

学生たちの力作約90点が勢ぞろい!
この機会にぜひご鑑賞くださいね。


【とき】
 3月13日(日)-3月20日(日) 入場無料
 午前10時-午後6時
 最終日3月20日(日)は午後3時で終了
  
【休館日】
 3月14日(月)

【ところ】
 唐津市近代図書館 4階会議室・ロビー



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/

文物の語るもの…「大島小太郎とその時代」展 (3/30まで)

2011年03月13日 | 展覧会
写真:旧大島邸の寛永雛
※ 写真の無断転載はご遠慮ください。

「大島小太郎とその時代」展の章毎の紹介、第五回目です。

Ⅴ 文物の語るもの―今に残る歴史遺産―

 明治、大正、昭和と近代から現在へと時代は変わっていき、その時代を生きた人々の足跡を辿るものとして、わずかに残されたものがあります。それは、建物であり、景観であり、物としての品々です。 
 大島興義、小太郎親子の残したものは、建物等の一部かもしれませんが、時代をつくるという意味では、現代に繋がる多くのものを生み出しました。
 この中から、旧唐津銀行と旧大島邸という建物を通して、大島小太郎が抱いた思いを、近代という場面でどのように表現したかを見てみましょう。
 旧唐津銀行は、明治18年(1885)に創設された当時の唐津町大石町の本店を明治45年(1912)に新たに建物を本町に移転新築したものです。設計は、田中実、建築は清水組(現清水建設)が担当しました。かつての三の丸外濠を埋め立てて、その場所に建てられています。この表側は、当時のメーンストリートである通りで、昭和初期までは、軌道が走る通りでした。
 向かいには、貯蓄銀行等の金融機関、通りを隔てた場所には東松浦郡役所が建てられ、後ろには警察署がある、まさに町の中心地でした。というのも、この場所こそは、外郭から濠を渡り、三の丸に入る門口であり、大手門の広場であったのです。そうした意味で、この広場に公的な施設が明治期に生まれていったのも人々の意識として無理からぬものがあったものと考えられます。
 一方、大島興義、小太郎の住宅は、かつては郭外にあったものが、維新後郭内に居住するようになり、明治10年代後半には、城内の地に住まうようになったようです。今回の解体調査でも、明治26年(1893)の墨書が確認され、この時代には今に残る主屋が建てられていたことがわかります。近代和風という時代を象徴する建物や時代の空気を建具等や残された遺品から見てみましょう。


この章では、旧唐津銀行(明治18年大石町・明治45年本町)の写真や彩色図面、旧大島邸の写真、旧大島邸にあった建具類などを紹介しています。
会場の正面には、彩り鮮やかな襖(ふすま)「春秋図」(長谷川雪塘・画)と床の間天袋(てんぶくろ)「桜と燕」、「菊と鳥」を展示。ほかにも、ワシを描いた衝立(ついたて)や、江戸時代前期の雛人形「寛永雛」などもあります。
この寛永雛、現存するもっとも古い形式の座り雛と考えられています。寛永年間(1624~44)に制作されたといわれ、この名称がついているとか。男雛が12㎝あまり、女雛は9㎝あまりの、かわいらしい素朴なおひなさまです。
また、会場入口のガラスケースに、でん! と展示されているのが、旧大島邸正面玄関の「板蟇股(いたかえるまた)」。
正面側に三つ揚羽蝶の大島家の家紋が彫られ、裏側には大島家の屋根を覆う瓦の棟瓦に使われた鬼板の文様と同じく、「大」の字が掘り出されています。(※ 裏側は見えません、ゴメンナサイ) 正面は格式どおりの家紋、裏に近代の身分を示した大島小太郎の姿勢が見て取れるものです。


大島小太郎とその時代展

【とき】
  3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
  午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)

【休館日】
  月曜日

【ところ】
  唐津市近代図書館 美術ホール(1階)

【主催】
  唐津市教育委員会

【問い合わせ】
  文化課:0955-72-9171



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/