「大島小太郎とその時代」展の章毎の紹介も第六回目、最終回になります。
Ⅵ エピローグ 大島小太郎伝
明治末年から大正初期をピークに、近代化の波は退潮期を向かえ、その始まりが昭和初期の世界恐慌となって日本全域に影響を与えることになります。唐津市はその逆境をばねにし、市を誕生させ、国際観光都市という新しい風貌をもつて進むことになります。吉田初三郎の鳥瞰図は、新しい唐津の広告そのものだったと考えられます。そして、これが現代唐津への第一歩でもありました。
大島小太郎らが活躍した時代、近代の唐津は、活気とともに華やぎを生み出した時代でもあり、近世という重い鎧を脱いで人々が自由という門出を歩みだした時代でもありました。そのスタートには、高橋是清が存在し、そしてその死を境とするかのように、悲しい時代をむかえます。
大島小太郎はそうした第二次大戦が終了し、平和な時代が日本に再び訪れるともに、この世を去りました。
明治という世界に泳ぎ出した人々が、試練を経ながら近代を築いていった姿そのものが、大島小太郎の人生に重なりました。そうした意味で、唐津の基礎づくりこそ、かれの生きた時代だったのだと考えます。
この章では、近代唐津を支えた石炭産業に関する資料・写真、唐津近松座(大正3年)の写真・図面、昭和8年の「唐津鳥瞰図」の複製(吉田初三郎・画)、妙見から大島への海中鉄道が描かれた昭和2年の「唐津風景」(武藤辰平・画)などを紹介しています。
また、「大島小太郎総合年表」では、同時代の外交の動きや文化・生活、唐津の動きなどにも触れています。
大島小太郎とその時代展
【とき】
3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)
【休館日】
月曜日
【ところ】
唐津市近代図書館 美術ホール(1階)
【主催】
唐津市教育委員会
【問い合わせ】
文化課:0955-72-9171
■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/
Ⅵ エピローグ 大島小太郎伝
明治末年から大正初期をピークに、近代化の波は退潮期を向かえ、その始まりが昭和初期の世界恐慌となって日本全域に影響を与えることになります。唐津市はその逆境をばねにし、市を誕生させ、国際観光都市という新しい風貌をもつて進むことになります。吉田初三郎の鳥瞰図は、新しい唐津の広告そのものだったと考えられます。そして、これが現代唐津への第一歩でもありました。
大島小太郎らが活躍した時代、近代の唐津は、活気とともに華やぎを生み出した時代でもあり、近世という重い鎧を脱いで人々が自由という門出を歩みだした時代でもありました。そのスタートには、高橋是清が存在し、そしてその死を境とするかのように、悲しい時代をむかえます。
大島小太郎はそうした第二次大戦が終了し、平和な時代が日本に再び訪れるともに、この世を去りました。
明治という世界に泳ぎ出した人々が、試練を経ながら近代を築いていった姿そのものが、大島小太郎の人生に重なりました。そうした意味で、唐津の基礎づくりこそ、かれの生きた時代だったのだと考えます。
この章では、近代唐津を支えた石炭産業に関する資料・写真、唐津近松座(大正3年)の写真・図面、昭和8年の「唐津鳥瞰図」の複製(吉田初三郎・画)、妙見から大島への海中鉄道が描かれた昭和2年の「唐津風景」(武藤辰平・画)などを紹介しています。
また、「大島小太郎総合年表」では、同時代の外交の動きや文化・生活、唐津の動きなどにも触れています。
大島小太郎とその時代展
【とき】
3月5日(土)-3月30日(水)まで 入場無料
午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)
【休館日】
月曜日
【ところ】
唐津市近代図書館 美術ホール(1階)
【主催】
唐津市教育委員会
【問い合わせ】
文化課:0955-72-9171
■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/