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NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影(37)

2022-08-15 00:04:46 | 星雲・星団(c)
(1)NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(いて座)
  M8(干潟星雲)[19,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:Newスカイステージ 300mm F4[1-2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mm天頂プリズム内蔵ファインダー(スコープテック)[3-4]
  イメージセンサ:SVBONY SV905C(SONY IMX225 1/3型 1280x960 3.75μm)[5-7]
  フィルタ:Quad BP フィルター III[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] トリミング処理

(2)NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影結果

2022-08-07 20:49 M8
SV905C(QBPⅢ), NEWスカイステージ 300mm F4
SV905C(QBPⅢ), Gain 400, Exp. 8sec, WB(B=194 G=128 R=207), 1280x960, RAW16, StackedFrames=38, Total Exp. 304sec
※M8を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正を実施


M8付近をトリミング(640x480)

・対物レンズ口径:76mm
・ドーズの分解能:1.52"
・イメージセンサ分解能:5.16"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:3.75μm)
・倍率(FOV):x86(0.69°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、NEWスカイステージにSV905C(QBPⅢフィルタ付)を取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空(月あり、薄雲あり)において、ライブスタック機能を活用し、いて座のM8を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正を試みた。

参考文献:
(1)New スカイステージ
(2)SKYWALKER SW-1PC/NEW SKYSTAGE取扱説明書
(3)6倍30mm天頂プリズム内蔵ファインダー
(4)6X30ファインダー用ブラケットR70
(5)SVBONY SV905C ガイディングカメラ [カラー]
(6)SONY IMX224LQR, IMX225LQR
(7)SVBONY
(8)Quad BP フィルター III
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)干潟星雲-Wikipedia
(20)散光星雲-Wikipedia
(21)輝線星雲-Wikipedia
(22)いて座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.145-156.
(24)メシエ天体-NAOJ
(25)カテゴリー 星雲・星団(c)-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(39)-goo blog
(27)NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影(36)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(31)QHY5III485C、7cmF2.9(fl=204mm)ニュートン反射による電視観望-浮気なぼくら
(32)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(33)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(34)最安EAA(電視観望)かな?
(35)SV905CガイディングカメラをNEWTONYでの電視観望に使ってみる-浮気なぼくら
(36)(続)はたらくNEWTONYくん:天体写真まとめ-M87JET のブログ

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2 コメント

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M8干潟星雲の写真に関して (starskys2)
2022-08-15 09:55:05
新星空の友です。

約半年ぶりにコメントさせて頂きます。
望遠鏡をいろいろ替えて星雲・星団等を撮影しているようですね。
M8(散光星雲)の写真、拝見しました。
散光星雲は光害の都会でもQBPフィルター等の干渉フィルターを使いますと、きれいに写ります。但し、透過波長が赤から赤外の長波長のため総露出時間を長くする必要があります。
貴殿の総露出時間は約5分ですので、短いです。
少なくとも15分~30分の総露出時間が必要です。
一晩で撮影できない場合は、何日かに掛けてたくさん撮影して撮影総コマ数(総露出時間)を増やして写真制作します。
撮影感度もありますが、私は昨年総露出時間15分強でM8をまあまあの写りで撮影できています。
貴殿ももっと総露出時間が長く(できれば20~30分)してみてはどうでしょうか。
一度実験してみることをお勧めします。
M27亜鈴星雲もLPR-Nフィルター等を使ってもっと長露出時間しますと、細部が写ると思います。
アルビレオ等の重星写真も拝見しました。
重星は角距離にもよりますが、やはり10cm以上の望遠鏡(焦点距離1m以上)で撮影した方が良いでしょう。重星が分離して写り易いですから。
いろいろ書きましたが、今後の参考になれば幸いです。
猛暑の中、どうぞ体に気を付けて益々のご活躍を願っています。
返信する
Re:M8干潟星雲の写真に関して (KIMUKAZU)
2022-08-15 13:15:10
新星空の友 様
コメント、ありがとうございます。
都内のベランダにて「ほしぞらの探訪」をガイドに、夏から秋の星座観察(電視観望)をマイペースで楽しんでおります。
今回、いて座の散光星雲の観察に、QBPⅢフィルタを試用して見ました。
サイトロン社「電視観望実践ガイドブック」に記載の通り、QBPⅢフィルタは光害耐性に非常に有効であることが確認できました。
ご指摘のQBPフィルタ使用時の露出時間について、今後のライブスタック撮影の参考にさせていただきます。
また、当方の電視観望においては、天体導入にプレートソルブ技術が、運用上必須になります。
現在は、プレートソルブの容易な短焦点鏡筒(F値小、ノータッチガイド)を使用しておりますが、
今後は、より技術的ハードルの高い長焦点鏡筒(F値大、オートガイド要)にも、ステップを踏んで挑戦して見たいと考えています。
よろしくお願いいたします。
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