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MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(26)

2023-06-13 00:07:27 | 恒星
(1)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(はくちょう座)
  アルビレオ(はくちょう座β星)[17,20-21]
 ・機材
  望遠鏡:MAK127SP 1500mm F12[1-2]
  ファインダ:AstroStreet 8x50mm 90°正立像ファインダ
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[3-4]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[5]
  レデューサ:KASAI x0.5 1.25インチフォーカルレデューサ[6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[12] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[14]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[7] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[8-9] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[10] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[11] append処理、トリミング処理

(2)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-05-24 23:45 アルビレオ(角距離:34"[19])
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MKA127SP 1500mm x0.67(レデューサ) F8(合成値)
Gain 450, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=270 G=0 R=309), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=90, Total Exp. 180sec
※アルビレオを自動導入後にプレートソルブと同期を実施(f=1000mm設定でプレートソルブが成功)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


アルビレオ付近をトリミング(640x480)

・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"
・イメージセンサ分解能:1.20"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x172(0.26°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MAK127SPにNeptune-C Ⅱ(x0.67レデューサ付)を取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、はくちょう座のアルビレオの撮影を試みた。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(4)SONY IMX464LQR
(5)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(6)31.7mmアイピースレデューサ
(7)SharpCap
(8)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(9)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(10)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(11)ImageMagick
(12)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(13)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(14)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(15)今日のほしぞら
(16)Stellarium-Web
(17)アルビレオ-Wikipedia
(18)二重星-Wikipedia
(19)夏の二重星-阿南市科学センター/天文館
(20)はくちょう座-Wikipedia
(21)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.266-273.
(22)恒星-NAOJ
(23)カテゴリー 恒星-KIMUKAZU blog
(24)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(6)-goo blog
(25)トラベルスコープ70とSV305を用いた直焦点撮影(8)-goo blog
(26)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(27)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(28)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(29)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(30)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(31)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(32)電視観望ヘルプ: 三重編-ほしぞloveログ
(33)AZ-GTi をLANにぶら下げる
(34)AZ-GTi(AZ-GTe)をステーションモードにして無線LANルーターに繋ぐ
(35)Sky-Watcher Mak127で撮るディープスカイ
(36)レデューサー 低倍率広視野へ
(37)0.5倍の安価なレデューサーの適用範囲-ほしぞloveログ
(38)JUNZO 著、アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル、発行所 日本実業出版社、2023年5月20日初版発行.

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2 コメント

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重星アルビレオの写真に関して (starskys2)
2023-06-13 09:50:06
新星空の友です。

アルビレオの写真を拝見しました。
重星の二つの星がつぶれてくっついていますね。
重星の場合、露出オーバーになると、星がつぶれてくっついてしまいます。
アルビレオの離角は30秒以上ですので、口径127mmであれば、重星が完全に分離して隙間が大きく写ります。
GAINと露出時間をもっと小さくして適正露出を探すと、二つの星が完全に分離したように写ります。
一度試して頂きたく思います。
重星の観察・撮影も面白い対象ですね。光害の空でも十分楽しめます。
どうぞよろしくお願いします。
返信する
Re:重星アルビレオの写真に関して (KIMUKAZU)
2023-06-13 15:34:24
新星空の友 様
コメント、ありがとうございます。
梅雨入りで、ベランダでの星空観察は休止状態ですが、現在は、過去に観察した画像データ処理を楽しんでおります。
ここでのアルビレオは、MAK127SP(レデューサ付)を用いて、今回初めて電視観望&撮影を試みたものです。
上記では、プレートソルブ、ライブスタック、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みるために十分な露出(微光星が写る)に設定しております。
ご指摘の露出条件は、今後の参考にさせていただきます。
 例:シリウスBや惑星の撮影手法(動画撮影、スタック処理、Wavelet処理)
梅雨明けが待ち遠しいですが、これからも「ほしぞらの探訪」をガイドに、初夏の星空観察を楽しみたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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