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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(65)

2022-09-01 00:02:00 | 星雲・星団
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(こぎつね座)
  M27(亜鈴状星雲)[19,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] append処理

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2022-08-18 23:27 M27
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), MILTOL 200mm F4
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 15sec, WB(Auto)(B=226 G=0 R=450), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=28, Total Exp. 420sec
※M27を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


M27付近をトリミング(640x480)

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空(月あり、薄雲あり)において、ライブスタック機能を活用し、こぎつね座のM27を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)亜鈴状星雲-Wikipedia
(20)惑星状星雲-Wikipedia
(21)原始惑星状星雲-Wikipedia
(22)こぎつね座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.169-176.
(24)メシエ天体-NAOJ
(25)カテゴリー 星雲・星団-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(29)-goo blog
(27)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(49)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(34)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(35)最安EAA(電視観望)かな?
(36)画面中央のカブりはアダプターが原因-浮気なぼくら

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2 コメント

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画像ファイル形式 (tsakae)
2022-09-01 08:46:45
fitsファイルは知りませんでした。
基本jpeg gif png なので
Photoshopにも この形式はありませんでした。Webp は最近使える様になりました。
返信する
Re:画像ファイル形式 (KIMUKAZU)
2022-09-01 13:22:30
tsakae 様
コメント、ありがとうございます。
fitsファイルは、天文科学用の画像フォーマットのようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/FITS

Wikipediaの記述では、Photoshopは単純なFITS形式のファイルを読み込むことができるようです。
返信する

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