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NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影(43)

2022-10-08 06:58:52 | 星雲・星団(c)
(1)NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(みずがめ座)
  NGC7293(らせん星雲)[19,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:Newスカイステージ 300mm F4[1-2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mm天頂プリズム内蔵ファインダー(スコープテック)[3-4]
  イメージセンサ:SVBONY SV905C(SONY IMX225 1/3型 1280x960 3.75μm)[5-7]
  フィルタ:Quad BP フィルター III[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] append処理

(2)NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影結果

2022-10-01 21:02 NGC7293
SV905C(QBPⅢ), NEWスカイステージ 300mm F4
SV905C(QBPⅢ), Gain 400, Exp. 6sec, WB(B=193 G=128 R=303), 1280x960, RAW16, StackedFrames=50, Total Exp. 300sec
※NGC7293を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


NGC7293付近をトリミング(800x600)

・対物レンズ口径:76mm
・ドーズの分解能:1.52"
・イメージセンサ分解能:5.16"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:3.75μm)
・倍率(FOV):x86(0.69°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、NEWスカイステージにSV905C(QBPⅢフィルタ付)を取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、みずがめ座のNGC7293を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)New スカイステージ
(2)SKYWALKER SW-1PC/NEW SKYSTAGE取扱説明書
(3)6倍30mm天頂プリズム内蔵ファインダー
(4)6X30ファインダー用ブラケットR70
(5)SVBONY SV905C ガイディングカメラ [カラー]
(6)SONY IMX224LQR, IMX225LQR
(7)SVBONY
(8)Quad BP フィルター III
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)らせん星雲-Wikipedia
(20)惑星状星雲-Wikipedia
(21)らせん星雲(NGC7293)
(22)みずがめ座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.196-202.
(24)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(25)カテゴリー 星雲・星団(c)-KIMUKAZU blog
(26)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(75)-goo blog
(27)トラベルスコープ70とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(31)QHY5III485C、7cmF2.9(fl=204mm)ニュートン反射による電視観望-浮気なぼくら
(32)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(33)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(34)最安EAA(電視観望)かな?
(35)SV905CガイディングカメラをNEWTONYでの電視観望に使ってみる-浮気なぼくら
(36)(続)はたらくNEWTONYくん:天体写真まとめ-M87JET のブログ

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2 コメント

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QBPフィルター使用による散光星雲写真に関して (starskys2)
2022-10-08 22:18:35
新星空の友です。

いつも私のブログを見て頂きまして、ありがとうございます。
久しぶりにコメントさせて頂きます。
QBPⅢフィルターによる散光星雲の写真を何点か拝見しました。
QBPフィルター使用の場合は通常よりも露出倍数が大きい(10倍ぐらいかもしれません)ですから、総露出時間は5分では少なすぎです。30分以上の総露出時間であれば、画像が濃くなってもっとハッキリした散光星雲になると思います。
貴殿のGAIN約400で露出4秒×75ショットでは総露出時間が少ないです。
1ショットの適正露出が20秒ぐらいであれば、90ショットで総露出時間30分になります。
パソコンの記憶容量が十分にあれば、ショット回数を増やしても支障ないと思います。
次に重星写真も拝見しました。
貴殿の重星写真の場合は、1ショット露出時間が長過ぎで露出オーバーになって、重星が十文字になっています。重星が点像で他の微恒星が写らないぐらいぐらいが適正露出になります。
尚、写真の四角ラインがいつも表示されていますが、写真としては四角ラインなしの方が見栄え良いです。
以上書きましたが、何か参考になれば幸いです。(余計なお世話かもしれませんが)
これからもどうぞ健康に留意して、東京の星空を楽しんで頂きますようよろしくお願いします。
返信する
Re:QBPフィルター使用による散光星雲写真に関して (KIMUKAZU)
2022-10-08 23:42:12
新星空の友 様
コメント、ありがとうございます。
都内のベランダにて「ほしぞらの探訪」をガイドに、秋の星座観察(電視観望)をマイペースで楽しんでおります。
ライブスタック撮影時では、SharpCapのヒストグラム画面を参考に、星空の明るさに応じて、露出やGainを適宜調整しております。
都内の星空は明るいためか、QBPフィルタを使用しても、露出時間は4~8秒より長くすると、画面が真っ白になってしまうことが多いです。
また、スタック数増加よる画質向上ですが、AZ-GTi赤道儀・ノータッチガイドの場合は、視野が動いてしまうので、総露出時間は、3~5分程度が現実的かつ効率的でした。
プレートソルブとライブスタックを活用した電視観望では、比較的短時間に容易に多くの天体撮影(ほとんどがお初)できるので、非常に楽しいです。
また、ASTAPによるαδ grid処理、Deepsky annotation処理機能は、初心者の私にとっては、非常に参考になるので、追加しております。
これからも、「ほしぞらの探訪」をガイドに、都内のベランダから電視観望をマイペースで楽しみたいと思います。
よろしくお願いします。
返信する

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